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シナリオ作り 真っ最中

10月末になっても、蚊に刺されまくっている僕です。
どうも稲本です。今回もよろしくお願いします。今日は映画関連の話です。

映画の舞台

今年末の映画はオリジナルではなく、とあるミュージカル映画のコピーです。これまでどおり、公開もできないやつになりますが、とにかくミュージカル映画です。タイトルの表示は控えますが、映画自体の舞台をキーワードだけ列挙すると「地中海」「外国人」「真夏」「海」です。

今何月でしょう?そう。10月も末。11月に入ろうとしているこの状況。その中でこの映画を撮影しなければなりません。全く逆なんです。「日本の海」「日本人」「冬」です。「海」はなんとかなると思いますが、間違いなく冬の海です。聞こえるのは山本譲二か北島三郎。おそらく景色にあう船は、漁船。漁船といっても大漁旗のかかった船でしょう。

まずやったこと

まず本編のセリフを書き起こしてもらいました。・・・といっても監督を拝命する前にどうやらプロジェクトは進行してたようで、知らない間にセリフの書き起こしは発生していました。で、その書き起こしを預かってとりあえず読んでみたら、「うーん」ってなりました。

なんと、書き起こしが「字幕」を書き起こしていたのです。字幕だといわゆる字面も意識されているので、口語表現じゃなかったりするのです。

具体的には「なんで?」というシーンが「なぜ?」となるわけです。

うーん、これではなかなか台本として・・・と思ったので、その書き起こしをベースに書き直すことに。

初めて見た

一切見たことのない映画だったこともありますので、思い切った行動に出てみました。それはあくまで字幕の書き起こしだけをみて、場面を想像しあっちこっちと自分を憑依させて文章を変えてみたのです。それにはおよそ1日かかりました。

これは企画書を書くのと同じなのですが、一晩寝かして翌朝もう一度読んでみる・・・というのを2回ほど繰り返し、とりあえずゼロ稿となる台本ができました。

「映画を見る」ChatGPT作

そのあと吹き替え版の映画を見て、答え合わせ。だいだい合ってたので、俺って才能あるかも!と勝手に家で一人でニヤニヤしてたのですが、字幕の書き起こしだけでは理解できなかった展開が映像と相まって理解ができるように。さらに書き換えるという作業。

・・・でやっと初稿ができあがりました。ここまで1週間。

気持ち悪さが止まらない

とりあえず初稿ができたので、一回客観視してもらうために聞いてもらいました。そこで気づくのがト書きの大切さ。僕の頭の中にある動きや表情をどんどんト書きに書き込むことになったので、それを次に台本に落とし込む作業。

そして、今回なんといってもミュージカル映画なので、このミュージカルってところをどう盛り込んでいくか・・・の検討が難しい。

だって、本当の舞台は「地中海」「外国人」「真夏」「海」です。つまり音楽は英語なわけです。歌唱シーンだけならまだしも会話の中で突然歌い出すのがミュージカル。

「日本の海」「日本人」「日本語」での芝居の中で、とあるタイミングで「英語」で歌い始める・・・キモ!ってなるわけです。

いくら頭を捻っても気持ち悪さが止まらないのです。どうしよう?って思っていたら、日本で舞台化された過去があったみたいで、サントラがありました。どこまでこれが参考になるか・・・はありましたが資料として購入。

これからここをどう埋め込んで尺を調整して・・・という作業がこれからです。


これまでの監督との会話の中でもう少し削った方がいいとか、舞台をどうのとか・・・少しだけ「じゃあ、あんたがやれよ」と思うこともあるのですが、そこはグッと堪えて、取り入れながら進めています。

まずはもう直ぐ仕上げなければならない台本とその先に待っているのは、香盤表の作成です。とにかく、台本を仕上げないと・・・・。

とにかく・・・と書いていたら、テレビでとにかく明るい安村が出ていました。

以上現場からお届けしました。


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