【妊娠の記録16】どうやって過ごそうか
前回記事はこちら。
この続きから書いていきます。
この頃、心音を測る機械を家で聞くのをやめた。
一度聞いて、自分でカウントをとると、毎日心拍がゆっくりになっていってる気がした。
怖くなった。
マイナスな思考になるのが嫌だった。
だから、辞めた。
働くことは辞めなかった。
家にずっと自分がいたら、どうなるか。
ずっとななちゃんの心臓のことを考えてしまう。
お医者さんも働くことは止めなかった。
私が働くことで、お腹のななちゃんに影響することはない、と言っていた。
だったら、前向きにいつも通り過ごしたい。
働いて、職場の子どもたちと話したり、勉強したりしている方が、毎日明るい気持ちで入れる。
妊婦であることを隠したいなと思うようになった。特に知り合いの前では。
妊娠の話をされたくない。
前向きで明るい話題になるから。
みんないつ産まれてくるのか、次男3歳がお兄ちゃんになるのを楽しみにしてしまうから。
でも、それが叶う確率は低い。
なんて返事をしたらいいかわからない。
だから、おっきいお腹を隠したくなった。
でも、どんどん目立っていって隠せなかった。
一人一人に、ななちゃんの心臓の話をするのは無理だった。
毎回話すたびに涙が溢れてくるから。
家族や、ごく親しい友人にだけ話すようにした。
それでも、毎回の健診の話は、義母にですらするのが辛くなった。健診の結果は、自分の母にくらいしか伝えることができなくなった。
2024.4.11 26w5dの健診
主治医の先生に
どうすることにしましたか?
と尋ねられた。
家族で一緒に過ごすことにします。
と答えた。
治療はしない方向でいいですか?早く出すことも考えていないですね?
と確認された。
はい。
と答えた。
ななちゃんは、今もお腹の中で楽しそうに動いていますもんね。ななちゃんにとっては、お腹の中にいる時が1番とても幸せで、気持ちよいと思います。ななちゃんとたくさん思い出作ってくださいね。写真撮りにいったり、すごく遠くではなければ旅行に行ったり、とか…。
と先生に勧められた。
何しようかな〜と考えた。
そして、エコーが始まる。
腹水も入れたら、1000gを超える体重になってきました。腹水を抜くと850gくらいかな。
ななちゃんの腹水は増えていますね。
脈拍は、だいたい60/分くらいですね。
少しゆっくりになっていますね。
手や足も動かしていて、可愛いですねー。
あ、この手も可愛い!
(といいながら、先生も写真をたくさん撮っていました。)
お母さんの羊水量も増えてます。
赤ちゃんの腹水が増えると、お母さんの羊水量も増えるんですよ〜。うまく飲み込めなくなるので。
なので、切迫早産にならないように、お腹が張ったら必ず休んでくださいね〜。
あ、仕事、続けるんですか?
と先生に聞かれた。
はい!続けます!
え?前回の話聞いても続けるんですね?
続けます。家にいたら、気持ちが落ち込んじゃって、お腹の赤ちゃんにとってよくないんじゃないかなーって思ったので。
わかりました。
本当くれぐれもお腹の張りには気をつけてくださいね。
それから、お母さんの具合が悪くなったら、早く出すことも考えなくてはいけないので、血圧と体重を測ってくださいね。
と言われ、健診は終わった。
先生の言うとおり、ななちゃんがいつまで生きるかわからないけど、今はお腹の中で生きているから、その間に何をしよう?と考えた。
家族で写真を撮りに行こう!
と夫は言った。
あと友人に、
お腹の赤ちゃんと話せる人を知ってるから、紹介して欲しかったら言ってね。
と言われたのを思い出した。
ななちゃんとお話したいなー!
と思った。
それから、赤ちゃんと一緒に瞑想するヨガの先生を思い出した。ななちゃんがお腹にいる間に会わなきゃ!
そう思った。
一つずつやれることを計画していった。
ななちゃんの症状については、こちらの2つの記事から。