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【ななちゃんの心拍が止まってから①】家族への報告

ななちゃんの心拍が止まった日のことは、その日の気持ちで書きました。

気が動転して、その健診のときに少し説明を受けたけど、なんて言われたのかあまり理解できなかった。

先生もその気持ちを最初からわかっていて、何枚かの説明書と、次回の予約(5/7)をとってくれた。

それから、一度内診だけさせてほしいと言われ、

すぐに陣痛が来て欲しかったら、強めに診察します

と言ってくれたけど、次の日からゴールデンウィーク後半。私は、先生に

先生も今陣痛がきたら、困りますよね?

と尋ねると、

私もななちゃんに会いたいから、できれば6日以降がいいな

と言ってくれ、普通に診察してもらった。
そして、

何かあったら、(考えが決まったり相談したいことがあったら)今日は夕方までいるし、6日も1日中いるから、電話をかけてきていいですよ

と言ってくださった。

それから、看護師さんとも少し話し、入院の持ち物の説明を受け、

今すぐには無理だと思うけど、入院までに、産まれる時、産まれた後どんなことしたいか考えてみてくださいね

と言われた。


母に連絡。夫が義母に連絡。先生に、療養休暇とるための診断書も書いてもらうことになっていたので、そこに「子宮内胎児死亡」の言葉も入れてもらった。その場で職場に電話するのは辛かったので、その診断書と短い言葉で、必要な連絡だけ手紙を書き、職場に送った。

義母は泣きながら、家に訪ねてきた。

ななちゃん、〇〇ちゃん(私)もよく頑張ったね。一緒に山中湖も行けてよかったね。私はここまで育ててあげられなかったから(義母にも双子を流産した経験あり)、本当よく頑張ったよ。(気が動転してて、それ以外の言葉を覚えていません)

そんなことを話しながら大泣き。私もポロポロと泣きました。


そして、仕事が休みだった実家の母も、夕飯のおかずを作って届けてくれ、しばらく一緒にいてくれました。


娘や息子たちが帰ってきて、夕飯を食べた後、子どもたちにも話さないとな、と覚悟を決め、夫が話し始めました。(正直、どんな言葉で伝えたのか、覚えていません)


ママのお腹の中のななちゃんは、心臓が止まってしまったんだよ。ななちゃんは、お腹の中で死んじゃったんだ。


たぶん、これを分かりやすく言葉を選んで話してくれたと思います。長女は、報告したらすぐにポロポロ泣き始めました。私は、長女を抱きしめながら、一緒に泣きました。

長男も時間差で、生きて会えないってことがわかったようで、大きな声をあげて泣きました。長男のことも抱きしめました。

わーん、わーん、わーん、わーん、あー

少し具合の悪かった長男は、「もう寝るね」と布団に入って、そして、もう一度大きな声をあげて泣きました。


次男は、みんなが泣いてるのをキョトンと見ていました。(年少と言っても2月生まれで、まだ3歳になりたてです)次男にも、

赤ちゃんななちゃん、動かなくなっちゃったんだよ。

と説明しました。やっぱりキョトンとして、違うことを話していました。


次男以外の家族みんなで泣きました。それを見たグランマ(実母)も、泣きました。


でも、ななちゃんは、本当に一生懸命頑張ったんだよ。病気があったのに、一生懸命お腹の中で生きていたんだよ。ななちゃんは、最後心臓が1分間に30回くらいしか動かなかったけど、それでも頑張ってたんだよ。(子どもたちにも普通は160回と言ってありました)みんなと一緒に暮らして、お腹の中ですごく楽しかったって思うよ。山中湖もみんなで行けてよかったね。みんなで、最後にちゃんとお別れしようね。


そんなことを子どもたちに伝えたと思います。


この日、夜眠りにつくと、


黄色い光の中からななちゃんの声がおりてきた気がしました。


がんばりました


そう言っていました。そうだ、ななちゃんは、本当によく頑張ったんだな。


がんばったね、ななちゃん。


ななちゃんと同じように、私もこれからの人生、がんばって生きるよ。


次回は、決めなきゃいけないことと、ゴールデンウィーク中の心境などを綴りたいと思います。

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