【ななちゃんのお産②】



前回の続きから書いて行きたいと思います。


2024.5.7(30w3d)

入院した日は、午前に説明を聞き、午後はバースプランを考えながら、ゆっくり過ごした。

時々、目をつむって、お腹に手を当て、ななちゃんとお話もしながら。

この時は、心拍が止まった寂しさや悲しさもひと段落し、おそらく、どんな出産になるかな、ということをひたすら考えていたかな、と思う。


16時半ごろ、診察室に呼ばれ、子宮頸管を開く処置を開始した。

主治医の先生や看護師さんに

痛いですか?

と聞いたとき、

陣痛とは違った痛みです。

と言われた。痛み止めを飲むかとも聞かれたが、処置は5分くらいで終わる、とのことだったから、痛み止めは飲まなかった。

診察室に入ると、処置が始まった。
子宮頸管拡張剤を7本入れた。

カーテン越しなので、どのくらいの太さのどのくらいの長さのものが入ってるのか全く想像つかなかったが、何かで、カンカンカンと押し込む感じで、針を刺すとはまた違った痛み(違和感)を感じた。細いところに何か尖ったものを詰める感じ?ヒーッ。ーッスッ。と、声を出してしまうような感じ。

力を抜いた方が痛くなくて、早く終わりますよ〜と言われたので、陣痛の痛みを逃すように

ふぅ〜はぁ〜と息を吐いてなんとか我慢した。

入れてしまえば、あとは違和感のみ。
最初は、ちょっと生理痛のように痛く、部屋まで5mくらいの距離でも、車椅子に乗せられて戻った。

2時間くらいはごろごろしててくださいねー

と言われたので、ベッドで何もせず、ごろごろ過ごした。

生理痛のような痛みも1時間くらいは続いていたかな。


そうこうしているうちに、夕飯が届き、それは問題なく食べ、そのまままたゴロゴロし、そして、眠りについた。


生理痛のような痛みは治ったものの、少しすると今度は陣痛のような痛みの波が押し寄せてきた。

あー、確かに先生は、この処置だけで陣痛が起これば、それはそれでよいって言ってたなー

と思い出し、陣痛の波をベッドで1人で耐えていた。

正直、入院したことがほとんどないので、ナースコールをどんなタイミングで押せばいいのかわからない笑

どれくらいの陣痛がきたら、ナースコールしていいのかな?
まだ早いかな?
いろいろな患者さんがいて忙しいよな

そんなことを考えて、まだこの痛みは、定期的じゃないな。
さっきから5分間隔か。これが10回くらい続いたら呼ぼうかな。
この痛みじゃ、まだ1人で耐えられるな

と夜通し考え、そして、痛みと痛みの間に寝て、真夜中にもまとまって3時間くらいは眠れ、結局本陣痛にはつながらず、朝を迎えた。

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