【妊娠の記録③】ななちゃんの心臓について指摘された日
前回の健診から、5週間経った2024年1月30日(16w3d)。
この日が、私たちの中で、心が揺れた日でした。
「4週間後に来てくださいね。」
と言われていたにもかかわらず、4週間後の2024年1月23日は、次男の新型コロナ感染により、健診を1週間遅らせました。
朝職場に行って、授業を1つこなし、早退して、いつもの総合病院の待合室で待っているとき、夫から連絡が。
「今から俺も健診行っていい?」
こんなこと、次男妊娠(第三子妊娠)のときは一度もなかったので、少し動揺しましたが笑、
「いいよ!」
と返事して、一緒に待合室で待つことに。
夫の頭の中は、このとき、
男の子かな?女の子かな?
(この少し前に、ちょうど弟夫婦のお腹の子どもの性別がわかった頃でした)
たぶん、そんなことだったと思います。
順番が呼ばれ、まずは、いつもの先生と私が話し、
「特に問題のあるところは、ありませんね。(血液検査の結果)あと、エコー見て、助産院に紹介状書きますね。」
ひとまず安堵しました。そして、夫も呼ばれ、一緒にエコーを見ることに。
「頭からお尻までが10.7センチ、大きくなってますね。手と足も見えますね〜。、、、、(先生がエコーを見て、無言になり、長い時間見始める)」
「ちょっと下からも見たいんで、隣の部屋移動してくれますか?」
そして、移動して、内診もする。でも、またすぐ元の部屋に戻るように指示される。
夫「今日、性別わかるかな?わかるなら、聞いてみよう」
ここでも、まだ2人の中では、平和で穏やかな心でした。
そして、またエコーを見ていると、先生が
「胃が右に見えるんですよね。普通は左にあるはずの胃が右に見えます」
と言い始めます。私たちは訳もわからず
え??と一気に不安に。
「胃だけではなく、心臓も右にある気がします。見え方のせいなのか。。。」
え、どういうこと??
「さらに詳しく見たいので、隣の部屋のもっといい機械のエコーで見ましょう」
と言われ、また部屋をうつされました。そして、そこには、偉い感じの先生がもう1人。
「一緒に見させてください」
そして、先生方2人にエコーを診てもらい、結果が話されました。
「まだ16週で、早い時期なので、はっきりとしたことはわかりませんが、胃が右にあります。心臓も右にあります。それだけではなく、心臓は普通は、4つの部屋が見えるのですが、どうしても1つしか見えません。」
「心配なので、2週間後また来てくれますか?あ、やっぱり子ども医療センター(NICUもある、子ども専用の病院)に紹介状を書きます。診てもらってきてください。」
「心臓の疾患は、もう少し週数が経たないとハッキリしたことがわからないですが、100人に1人くらいは疾患があって、心臓に穴が空いてることもあるんです。生まれてきてからわかる人もいるし、大人になるまでわからない人もいるし」
そんな説明を聞きながら、うちの子は大丈夫なのか。数日前に胎動らしきものも感じたところだったので、本当に心配で心配でたまりませんでした。
先生に
「何か聞いておきたいことはありますか?」
と言われ、私は声を振り絞って
「生まれますか?」
と聞きました。すると、先生は、
「それも今はわからない。子ども医療で診てもらってください。」
と言われました。待合室で紹介状を待っているとき、涙がポロポロこぼれてきました。
ただこの日、この週数だから、分かったことなのかもしれない。前の週に予定通り健診してたら、まだ判明していなかったかもしれない。そして、偶然健診に行きたいと言った夫。一緒に話を聞くことができました。全てが偶然ではなく、必然だったように思えてきました。ななちゃんが、お腹にきてくれたことも、何か意味があることなんだろうな、って思っています。