ワーママ マミートラックを知っていますか?
マミートラックとは
産休や育休から復帰した女性が出世コースから外れたり、キャリアアップが難しくなったりする状況を指します。
つまり、子どもをもつことで、キャリアが停滞することです。
この場合のトラックとは、陸上競技の周回コースを意味し、同じ場所から抜け出せないことを表しています。
働く女性が増える一方で、それを迎える社会、企業の体制整備が遅れていることが、じわじわと表面化してきているのです。
なぜマミートラックが起きるのか
育休や時短勤務などが必要になった場合、時間や仕事内容に制約を受けることがあります。
確かに、お客様との大切な商談の多い営業職や、深夜や保育園が休みとなる土日祭日がシフトの中心だった場合に、現実的にこなせないことも多くなるでしょう。
子育て中は「子どもが急に熱を出して出社できない」「今すぐ迎えに行かなければならない」など、突発的なできごともしばしば起きます。
そのため、本人が今までどおりの勤務やキャリアアップを望んでいたとしても、会社側から簡単な業務に就くよう指示をされたり、大幅に業務内容を減らされたりということがあります。
そのことが、そのままキャリア形成に響くのです。
ただ、一言つけ加えたいのは、企業側は必ずしも悪意をもって行っているわけではありません。
ワーママへの配慮として行っている、けれど、本人は望んでいないというギャップが生じていることもあります。
マミートラックを解消しないとどうなるのか
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