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【連載小説】純文学を書いてみた

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初めて書いた小説です。僕と白杖ガールの心の交流を描きながら、「生きづらさ」について考えました。 しかしながら、純文学ではないような……
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【連載小説】純文学を書いてみた  最終話

【連載小説】純文学を書いてみた  最終話

大学生の「僕」はもう一度彼女に会うことができるのでしょうか?
前回…https://note.com/sev0504t/n/n87aa57030c68
1回目…https://note.com/sev0504t/n/n19bae988e901
最終回になります。読んでいただいてありがとうございます。
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 土曜日の朝、白いアルト

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【連載小説】純文学を書いてみた3-3

【連載小説】純文学を書いてみた3-3

外山滋比古さんの言葉。「作者の力は短く、優れた読者に認められた作品は命が長い」読み手が作品を自由に解釈することに文学の本質、面白さがあるのかもですね。11回目よろしくお願いいたします。
前回……https://note.com/sev0504t/n/n589432607e54
1-1(第1回)……https://note.com/sev0504t/n/n19bae988e901

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素人がステイホームで人生初めての純文学を書いてみた結果、自分と向き合い生きることを描いた「僕」からむしろ教わった話 ~あとがきにあらすじを添えて~

素人がステイホームで人生初めての純文学を書いてみた結果、自分と向き合い生きることを描いた「僕」からむしろ教わった話 ~あとがきにあらすじを添えて~

 全16回に分け、ひとつの物語を書き終えることができました。人生最初の私のつたない小説を読んでいただいた方々、発表の場、プラットホームを与えてくれたnoteさんに感謝です。読みにくさもたくさんあったと思いますが、本当にありがとうございました。

 10年くらい前から構想だけはしていました。母親を失ったことに何の感情も持てなかった主人公「僕」が、白杖ガールの「彩」と出会い、彼女との対話や交流を通して

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【連載小説】純文学を書いてみた3-4

【連載小説】純文学を書いてみた3-4

お盆ぼんぼん
我が家ではSwitch買う・買わない論争が…
前回…https://note.com/sev0504t/n/nc5ed7592445c
12回目よろしくお願いいたします。
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 毎週土曜日に僕らは会うようになった。

 学校に車で行き、父の点字本を受け取る。その後図書館で彼女に点字を教わった。自分

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