PMGCチーム解説Loops編−Loopsが強い3つの理由とは?PUBG Mobile

皆様ご無沙汰しております。PUBG Mobileの競技観戦が好きなざわしです。

現在PUBG Mobileでは2020年の世界王者を決める大会、 PMGCが開催中。最近の生きがいです。  12月11日現時点ではWEEK3のLeague Stageまで終了。WEEK3に関しては日本代表BLUE BEESは残念な結果となりましたが、まだファイナルを逃した訳ではないので、来週また応援したいと思います🎉

さて、世界大会となると、観戦してる多くの人は代表のBLUE BEESしか興味がないんじゃないかと思います。 しかし、世界のチームについても知っておくと、大会観戦がもっと楽しくなると思うので、今回は世界のチーム解説やりたいと思います。

って言っても、世界王者のBTRや中国のXQFは過去の大会から日本でもある程度は有名だし、他に解説してる人もいるようなので、今回解説するのは、ブラジル代表のLoops-E Sportsです🇧🇷

選手紹介

画像1

メインロースターは             CAIOWSKI (ケイウォスキ)         FEDERAL (フェデラル)           CARRILHO (カリロ)             GXLDEN (ギャルデン)            の4名です。読み方間違ってたらすまん。🙇‍♂️

また、大会開幕時にはDADIN(ダディン)という選手がいましたが、12月3日を最後にチームから離れているそうです。(この辺詳しくないので、知ってる方教えて下さい)

実績

画像2

LoopsはWEEK2終了時点でSUPER WEEKENDの順位は4位!!BTR、4AM、RRQに続く順位で、3位RRQとは1ポイント差です。

Loopsは今回いきなり台頭したチームという訳ではなく、本大会も優勝候補に名が出る程の実績がありました。

2020年6月に行われたAmericasプロリーグで優勝🏆 7月のワールドリーグWESTで準優勝🥈立て続けに世界で結果を残し注目されます。

 そしてPMGC出場を賭けた10月のAmericas-FINALでは、18マッチで5ドン勝つを獲得して、圧倒的な首位通過を果たしました!!

実績はこの辺にして、次はLoopsの強さの秘密を解説します。何故このチームは強いのか?それには3つの理由があります。

Loopsが強い訳① 動き出しの早さ

自分が過去の記事でも言っていますが、PUBGのムーブには大きく分けて2つのタイプが存在すると考えています。

①積極的に中央付近のポジションを取り、後半の試合展開を有利に組み立てるチーム 

②エリア際の薄いポジションを好み、キルを取りながら安全地帯へアプローチするチーム

これに当てはまるとLoopsは①のタイプを得意とするチームです。そして、Loops最大の強みはポジション取りの早さにあります!!

結論を言うと、自分は第1フェーズの動き出しが全24チームの中で1番早いのがLoopsだと思ってます。

エランゲルを例に本大会のLoopsはパラシュート降下地点にジョージポール南東のコンテナ地帯プリズン、シェルター付近を選択しています。

画像3

降下地点は中央ではなく、やや端を選んでることが分かります。その為、偏った安全地帯が出てしまうと、Loopsは移動距離が長くなるケースもあります。しかし、Loopsはどの様な安全地帯が出ても積極的に中央付近のポジションを狙います!!移動距離の長さを動き出しの早さでカバーして、他のチームより早くポジションを取ります。 

ところが、移動距離が長いと、最初から近くにいた他のチームと衝突してしまう事もあります。しかし、Loopsはインファイトにおいて、高い勝率を誇るんです。その理由が強さの秘密②です。

Loopsが強い訳② グレネードが上手すぎる!

世界大会を見ていると、グレネードの精度が高い選手が本当に多いですが、Loopsは中でもトップクラスに精度が高いです。ポジション取りのファイトは積極的に行うLoopsですが、グレネードによるダウンからファイトを有利に進める展開が大会中目立っています。

画像4

奥のRRQに向けてこの距離なら1投で簡単に

画像5

ボカンと💣簡単にグレネードで飛ばしちゃうので、見ている側は気持ちいいですねえ

大会初日のビケンディで終盤にKPを飛ばしたDADINのロンググレネードなんか意味分かりません。

Loopsが強い訳③ 2人のエースプレイヤー

Loopsには、チームが苦しい時、個人技でチームを救うエースプレイヤーが2人も存在します。その2人とは、CARRILHO選手FEDERAL選手です。

CARRILHO選手は7月のワールドリーグWestにおいて、WEEK1とWEEK2の2週でMVPに選ばれてる選手です。近距離の撃ち合いが強い印象で、本大会でも何度かクラッチプレイを見せています。

画像6

画像7

WEEK2 SUPER WEEKEND DAY2 においてBLUE BEESとポジション争いを行ったシーン。

BLUE BEESが4vs1と圧倒的有利な状況を作りましたが、最後のCARRILHO選手が粘り2キル回収するスーパープレイを見せました。(日本人からすれば苦いシーン😢)

もう1人がFEDERAL選手。Americas-FINALでは合計50キルMVPに選ばれています。近距離から遠距離まで得意なオールランダーな選手です。個人視点の映像を見ると、M416とトミーガンの組み合わせをよく持ってる印象です。

画像8

先日のWEEK3 LEAGUE Stageで見せたFEDERAL選手のスーパープレイ。スモーク中にいるはずの選手を、、

画像9

AWMのクイックショットで仕留めます。こんなことされたらどうしようもないです👏

この2人の選手がLoopsの中心火力となり、チームの強みであります。

試合を見てみよう

Loopsの強さの秘密が分かった所で、簡単に試合を見てみます。今回見てみる試合は PMGC最初のマッチです。

画像10

画像11

空路と安全地帯。Loopsはジョージポール南東のコンテナ地帯に降下。7番の緑がLoopsです。

画像12

試合開始5分地点でのマップの1部。既にLoopsはある程度のポジションを取れています。後続チームのA7(黄色11)は先にポジションを取られている為、Loopsとは距離を取ることとなります。     これはLoopsの強み①動き出しの早さによるものですね。

その後、Loopsは安全地帯にも恵まれ、最終盤まで4人生存を続けます。

画像13

フェーズ6の安全地帯は完全にLoopsが抑える状況。(画質悪いですごめんなさい)         東のNV-XQFと南を勝ち残るKLASを迎え撃ちます。

画像14

ここで決め手となるのはLoopsの強み②のグレネード!前衛のParaboyを落とし人数を削ります。

画像15

1箇所に集められたNV-XQFはグレネードを回避できません。最後は突貫で壊滅。

画像16

KLASとの4vs4もグレネードにより危なげなく取ります。そのままドン勝つ獲得です!!

最後に

PUBG Mobileはこれまで中国とSEAの2強という状態でしたが、アメリカ大陸最強のLoopsは彼らを脅かすチームとなっています。

気がついたらまた3時間ぐらい書いてしまいました。日本でも、PUBGの競技シーンがもっと盛り上がって欲しいと思います。それでは👏

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?