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多摩市まちゼミ2024 初心者のための試飲付きウィスキー講座・試飲ボトル❶

地域活性化を目指したコミュニケーションイベント『多摩市まちゼミ』に2講座を初出展します。

一つは本業、美容をテーマにした『イキイキ!セルフリンパトリートメント』講座。
そしてもう一つは趣味の推し活をいかして『初心者のための試飲付きウィスキー講座』

初心者のためと銘打っていますが、ウィスキー好き・これからウィスキーを楽しんでみたい・試飲のボトルに興味があるなどどなたでも大大大歓迎です!

特に多摩市近郊の方々!推し活で言うところの布教活動なので楽しく美味しい講座になっていますので、是非ご参加ご検討くださいね。

さて、講座のテーマに沿って7本のウィスキーを試飲予定でおります。
どんなウィスキーなのか簡単ご紹介をしてみたいと思います。
味の感想などワタクシのザッパな舌で感じた事なので、ゆる〜く読んでいただければ幸いです。

まず、ご紹介するのは
グレンモーレンジ蒸留所から2本。

この夏終売がリリースされたグレンモーレンジオリジナル10年

蒸留所の敷地内にあるターロギーの泉、ケルピーの泉を仕込み水に使って全蒸留所一首長のポットスチルで蒸留される地元スコットランドでは売り上げNo.1
その代表的なオフィシャルボトルでしたが、冒頭にも書いた通り終売となりました。
後継としてグレンモーレンジオリジナル12年が発売されるそうです。より進化するための模様替えのようですが、さてどんなお味なのか。まだ飲んでいませんが、楽しみではあります。

それはさておき、試飲ボトルの10年。
甘くフローラルな香りに柑橘系のさわかやさがプラスされていて軽やかで飲みやすいウィスキーです。
グレンモーレンジ蒸留所ではバーボン樽の樽材であるミズーリー州のホワイトオークを原木で買い付け2年間天日乾燥させ、ケンタッキーでオリジナルの樽(デザイナーカスク)として製樽。樽への注目はシェリーやマデラなどのワイン樽で後熟するウッドフィニッシュを世に広める事に。
因みに熟成樽から別樽に詰め替え数年熟成させる後熟(ウッドフェニッシュ)という手法を初めて取り入れたのはバアルヴェニー蒸留所です。

グレンモーレンジ蒸留所のウィスキーはどれも香りが華やかで、特にオリジナル10年は飲みやすいウィスキーなのでアルコール度数の高いハードリカーを飲み慣れ無い方にもオススメですよ。

2024年10月現在、まだ市場に流通していますのでお気に召したらギリギリ購入も可能だと思われます。お店によってはセール対象にもなっています。

試飲ボトル2本目はグレンモーレンジバカルタ。

2010年から2019年の10年間、毎年1本づつリリースされたプライベートエディションシリーズの第8弾。

前述のデザイナーカスクの様に『樽』に着目し美味しいウィスキーを作っているグレンモーレンジ蒸留所。このバカルタは甘み強いマルヴァジア種の葡萄を使った甘口のマデラワインの樽で後熟。

コンフォチュールの様な濃厚な果実の甘味の中にスパイシーで刺激的な香りをまといバカルタ、ゲール語で太陽を浴びたの意味の通りエネルギッシュで陽気な味わいです。
抜栓直後しばらくはグラスに注いですぐはまだ香りも味も固く、よく空気を含ませしばらくおくと本来のパワフルでありながら繊細な味わいが花開きました。

手持ちのボトルの中から試飲にこの2本をエントリーした理由はまずは数あるシングルモルトスコッチウィスキーの中でも流通量も多く、スコットランドでは1位、全世界でもシングルモルトウィスキーとしてはグレンフィディック・マッカランに次いで3位の売り上げ高を誇る代表的なスコッチウィスキーの蒸留所のボトルである事。
また、オリジナルは軽めの飲み口なのでウィスキーに飲み慣れない人でも比較的飲みやすい事。
そして、仕込み樽、後熟についてお話しする時に同一蒸留所で比較して欲しいかったため。
もう一点、終売とはなっていますがオリジナル10年に関しては比較的入手しやすい事も理由の一つです。

実はバーでウィスキーをあまり嗜まない友人にウィスキーの多様性を紹介する時には

マッカランでシングルモルトスコッチウィスキーの王道を
変化球でピーティーなアイラウィスキー
そして、逆に振って甘く濃厚なグレンモーレンジネクタドール
というパターンを一時期よくやっていました。
2杯目のアイラウィスキーはガツンといくならラフロイグ、優しめならボウモア。

今回の試飲では
王道というかある種のスタンダード、シングルモルトスコッチウィスキーの基準、指標としてグレンモーレンジオリジナル10年・変化球はボウモア・逆サイドはグレンモーレンジバカルタで用意してみました。

変化球のボウモアは手元にオフィシャルのボウモア12年が無かったので更に変化球にはなりますがボウモアボルトとオフィシャルとボトラーズの違いを比べていただくためにザ・スコッチモルトウィスキー・ソサエティのボウモアを。

5大ウィスキーのテーマのために山崎12年、ジャックダニエル。
シングルモルトとブレンデッドウイスキーの項目のためにオールドパー。

全部で7本のボトルをゼミ当日にはスーツケースに入れてガラガラゴロゴロと会場に持参します。
次回は癖のあるスコッチウィスキーのボウモア2本をご紹介します。

ではではまたね〜

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