見出し画像

多摩市まちゼミ 初心者のためのウィスキー講座 試飲ボトル③

①と②ではシングルモルトスコッチウィスキーの4本をご紹介しましたが、今回は5大ウィスキーの中からスコッチ以外の2本をご紹介します。

まずはジャパニーズウィスキーから山崎12年

サントリーの代表的なシングルモルトウィスキー。

かつては山崎ハイボール通称『山ハイ』や白州も初代リリース後『森香るハイボール』(今も公式オススメの飲み方のようです)としてチェーンの居酒屋さんでも気軽に飲めるボトルでした。

今はノンエイジの山崎、白州もオーセンティックバーでうやうやしく給される入手困難品になってしまいました。

12、3年前に職場の飲み会でハイボールをオーダーしたところ
『今流行ってますもんね〜』と流行り物好きのミーハー的にいじられた事がありました。
いやいや、20歳の頃からずっとウィスキー飲んでますか!と内心思いつつ、笑ってスルーした事未だに執念深く覚えています。
角ハイが大流行りしてハイボール=角ハイみたいな事になっていましたね。

チューハイブーム・地酒ブーム・焼酎ブーム・ワインブームと様々なお酒のブームがあり、お酒の多様性が進むなかウィスキーは長く冬の時代を過ごす事になり、仕込み量も減っていきました。

そんな時代に仕掛けられた角ハイボールが大当たり、国内では朝ドラでニッカの創業者が主人公になり国産ウィスキーが『再発見』され、更に世界的コンクールでタイトルをとるボトルが多数になると全世界が『ジャパニーズウィスキー』を見つけてしまった。

冬の時代、このまま需要が減ったらいずれ日本のウィスキー作りはなくなってしまうのでは?と心配したものですが、まさか人気になり過ぎて飲めなくなるとは。

と、愚痴が長くなってしまいましたが山崎12年です。

私のファーストウィスキーがサントリーのリザーブ。
実家の父はウィスキーを好まない人でしたが、贈答品でよくウィスキーをいただくため増殖するウィスキー、サントリーオールドで母は梅酒を漬けていました。夏バテに良いからとウィスキー漬けの梅酒の梅を夏になると食べさせられたので厳密言うとファーストウィスキーはダルマかもですが。
いずれにしろ私の舌にはサントリーのウィスキーが刷り込まれていたのです。

日本人が日本人の味覚で作った日本のウィスキー。大好きかどうか人を選ぶと思いますが、普通に美味しく感じそんなウィスキー。

オフィシャルの白州は飲み方や抜栓してからの時間経過で変化すると私は思います。その変幻自在な所が面白い。
反面、オフィシャルの山崎は背骨がしっかりしていて何をどうしても山崎は山崎といつも感じます。

甘くフルーティーな香り、なめらかで甘味・苦味・酸味のいずれかが突出する事のないバランスの取れた端正な味わい。こう書くとやや面白みにかける様に感じかもしれませんが、厚みのある繊細な味は最初の香りから最後チェイサーの水を飲んだ後味まで揺らぐ事のない美味しさです。

2本目はテネシーバーボンウィスキーの雄、ジャックダニエルからジャックダニエルシングルバレル

ここまで紹介したウィスキーは全てシングルモルトウィスキーで原材料は大麦(モルト)です。

アメリカウィスキーの代表的なウィスキーであるバーボンウィスキーはとうもろこし51%以上を使用と定義付けられています。

ウィスキーは穀類を原材料として蒸留、樽熟成したお酒なのでどちらも同じウィスキーではありますが原材料の違いは味わいの違いとなるのは当たり前。

あくまでも個人的感想ですが、バーボンは華やか香りでクセが少ないものが多く感じます。と言ってもスコッチやジャパニーズほど数を嗜んでいないので自分の狭い経験からの感想ですが。

ジャックダニエルシングルバレルは名前の通りシングルバレル(樽)単一の樽の原酒をボトリングしたもの。貯蔵庫の最上段の樽を厳選して作っているそうです。

ふわっと立ち上がる甘く華やかな香り、バニラや干し葡萄、キャラメルなどの濃厚な甘味でありながらすっと風が吹き抜ける様なミンティーなさわかやさ。ストレートで飲む事が多いのですが、このボトルはソーダ割りがめっちゃ美味しい!それもレモンとライムのシトラスフレバーのソーダと相性ピッタリです。

多摩市まちゼミ 初心者のための試飲付きウィスキー講座でお試しいただくボトルも残すところあと1本。

最後はブレンデッドウィスキーのオールドパー。

なるべくウィスキーの多様性をお試しいただける様にとラインナップしたものの、手持ちのボトルからのチョイスなので偏りがあるのはお許しくださいね。

多摩市まちゼミ 
初心者のための試飲付きウィスキー講座
11月10日(日)  16日(土)  19日(火)
各回共通13時から
多摩センターココリア5階 キャリア・マムホール
参加費 1,000円 試飲・ミネラルウォーター
詳細は多摩市まちゼミ公式ホームをご確認下さい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?