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『年齢も仕事も関係なく多くの人が交わる場に』ー 水戸宿泊交流場|川島飛鳥さん

川島さんとの接点はココ!

#広報PR   #イベント企画   #コミュニティマネージャー   #ゲストハウス
#場づくり   #わくわく   #島キャン   #STAND IBARAKI  #水戸   #Uターン

プロフィール

【川島飛鳥さん】
1994年生まれ。茨城県ひたちなか市出身。
大学進学を機に上京し、在学中に地域に興味を持つ。卒業後は都内にある株式会社PR Tableに入社。現在は茨城にUターンし、リモートで働きながらゲストハウス『水戸宿泊交流場』スタッフとして関わっている。

茨城・水戸で「あたらしい〇〇」をつくる

———水戸宿泊交流場(以下交流場)の活動を始めてから約1年半、東京での仕事と活動を両立させている川島さん。取り組んでいる業務について伺いました。

交流場では運営スタッフ兼PR担当として活動しています。宿泊のルール決めやオペレーションの改善、イベント企画・運営やSNSの運用を中心に、今はホームページのリニューアルも担当しています!


——お仕事は何をされているんですか?

「働く人」から企業の魅力を伝える広報・PR支援サービスtalentbookを運営している、株式会社PR TableのPR室に所属しています。

主にサービス広報やカスタマーブランディングを担当しています。

川島さんと繋がりたい方はこちら


人と人の交わりでそれぞれの可能性を広げたい

———PRを強みに活動する川島さん。「わくわく」を自ら作ることが元々好きだったので、大学時代から積極的に様々なプロジェクトに関わっていたそうです。

———大学のある東京を中心に活動していた彼女が地域に興味を持ったきっかけは、偶然参加した群馬県にあるキャンプ場のお手伝いでした。

野菜の収穫のお手伝いをしながら地域の人に会う中で、地域にあるたくさんのわくわくに気づきました。

誰かと一緒にその場を楽しむこと。
今までには経験したことのない新しい気づき・発見があること。
五感で楽しめる自然環境の中で生活すること。

その体験がきっかけで、「もっとほかのいろんな地域を見てみたい!」という気持ちが芽生え、当時たまたま募集していた島おこしインターンシップ『島キャン』に参加することに決めました。

———この『島キャン』が川島さんに地元・茨城と再び向き合うチャンスを与えてくれたと彼女は語ります。

衝撃的だったのは、島で出会った子供たちが島のことを大切に思っていて、今後も豊かな生活を続けていくためにはどうすれば良いかを真剣に考えていたこと。

自分の地元のことを誇りに思って、考えて、語っている姿が羨ましいと感じたんです。
「えっ、私って全然そういうの考えてないじゃん」、そう思いました。

これがもう一度茨城に目を向けるきっかけになりました。

———人を通して地域の魅力を伝えるという分野について学ぶために、新卒でPR Tableに入社。働き始めてから5年ほど経った頃、新型コロナウイルスが猛威を振るいはじめました。

———会社がリモートワークになり、外出の機会が減ったことで何か変化はありましたか?

そうですね、自分と向き合って今後のキャリアについて考えることも多くなりました。

そこでひとつ気づいたのが、人を通して地域の魅力を改めて知り、伝えるということを実践してみたいという私自身の気持ちでした。

そう感じた頃、自分の選択肢として地元の茨城で何かできないかと調べていたらSTAND IBARAKIを見つけたんです。本当にたまたまでした。
※STAND IBARAKI:茨城県の関係人口創出プログラム。茨城県を舞台にチャレンジしたい人が、講義とサポートを受けながら学び、自分のプランを実践していく。

私が関心のある場の活用に取り組めること、私と同じように茨城出身・東京在住で、建築家として茨城に関わっていた水戸宿泊交流場のオーナー、彩乃さん(中村さん)に興味が沸いたこともあって、一緒に活動を始めました。

———なるほど。さまざまなご縁に引き寄せられて茨城で活動することにしたんですね!それから1年半、現在川島さんが思い描く交流場のビジョンについて聞かせてください。

いろんな地域でいろんな人と関わり思いを共有することで、自分の可能性が広がったり、やりたいと思っていたことが形になったりするんですよね。

「東京や島でできるなら、これって茨城でもできるんじゃないかな。」

私が大学生の頃に経験した、東京や島でいろんな人に出会い、一緒にイベントやプロジェクトを進めていくという機会。
それを、自分の地元でも再現できたら楽しいと思うんです。

大人も学生も地域の人も県外の人も、いろんな人が交わる場。

私自身、中・高生の時に、もっと早く多くの年上の人と関わりたかったなと思っています。

その思いから、個人的には、学生が地域の人や県外から交流場に訪れる方々と交わる機会を作りたいし、交流場がそのきっかけの場所になれたら嬉しいと考えています。

他にも、県内外の人が観光や滞在以外の「プロジェクト」(=自分の強みやスキルを生かす)という形で茨城と関わるきっかけも増やせたらいいねと、オーナーの彩乃さんとも構想中です。

社会人5年目で「地元に帰る」のではなく「プロジェクトで茨城に関わる」ことができたのは私にとって第二の大きなきっかけだったので、それを他の人にも体験してほしいなと思っています!



使う人によって役割が変わっていく場に

———交流場の活動を始めておよそ1年半。今後どんなことを交流場で実践したいですか?

私も彩乃さんも東京での繋がりがあるので、それを生かして、東京をはじめとした県外の方と水戸の人がコラボできるようなイベントやプロジェクトを企画したいと思っています。

直近で言えば、オーナーの彩乃さんが東京で出会った、兵庫県出身・取手在住の東京藝大大学院生の鈴木真緒さんと、『アーティスト・イン・レジデンス』の取り組みですね。
※アーティスト・イン・レジデンス:アーティストが一定期間ある土地に滞在し、いつもとは異なる文化環境で作品制作やリサーチ活動を行うこと。

交流場に約3週間滞在して、その間に近所のハミングロード商店街や下市エリアで街歩きをしたり、近隣の大洗や阿字ヶ浦などに地域の人と足を運んだりしました。

そこで印象的だった風景をテーマに作品を制作し、滞在期間の最後には「五月の散歩道」という個展を開催しました。

このイベントと繋がることでもありますが、交流場が使う人がやりたいことを自由に「実験」できる場所になるために、関わる人たちそれぞれの強みを生かせるようにコミュニケーションをサポートすることもしていきたいです。

そういった意味で、使う人によって交流場の役割が変わっていくのだと思いますし、それが理想の状態じゃないかなって考えています。

それぞれの得意を掛け合わせて補い合うことで可能性が広がりますからね!

みなさん、まずはぜひ交流場に遊びにいらしてください!

アーティスト・イン・レジデンスも、真緒さんが遊びに来てくれて、おしゃべりしてたら「じゃあいつからやる?」と決まったことだったので!

ゆくゆくは交流場が実家に帰ること以外の「茨城に帰る理由」になれたら嬉しいですね!

交流場に関わりたい方はこちら



最後に、U30世代の皆さんにひとこと。

ちょっとでも心が動いたら、まずは「試しに」やってみようぐらいの感覚で、少しずつ動いてみるのがおすすめです。
「試しに」だから、合わなかったらすぐやめてもいいですしね。

私は、10代・20代に気になったことにアクションして、人と関わり交わっていく中で自分の興味やわくわくに少しずつ気づくことができました。

試しに動いてみる精神で、いろんな人、生き方にぜひ触れてもらえたらなと。
その中で、自分が目指したいと思えるロールモデルに出会えたらいいんじゃないかなと思います。

試しに動いてみる場として、新しい可能性を感じるきっかけとして、私のことや交流場を思い出してくれたら嬉しいです!

水戸宿泊交流場|川島飛鳥

/(実は!)
この度茨城に帰ってくることになりました!!(笑)
交流場でお会いしましょう〜〜^^


あすかさん、ありがとうございました!

わたしにとっての茨城の姉・あすかさん^^


◎編集後記◎
常に元気で明るくて頼りになるお姉さん・あすかさんとこんなにしっかり真面目な話をする機会がなかったので、初めて知ったことがたくさんありました。
インタビューを通してあすかさんの素敵さが伝わったらいいなあ、、、楽しかった!

インタビュー・執筆|大学5年|戸板 咲紀


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