この街に住んで<荻窪>
東京の街に出てきました
2019年冬、転職につき東北から上京しました。
はじめのうちはもともと東京にいた親戚の家に居候していました。毎朝の犬の散歩をするという条件と引き換えに。
居候、良かったです。
普通に生きていると誰かの家で長期的に生活することはないと思いますが、自分はそれをしてみたかった。「今自分居候してまして〜」っていうと大体上司や取引先は「え、なにそれどういうこと?」って面白おかしく聞いてくれます。手取り早い話のネタになるんですよね。
そして安心感がありました。
自分の両親からすると、ある意味テリトリー内であった東北から息子が出て行ってしまう不安を、親戚の家にいるよという安心感を与えることができたそれ自体で自分も安心できました。こっちでも元気でやってるよ、ちゃんとご飯食べてるよ、って言える根拠が提示できたわけです。それと1社目の時も一人暮らしをしていましたが、居候すると家に誰かがいる喜びを感じることができました。ただいまーって言えるのって、こんなに嬉しいんだなーと感じました。
じゃあね、一人暮らしするね
年が明け2月、ついに居候先から独立して一人暮らしを始めます。
会社員として自分で稼げる以上、親戚に頼らず一人で生計を立てるべきだと考えていました。
上京してから毎日、仕事が終わったら不動産サイトを漁る日々。土日は内覧してまた不動産屋さんと条件の確認。それでやっと部屋が見つかりました。
新たに住む街は荻窪。
いいマンションを見つけました。部屋の状態も家賃もまあまあいいでしょう。即決でした。
一人暮らしが決まってから、親戚と過ごす日々がちょっとだけ色濃くなりました。あと何日でここを出るんだな、って考え始めます。
居候最終日、新居への引っ越しは物が少なかったので、レンタカーで。
「じゃあね、また連絡するね」
親戚のおばさんとバイバイしました。
毎日散歩していた犬、最初は全然懐いてくれなかったのに、バイバイするときは寂しそうにこっちを見てくれました。またお散歩しようね。
荻窪生活のはじまり
住みやすい。
中央線もあるし、丸の内線もあるし始発で必ず座れるし、なんなら東西線もいけるスーパー便利タウンです。
名刺がわりの「居候してるんですよねー」が、「荻窪って無印良品が24時間営業なんですよ」に変わりました。
図書館も綺麗だし、飲み屋にも困らないし、いうことないんですが、続きは後ほど書きます。とにかく荻窪最高。詳しく聞きたい方は何かしらでご連絡いただくか、続編をお待ちください笑