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伝えるってなんでこんなに難しいの

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「多様性」とか、何かの概念が叫ばれ続けた時って、
叫ばれる前が1%くらいの許容率だったのが、
叫ばれるようになってから5%くらいになる感じなんだろうな。

多様性も叫ばれ続けてやっと20%くらいになった感じで。

叫ばれて時間が経っても、多くの人からは受け入れられないことありそう

民意ってものから、自分は離れていて、自分じゃない誰かの意見と思っているけど、実はみんなそれを思っているかもしれなくて

民意が誰かの強い偏った意見であり、それと自分は違うと思っているだけで、
実はみんなの「ちょっと嫌い」とかが数の暴力で膨れ上がって民意となっているだけかもしれない

今の時代、殿様はいないけど、民意っていうバカ殿がいて、こいつをなだめすかす必要があるのが面倒くさい。

バカ殿に望むことは黙ってスルーしてくれること。大抵何かやるとろくなことないから、よくわからないトピックについて、大部分に危害は加えないから邪魔せず看過してほしい

「この領域で選択肢はa,b,c,d,eがあるけど、実質7割方a,bで、bの使い所が肝なのよね」みたいに話して、話がわかる人って、めっちゃ話が早くて助かる。「え、c,d,eは考えないんですか」とか無駄に丁寧に指摘に答えるの面倒。説明だけでも億劫なのに話してもわかんない場合とか辛い

正論で叩く人もヤンキーだと思う。実は有名なハラスメントもこれにあたる。
いわゆるヤンキーは武力という暴力や、それをバックにした脅迫という暴力で人の生活を脅かす。
正論ヤンキーは、正論という間違ってはないから叩かれにくい暴力で人を脅かす。ある正しさが聞き手にとって親和性が無いと特に

日本人に限らないかもだけど、100点狙おうとしてトッピングつけすぎて結局赤点回避もできない人多いよね。MVP作った時に「xxは作ったんですか」とかでいらんトッピング入れて太らせたり、それっぽいけどいらない観点出して、結局毒にも薬にもならない折衷案に落ち着かせたり。

「1%でも可能性があるならやったほうが良いよ」って無責任に言う人嫌い。じゃああなたは降水確率99%のときに傘を持っていかないんですか?これはレトリックが効いてるから受け入れやすい文言だけど、現実では成功確率40%でリスクあるときにこのニュアンスの言葉ほしい

「xxって意味ないじゃん」って言ったときに「意味ないわけではない」って反論する人大嫌い。話したいのは、意思決定に対してシナリオを生みうる強烈な変数となりえるかを話したいのに、「1%でも意味あるかもしれないじゃん」とか言われても。降水確率1%であなたは傘を持っていくんですか?

人は理由の位置が空欄だと不安になる。本当の理由を知りたいけど、嘘でも埋まっていたら安心する。その理由欄に埋まるものは「合理的必然性」か「歴史的経緯」のどちらか、または両方を背負う理由。これが見えてから、相手が切迫した態度で説明を求めるときに、何を言ってほしいかちょっとわかった

議論って、やはり日本人で訓練を受けてないからだろうけど、やっぱり喧嘩になるものだと思う。本気で頭を使って合意形成しようとすると普段の生活から考えると逸脱した話にもなるため。結果として議論が楽しい、になるのはわかるけど、「議論を楽しもう」とか楽しむための議論にはくみせない。

「xxでその人の全てがわかる」ってある意味で間違っててある意味で合ってる。間違っている点は当たり前でそれで見えない要素が漏れているから。ただし「全てがわかる」の「わかる」は<ある人>が<ある観点>で<評価する>であり、その人が大事にしている観点について本質をついている場合これは真

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ビジネスでの人間関係について

最近珍しく「それは<坊主憎けりゃ袈裟まで憎い>ってやつだね」っていう言葉を短期間で3回言っ…

「説明がわかりにくい」って言われるのって難儀ですよね。解像度が高いゆえに知りすぎてしまっていて、それゆえに自分なりの知識を説明のために整理し直すのが辛い。ただ、説明する時点でわかっている人からわかってない人への構造は前提となっているからこれは宿命

因果関係や法則、証拠、根拠は人類一般にはまだ早すぎた。普段生きてる中で原因や証拠を判別する手はずなど持ち合わせてないのに言葉ではそれを求める。できないのに求めるから魔女狩りのような不当な裁きが行われる。