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@SETRE naramachi

奈良のタカラモノをおもてなしに変え
旅の刻に彩を添えます。

「奈良生まれ」にこだわり
私たちが出逢った
地域のタカラモノをおもてなしに変え
旅の刻に彩りを添えます

SETREでの過ごしの時間が
明日への活力となる事を願って

ホームページに掲載のある宿泊者専用ラウンジのコンセプトです。

セトレのラウンジはシェフメイドのおつまみやお菓子、アルコールを含めたドリンクが全て宿泊料金の中にインクルードされていて、フリーで楽しめるのが魅力のひとつ。

スタッフは常駐せず、枝垂れ桜が聳え立ち、手作りの畑が存在する中庭を眺めながらセルフでご利用いただいています。

ご利用いただいたお客様にアンケートのご協力をいただいているのですが、使い勝手が分かりづらいなどのご意見があり、ポップなどで場所や利用方法を掲示するのも限界を感じ、スタッフを1名常駐させる事に。

ただいるだけではいるスタッフも面白みもなく、ただの案内係になってしまうので付加価値を付けたくて、このスタッフがいる時にしか提供できない出来立てのドリンクを用意する事に。

案内係の役割とドリンクを通してお客様とのタッチポイントを持つ事で満足度の向上と、スタッフのやりがい・働きがいに繋がればとしました。

何を提供するか。
ラウンジのドリンクラインナップに紅茶がなく、ホットドリンクのラインナップが乏しかった為、高級茶葉のムレスナティーを使ったセトレオリジナルのロイヤルミルクティーを用意する事にしました。

でも、ただのロイヤルミルクティーだとつまらないし、セトレらしくないと思い、地元の牛乳を求めて捜索を始めました。

セトレならまちから僅か車で10分の距離に、明治16年創業の植村牧場。
いつも通勤で通る道を一本入ると、聖徳太子ゆかりのコスモスで有名な般若寺の真向いにある小さな牧場です。

早速、お話を伺いに訪問すると、気さくな牧場長?社長が出迎えて下さいました。

到着するとわざわざ来てくださって…と併設のレストランで出されている自家製の濃厚なミルクアイスやアップルパイなどご用意下さいました。

ミルクアイスというより、牛乳アイス。
濃厚で新鮮さを直球で感じる牛乳の旨味が凝縮されたアイスクリーム。
様々な牧場の歴史や地域の方とのつながり。
そして牛乳を届ける上でのポリシーをお話くださいました。

先代の社長である祖父からの教え。
牛乳一本を頼んでくださるお客様を何より大切にしなさい。

これが私たちの原点で、変わらない事ですとお話下さいました。効率化を求めて機械化が進む中、毎日搾りたての牛乳を一本一本手作業で瓶詰めをして取引先へ届けているのだそう。

日本一遅れた牧場かも…と話されますが、タイムスリップ感も、こだわりから感じるおもてなしの心も、こんな所にある地元感も全て、ドストライクですぐさまお取引を決めました。

ここでしかない出逢いがセトレのおもてなしの一部となり、多くの方の笑顔につながる事を願って最高のロイヤルミルクティーを提供します。

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