Ubuntu 18.04のキーボードレイアウト、キーボード・ショートカットをmacOS風にする
デフォルトのUbuntuキーボード操作でイラッとくる点
上記のマガジンに作業記録を載せているUbuntuの環境構築ですが、普段emacs風キーバインドをデフォルトでもある程度サポートしてくれるmacOSを使っているため、各種キーボード操作をしているときに、イラッとくるときがあります。
特に以下のような点です。
1. Ctrlキーが左側にないため、Ctrlキーを入力するときに小指が痛い。
2. テキスト編集中に、に、macOSのデフォルトのようにCtrl+aやCtrl+e、Ctrl+b、Ctrl+f、Ctrl+p、Ctrl+nでカーソル移動できない。
3. 主にWindows用の一般的なキーボードを使っているため、かな・英数の変換が「半角/全角」キーになる。キーが遠くて使いづらい。
以下では、これらをそれぞれ解消する設定をしていきます。
CAPS LOCKキーも追加のCtrlキーにする
まずは、gnome製ですが、ubuntuにはデフォルトではインストールされていない、gnome-tweaksをインストールします。
$ sudo apt update
$ sudo apt install gnome-tweaks
インストールしたら、tweaksを起動します。tweaksはGUIのアプリケーションです。
起動後、「キーボードとマウス」の「追加のレイアウトオプション」を選択します。
追加のレイアウトオプションに「Caps Lock behaviour」というセクションがあるので、「Caps Lock is also a Ctrl」を選択します。
これで、最初に書いた、「1.Ctrlキーが左側にないため、Ctrlキーを入力するときに小指が痛い」が解消されました。
アプリケーションのショートカットにEmacs由来のキーバインドを割り当てる
先程のgnome-tweaksの「キーボードとマウス」の画面に「Emacs入力」という項目があるので、これをONにします。
これで、上下左右にそれぞれ、Ctrl+P、Ctrl+N、Ctrl+b、Ctrl+f、行頭にCtrl+a、行末にCtrl+eを割り当てます。
ただ、これだとCtrl+aでの全選択ができないケースも発生したりするので、しばらく使ってみて嫌な人はOFFに戻すのがいいと思います。戻すのも簡単です。こうしてみると、Macのキーボードは⌘キーとCtrlキーが別れているのがいいですね。
これで、「2. テキスト編集中に、に、macOSのデフォルトのようにCtrl+aやCtrl+e、Ctrl+b、Ctrl+f、Ctrl+p、Ctrl+nでカーソル移動できない。」が解消されました。
文字入力のキーボード設定をカスタマイズする
Mozcの設定を変えていきます。Google 日本語入力で同様な設定をしたことのある人は、ほほ同じです(Google 日本語入力のOSSなので当然か)。
まず、Mozcのプロパティを選択します。
「一般」のキー設定で、何も設定を変えていない人は「MS-IME」設定になっていると思います。この「編集」を選択。
表示された画面で、「入力キー」でソートした後、Henkanキーをすべて「IMEを有効化」に変更。
続いてMuhenkanキーをすべて「IMEを無効化」に変更。
念の為、Eisuキーもすべて「IMEを無効化」に変更。
これで、変換絡みの操作もmacOSで慣れた感覚に近くなります。
ただ、自分の場合は、なぜかWindowsのキーボードを操作しているときは、「半角/全角」キーを押すように癖がついてしまっているため、慣れるのにしばらくかかりそうです。
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