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真夏の怪談まつり#4

中休みをしてしまいましたが…、💦

この夏、この場所で、
皆さまと交流出来たこと、
そして、何よりマタギちゃんの
ナイスな企画に感謝します。(^人^)

そして、最後の最後に、
ワタクシもやっと、こわぁ~い話を
投稿させていただきます。✏️



8年くらい前になりますでしょうか。

高校の同窓会があったのですよ。

そこに参加していた田中くん(仮名)の
話なのですが…、

あっ、(仮名)としているのは、
本名を伏せるためではありません。
本名を忘れたからです。😅ハハッ
田中くんの存在自体も、この同窓会に
参加するまでは知りませんでした。💦
田中くんって、そんな存在感のない
男子だったのです。

そんな田中くんが、高2の時に、
キツネに憑かれたって話が出たのです。

普通、「キツネに憑かれた」と聞くと、
特に、女子などは、
ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァ!怖いってなりますよね。

でも、存在感のない田中くんは、
女子からのいじられキャラでもありました。
そして、その同窓会に集まっていた女子の
殆どが、アマゾネスキャラだったのです。

もうね、女子から総攻撃でしたよ。

「ウソや!学校休みたかっただけやろ!」

「ウソちゃう!ホンマのことや!」

「憑かれたら、シッポでも生えるんか?」

「そんな訳ないやろ」

「タヌキみたいな顔して、ウソつくな!」


そんな激しいやり取りをしていると、


「ウソちゃうで、俺も3日間寝込んだんや」

そう言って、話に入って来たのは、
 当時、ツッパリキャラで人気者やった
 Tくん(本名も存在も覚えています。)

Tくんの話によると、
高2の時に、2人でお稲荷さんで遊びながら
バカ話をしていたら、急に田中くんが、
真っ青になって「気分悪い」と嘔吐した
そうです。
そして、田中くんは、翌日から2ヶ月
学校を休みました。


ホンマに憑かれたんや…と、
一瞬、シンと静かになりましたが、
ほんの一瞬でした。(笑)💦

「女にモテへんヤツが、
    キツネにはモテるんやぁー!」

ギャハハハ…、(≧▽≦)≪≪≪
皆で大爆笑になりました。😅




このように、怖い話も聞く人や体験する人に
よっては、全く怖くはないのですよ。



もう1つ、同じように、
怖い話やのに、全く怖さを感じなかった
体験です。



私の母は、2年前の8月に他界しました。

入院していた病院から、
「もう、治療は出来ません。」と
追い出されるように施設に移ったのが、
8月16日でした。

その日のうちに、ずっとお世話になっていた
主治医に診てもらいました。

「余命3週間です。」

もう、体重は25キロまで落ちて、
骨と皮だけのようになった母は、
自分で寝返りも打てなくなっていましたが、
多少の認知はあるものの、
意識はハッキリとしていました。

普通なら、コロナで
面会出来ないところでしたが、
幸い、看取り介護者は、24時間いつでも
面会出来たので、
私は毎日、施設に通いました。


5日目のことです。

母と他愛ない話をしていると、
母が急に、ベッドの隅を指差して、

「あの人が謝っとるで」

???🙄 
部屋には、私と母以外誰も居ません。
部屋の扉も閉めています。


「あの人って誰?」

「知らん男の人」

「何で謝っとるんよ?」

「知らんがな!アンタに謝っとるんやから」


ボケとるんか?🤔


そう思っていたのですが、
翌日、施設の人からも、

「お母さん、誰かとしゃべってるんです。」


施設の人の話では、
母は、ベッドの隅を見て、頷きながら、
楽しそうに笑っていると言うのです。


おかしい…😕

グーグル先生に尋ねてみました。

目の前に亡くなった人が現れる?
私に謝っていた?🙄

お父さんや!💡😃💡


父は、31年前に心筋梗塞で
亡くなっています。

私に謝る男の人は、父しか居ないと
思いました。

突然、死んだことを謝っているのか、
母を連れて行くことを謝っているのか、
どちらにしても、父だと思いました。

母が、知らない男の人と言ったのは、
父のことを忘れているからです。

入院中、母に父の若い時の写真を
見せたことがありました。
年いってからの顔は既に忘れていたので、
母が夢中になった父の若い時の写真なら、
思い出すかも?と思って見せたのです。

「この人、知ってる。」

「うん、知ってるよ。」

「ホンマに⤴️⤴️」

「テレビに出とる人やろ!」

😣😣😣😣



これって、
幽霊の父が現れたってことですよね。


でも、全然怖くはないのですよ。

むしろ、嬉しかったです。


だって、私が死ぬ時も、
きっと、父が迎えに来てくれますよ。😊


母は、施設に入って、
8日目に意識が無くなり、
翌日、帰らぬ人となりました。
その顔は、口角が少し上がって、
微笑んでいるようでした。

やはり、父と一緒に逝ったのだな…と、
私は安心しました。🍀










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