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【広島県三原市】ケーブルテレビでの取材経験を活かし、人と人をつなぐ 移住サポーター 上吉 宏美さん


移住サポーター 上吉 宏美さん
<肩書>:株式会社MCAT 企画部部長代理兼事業企画課課長
<プロフィール>
広島県三原市出身。22歳から地元のケーブルテレビ局・株式会社MCATに勤務。入社当初より約20年間番組制作を担当し、三原市内の地域や人物を多数取材する。2021年、事業企画課に異動となって以後は、三原市の「移住サポート事業」や「シティプロモーション事業」など、市の委託業務を中心に取り組み、現在に至る。


Q:上吉さんが取り組んでいる移住者支援について具体的に教えてください。

移住サポーターとしての活動がメインです。東京や大阪で年に数回開催される移住相談会に出向き、移住のアドバイスを行うこともあれば、三原市を訪れた移住希望者を三原市職員と共にアテンドし、「移住ツアー」として市内各所にご案内することもあります。
三原市では、行政と民間がアイデアを持ち寄り、それぞれの立場を活かしながらワンチームとして支援に取り組んでいます。


東京で開かれた移住相談会の様子


Q:移住ツアーにはどなたでも参加できるのでしょうか?

三原市への移住に関心がある方なら、無料で参加が可能です。このツアーでは、海沿いや山間部、市街地などを巡るモデルコースを準備していますが、ほとんどは参加者の希望に応じたオーダーメイド型でのアテンドを行っています。三原での暮らしを思い描いていただくことが目的ですので、具体的に行ってみたい場所や話をしてみたい人などを事前にお聞きし、ツアーを組んでいます。
ワンストップで相談に応じるために、他にもさまざまな支援を行っています


この日の移住ツアーはJR三原駅前で待ち合わせ
最初に案内するのは駅前の図書館エリア
ツアーのモデルコースは全部で6つ。
参加者の希望に応じてオーダーメイド型のコースも設定する。


Q:具体的にはどのような支援があるのでしょうか

東京圏から移住検討者が来訪される際に、片道分の交通費を補助する広島県の制度や、「お試し暮らし滞在費補助」といって、移住希望者が三原に来られた際の宿泊費の一部を三原市が負担する制度などがあります。
また市の「空き家バンク制度」に登録されている物件や不動産物件を紹介する「住まいの相談」、三原商工会議所と連携して仕事を紹介する「職業相談」などがあります。移住する際には住居や仕事も気になるポイントだと思いますので、これらの支援を活用して、暮らしのイメージをより鮮明にしていただきたいですね。

ツアーの行程に、気になる空き家物件の見学を入れることも。

Q:三原市へ移住する方は増えているのでしょうか?

ここ数年、東京や大阪での移住相談会での相談件数も増え、三原市への注目度が高まっていると感じます。瀬戸内海に面している温暖なまちとして興味を持ってくださる方がいる一方で、「ほどよく街で、ほどよく田舎」と表現される住み心地の良さに惹かれる方も多いようです。スーパーや病院、学校や児童施設など、日常的に利用する施設が生活圏内にあり、さらに海や山といった自然も身近に感じられる環境は、このまちの魅力だと感じています。

瀬戸内に面していて温暖な気候。
そして「ほどよく街、ほどよく田舎」の表現がぴったりの三原


Q:移住サポーターとして、上吉さんが心がけていることを教えてください。

移住希望者と三原の「人」との出会いの場を、できるだけ多く設けることですね。人に会えば地域性がわかります。つまり、まちをつくるのは、そこに暮らす人たちなんです。仕事柄、これまで大勢の方とお会いしてきましたが、このまちの人の優しさや、他人を受け入れるあたたかさなどにいつも心動かされてきました。三原にとって「人」は財産。移住希望者にそのことをお伝えするには、出会いの場をつくるのが一番だと思っています。
さらに、三原で移住サポートに関わる皆さんと、日頃から密にコミュニケーションを取るようにも心がけています。皆さん実際にIターンやUターンを経験し、それをもとに移住アドバイスができる方ばかり。移住希望者にとって、どのサポーターがどんな支援を行うのが最適かを、常に話し合っています。


ツアーでは地元の人とゆっくり話す時間を作る


Q:最後に、移住サポーターとして上吉さんがめざす姿を教えてください。

移住は人生における一大イベントですので、できる限り移住希望者に寄り添ったサポートをしていきたいと考えています。移住ツアーに参加していただき、「素敵な1日だったな」と感じていただければ嬉しいですね。すぐに移住につながらなくても、まずは、三原の思い出をつくっていただくことが大切だと思っています。
移住サポーターは、私にとっても一期一会の機会。出会いを大切にしながら、皆さんの人生に寄り添っていくのが私の願いです。


<移住者:田山美紗さんのコメント>

オーダーメイト型移住ツアーに参加し、2023年、家族4人で三原市に移住した田山美紗さん

三原市への移住を検討したのは、夫の転職がきっかけでした。4歳の息子と生まれたばかりの娘がいましたので、安心して子育てできる環境かどうかが一番気になるポイントでしたね。実際に移住ツアーに参加し市内を案内していただく中で、三原市児童館「ラフラフ」のスタッフさんとお話しできたことは安心材料になりました。それから、思っていた以上にスーパーや病院など生活に欠かせない施設も多く、暮らしやすさを実感できました。 
おかげで、ツアー終了時には三原での暮らしがイメージでき、移住への気持ちが大きく前進しましたね。

<こんなこと、ぜひ相談してください!>
・三原市ってどんな街なのか知りたい!
・三原市の気になるところを案内してもらいたい!
・三原市への移住にあたり、住まいや仕事について知りたい!
・三原市への移住を検討している人に対しての支援制度を詳しく知りたい!

<三原市でのオーダーメイド型移住体験ツアーを希望される方はこちら>
https://www.sunde-mihara.jp/event/detail/blue/4eb185c577f087c4d1d4e8423284e0fbb940f77c.html

<各種支援制度についてはこちら>
〇片道交通費支援制度 https://www.hiroshima-hirobiro.jp/help/seido/katamichi.html
〇お試し暮らし滞在費補助 https://www.city.mihara.hiroshima.jp/soshiki/21/otamesigurasi.html
〇三原市空き家バンク登録物件情報 https://www.city.mihara.hiroshima.jp/soshiki/21/akiyainfo.html

三原市移住ポータルサイト「すんでみはら」
https://www.sunde-mihara.jp/

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