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ハヒ

まだ言ってるのかよこいつはと思われるかもしれないがnoteに書くのは初だからお許しください。どこぞのお方。

母が亡くなってから三ヶ月が経とうとしている。
僕の地元宮崎と僕が現在住む東京。距離、時間、生活が
感情を食べてくれるので落ち着いたように感じていた。

しかし、5月になるとある言葉が目に入るようになる。
5月12日は「母の日」だった。
テレビやネット、少し街を歩くと目に入ってくる「母の日」というワードに
ウッとなるのだった。これにはびっくりした。
あ、まだその感情出てくるものなのかと。
母が生きている日々でろくに「母の日」らしいことなんてしたことがないくせに。だからこそなのだろうか。
あの時ああしてればこうしていればと後になって悔やんでいる自分を客観的に見て心底嫌になる。

4月後半姉夫婦と姪っ子が東京に来た。
旦那さんのお仕事の合間姉と姪っ子2人と初めてキッザニアに行った。
子供がさまざまな職業体験をできる施設だ。
噂には聞いていたけれどすごかった。色々と感動した。
基本、子供が職業体験をしている間ガラス越しに遠目から親、大人たちは
見守るシステムだ。
姪っ子を見ていて自分の母親もこの姿を見たかったろうなぁと
何度も思った。
四十九日の時に親戚と話している中で聞いたが、母は姉と一緒にどハマりしているグループがいたのだけれど孫(僕の姪っ子)が生まれてからはもう孫一直線だったらしい。ベタな話である。ベタグランマ。

ふと横を見るとスマホで動画撮影している姉がいる。
姉の顔ではなく母の顔をしていた。


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瀬戸口俊介
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