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Hillbilly Elegy

いま、『Hillbilly Elegy』を読んでいる。
本当は翻訳書を読みたかったのだけれど、図書館の本が貸出し中で、予約も何件か入っていて、1~2か月待たないと借りられそうになかったから、仕方なく、無理して原書で……。翻訳書、買えばいいんじゃない? という声が聞こえてきそうだけれど、手元にあると安心してしまうのか、買った本はいつまでたっても読まないという悪い癖が私にはある。

まだ6章までしか読んでいないので、この本がどうしてそんなに評価が高いのかまだわからない。ここまでは主に、著者J.D.ヴァンスの生まれ育ったケンタッキー州やオハイオ州の歴史や文化、地域住民の民族意識、ヴァンスの家系や親戚関係、複雑な家庭環境などが語られる。人の名前がたくさん出てくるし、喧嘩や酒の問題に触れる箇所も多いうえに英語だから、読み進めるのが大変。でも、このあたりを押さえておかなければ著者の人生を理解できないらしい。

読み進めるのが大変ななか、第4章の中程に興味深い記述を発見。それは、1989年のArmcoと川崎製鉄との合併。現在、日本製鉄によるUSスチールの買収に禁止命令を出した件でバイデン元大統領が訴えられていることもあり、注意を引かれた。この箇所を読むと、アメリカ人が反発するのも無理ないなと思える。1989年当時、この地域には第二次大戦の退役軍人がまだ大勢暮らしていて、同盟国とはいえ日本を快く思っていない人も多かったのではなかろうか。その後にいきさつも含め、こちらの記事がとても参考になります。

この本、これから面白くなっていくのかな。まだ半分以上残っているので、頑張って読まなければ!

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