大会を振り返って【2021シーズンイン岩国】
先ず、大会を無事に開催することができて、関係者ならびにクラウドファンディングでご支援いただいた方々に深くお礼申し上げます。
今回は私が運営としてグランドレベルで写真を撮ることができたので写真付きで振り返ってみようと思います。大会コンセプトのひとつでもある【「アスリートへの動画・写真による性的ハラスメント防止」を明確に打ち出す大会にする】部分をより打ち出すためにもnoteで報告いたします。
写真を見ると、レースやアスリートのその瞬間の音や風、興奮、空気を思い出せます。一人でも多くの方が来年のシーズンイン岩国を楽しみにしていただけるように、私なりに振り返りをさせていただきます。
より多くの方がシーズンイン岩国の開催を楽しみにしてくれて、たくさんの方と一緒に大会を迎えられますように!!
※写真や記事内容などで修整、削除を希望される場合はメッセージを送っていただければ幸いです。
大会前日:移動・会場視察
私たちは前日に田阪がコーチを務める福山平成大で自身の練習とコーチ業を午前中に終えて午後から広島県福山市から車で移動いたしました。
会場の愛宕スポーツコンプレックス陸上競技場(55フィールド)は訪問したことが無かったので、視察&散歩をしました。
運動公園内はジョギングコースがすべて全天候舗装されており、岩国らしい米国らしい広い道幅、開かれた公園、緑の芝生は美しかったです。
公園で遊んでいる家族や、いろんなスポーツを楽しむ方たくさんの人でにぎわっておりました。
競技場ではちょうどヤマダホールディングスの合宿が行われており、ポイント練習をされていました!
宿泊地
私たちはホテルアルファーワン岩国に宿泊。ほとんどの招待選手がこちらを利用されていたそうです!
決め手は会場までの距離が車で15分程度と最寄りであった事。駐車場が無料で相当数あることや、価格もとてもリーズナブルでした。そして、選手には嬉しい足を伸ばせる大浴場付きのホテルでした!朝食付きのプランもあるようです。
私たちは、晩御飯は近くのスーパーマーケットのお弁当、大会当日の朝食は錦帯橋近くのパン屋さんを利用しました。
錦帯橋を前日に観光しに行こうと思ったのですが、少し疲労感が残りそうでしたのでパンを買って帰宅し各自用事を済ませて就寝しました。
招待選手の多くは、飛行機ならば岩国錦帯橋空港が、新幹線ならば新岩国駅を利用されていました。
空港・新幹線駅と、ホテル・競技場はすべて15分程度の距離圏内にありますのでアクセスとしては全く問題なかったそうです。
関東方面の方は成田空港から岩国まで路線があります。時間は1時間40分程度になるそうです。
余談としては、前日に熊本県で金栗記念があったので、そこから岩国に移動された方もいらっしゃいました。これぞシーズンインの忙しさ。。。!嬉しい悲鳴ですね!
大会当日:会場到着
大会当日は、観戦者を含むすべての関係者が山口陸上競技協会の体調管理チェックシートを提出し、サーモグラフィを利用した立ち止まることなく検温できる入場口を設置し、スムーズな受付をされていました。
すべてのチェックを終えた方は、紙製のリストバンドを着用し以後は受付の方に見せる形で入退場をいたしました。
招待選手は招待レース用のゼッケンを受け取り、レース前の選手紹介などの連絡事項周知、それ以降は各自のウォーミングアップに充てていただくようにいたしました。
招待選手の待機場所は隣接する体育館の会議室を利用させていただきました。レース前でしたので、相当ピリピリバチバチな空気でした。
競技場はサブトラックのない施設でしたので、待機室を利用してストレッチなどを行う選手が多かったようです。
競技場では午前中に小中学生、午後から招待レース、その後に中学から一般の競技が行われました。
地元ケーブルテレビ「アイキャン」の方々が4台のカメラで番組作成のために撮影してくださっていたり、中国新聞社の方が選手に取材されていたりとかっこよく「大会」らしい雰囲気がしていました!
大会中はゼッケンスポンサーでもあるzawaちゃんねる様が会場を盛り上げるべく、ベストチョイスなBGMをかけてくださっていたり、招待レース前のマイクパフォーマンス、各選手との撮影等、精力的にご協力いただいていました。
大会MC
招待レースは山口県スポーツタレント杉本瑛美維様にマイクを託し大会MCとして会場を盛り上げていただきました。
日本体育大卒(陸上競技部所属)でもある杉本さんはシーズンイン岩国のMCにベストマッチな人材でした。
山口県出身だけでなく、岩国市と日体大は、「スポーツ振興に関する協定」を結んでいることもあり「地元スポーツタレント・陸上競技・地域と首都圏を繋ぐ」人選となりました!こんな巡り合わせがあるなんで素敵ですよね。
会場だけでなく、テレビ放映用の魅せ方も大切にしながら進行を進めてくださりました。
招待レース競技開始
ここからは写真をメインに大会を振り返っていきます!
3000ⅿSC
1 大宅 楓(27) 大東建託パートナーズ 10:31.04
…招待レース一発目ということもあり、相当な緊張感がグランドレベルにはありました。それでも、大宅選手、瀬川選手共にファンの方ににこやかに魅せる部分と自身のパフォーマンスに集中する部分をしっかりと分けられていました。
800m(※レース動画はコチラから!)
小林 舞香(18) 環太平洋大 DNS
…100ⅿごとにタイマーを設置し、大森選手のコーチでもある日本陸連五輪強化コーチ 松井 一樹 様にラップ読み上げとレースコントロールをお願いいたしました。中距離独特の記録を狙いに行くことだけに集中したレースは、ハイスピードの中で駆け引きもさらに熱くなりました。
全中優勝者から日本選手権優勝者まで、すべてのカテゴリーと実績を招待選手で埋めることができるくらいの豪華すぎるレースは、終始トップで展開した大森選手が一味違うキレを魅せました。
110mH
…当日は終始ホームストレートが2~3ⅿ前後の強い向かい風が吹く短距離種目には厳しい環境となりました。そんな中でも顔色を変えずにウォーミングアップからレースまでトップアスリートらしく振舞っていた福部選手、西山選手からは強く魅せる気持ちを感じました。
今回は地元広島と岩国の選手2名のみとなりましたが、余っているレーンは大会事務局に連絡すれば走れたと思っています。規格は高校生以上となりますが、来年は日本トップアスリートと一緒に走れる可能性は十分にありますので臆することなくお問い合わせください!憧れの福部選手、西山選手と走れるチャンス!!
100m
1 福部 真子(25) 日本建設工業 12.80
君嶋 愛梨沙(25) 土木管理総合試験所 DNS
…残念ながら地元出身の君嶋選手は欠場となりましたが、これも100ⅿH同様に多くの方にチャンスがありました。来年は招待レースに入れるドリームレーンのような形も検討したいと思いますのでお楽しみに!
福部選手は私たちと同じ広島出身ですので、陰ながら調応援しておりました。現在コーチをされている樋口先生も学生時代から今までずっとお世話になっております。広島県や日本を代表する選手からもらえるパワーはとても大きかったです。
こういう形でお会いできて光栄でした。
最後に
新型コロナウイルス感染症の被害が人だけでなく、スポーツにも影響を与えています。私たち陸上競技や地元を愛するオトナが、どんなに苦しい状況であっても力を注がないといけない部分があると思います。
自分自身を育ててくれた陸上競技や、故郷に感謝しているからこそ、先の方々に恩返しをして、後世の繋ぎ手にならなければならないと思います。
今回実施したクラウドファンディングでは、たくさんのチャレンジを多くの方の力を借りて行うことができました。
陸上競技を夢中で楽しめる大会にするべく、来年に向けて更なるパワーアップができるように私自身、選手同様に精進して強くなりたいと思います。
写真が多く重い記事でしたが最後までご拝読いただきありがとうございました!