夏草や兵どもが夢の跡
GitHub Skyline と GitLab Skyline
GitHub には活動の様子をモザイクタイル状に表示するコントリビューションという表示があり、こちらは通称「草」と呼ばれています。
GitHub はこのコントリビューション(以下、草)を 3D 表示する Skyline という機能を提供しています。先日 Twitter で voluntas さんのお父様が彼の Skyline を出力なさったというのを見かけて面白いなと思いました。
弁護士ドットコム株式会社(以下、弁コム社)ではソースコードの管理に GitLab を使っているのですが、 GitLab 上の活動も同様に草になっているのでこれを Skyline にできないものかと探すと gitlab-skyline というプロジェクトが見つかりました。なんとこのプロジェクトは草のデータを 3D プリンターで出力するためのデータ形式である STL のファイルも出力してくれます。
これは良いと処理の内容を見てみると、月ごとの活動を表示するページの HTML を取得してパースするようになっていました。このままでは認証の処理でちょっと都合が悪いため、 Events API を利用するように改変してプルリクエストを送ってみたところ、無事取り込んでもらえました。
詳細についてはプルリクエストの Use GitLab Events API を見ていただければと思います。
出力してみた
ところで今年2022年1月に社内異動があり、 BUSINESS LAWYERS というサービスの開発を行なっているチームに配属され、深く関わるようになりました。このチームメイトと今度久々に会う機会があるし、 GitLab の草のデータが 3D データ化できるようになったので、みんなの2021年の草を出力してみました。
デザイナーAさんの草
まずはデザイナーAさんの草。弁コム社のデザイナーは企画や仕様を一緒に考えたり、ビジュアル的なデザインを作ったり、実際にそれをコードの形にしたりと多岐に渡り、僕の知る限り全員が Git も使いこなします。 3D 草を見た感じだと、ゴールデンウィークっぽいところが谷になっていたり、コードを書く業務が多い時期、少ない時期がわかって面白いです。
エンジニアCさんの草
続いてエンジニアCさんの草。こちらもゴールデンウィークっぽいところが谷になっています。こちらは今年4月ごろにリリースした機能の企画会議に参加したり技術調査が多かったためか、年末近くがやや低めになっています。
エンジニアSさんの草
こちらはエンジニア S さんの草。こちらの方は僕と同じく年明けのタイミングから異動してきたので2021年の状況について詳細はわかりません。でも、コミュニケーション能力が高い方なので、ステークホルダー間の調整なんかもしてくれつつ書く時には書くというスタイルが表れているんじゃなかろうかと思いました。
エンジニアNさんの草
最後にエンジニア N さんの草。この方は弁コム社の中でもアウトプットが多いことで知られる人の一人なのですが、それがよく表れているなと思いました。働きすぎなんじゃないかと心配にもなりつつ、少なくともゴールデンウィークっぽいところが谷になっていてちょっとだけホッとしました。
まとめ
本当は一緒に働くようになった2022年の草を出力したかったのですが、まだ年の半ばなのでするとしても来年に持ち越すことにします。別に要らないと言われる可能性もあるので様子を伺いながらですね。
ちなみに出力には Adventurer3 という 3D プリンターを使ったのですが、ひとつあたり4時間ちょっとかかったので17時間ほど延々と動作音がしていました。オンラインミーティングの相手にも迷惑がかかったし家族からも不評でした。特に長時間になる場合は動作音は 3D プリンターの課題ですね。
最後に宣伝。
このチームは BUSINESS LAWYERS という企業法務向けのサービスの開発をしています。サービスをリリースしてからは5年くらいになるのですが、電子書籍サービスを作ったり最近では動画視聴サービスを開発中です。セールスチームやコンテンツチームとも良い距離感だし、エンジニアを積極採用中なので使用している技術などもうちょっと見てみたい方は求人ページをご覧ください。なお、当該ポジションの募集が閉まったら求人ページはアクセスできなくなる可能性があるのでご了承ください。