あたたかい砂の上においてあげよう #23
瀬戸内かわいい部のやすかです。
せとかわデニムプロジェクトで商品開発中のデニムのピクニックシートが着々と形になってきました。
PCを開いてメンバーとのやりとりを確認しながら、「ここまで来れたなあ」と感慨にふけっている時、ふと自分の目の前にあるグラスを見て思うことがありました。
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みんなでつくったピクニックシート
生まれてきてくれてありがとうの気持ち。
これからどんな人のもとで
どんな思い出の一部になっていくんだろう。
小鳥を運ぶように
そっと持ち上げて
あたたかい
砂の上においてあげよう。
このピクニックシートは
ぽんと勝手に生まれたわけではない。
みんなで夢を描き
理想を語り
時間をかけて話し合い
たくさんの人に助けてもらい
一年という歳月をかけて
少しずつ少しずつ
生まれてきた。
大変なことも
難しい瞬間もあった。
だからこそ、愛しい。
大切だから、
どうか大切にしてくれる人へ
この価値をわかってもらえる人へ
届きますようにと思う。
このプロジェクトを通して
気づいたことがある。
自分の身の回りにある
誰かが作った商品について。
自分にとっては
ただの商品でも
それを生み出した人にとっては
我が子同然の愛しいもの。
その気持ちが、
今だからわかる。
誰かが作ったものを見て
そのものが生まれた物語にまで
想いを馳せることができる。
そんな私で、ありたいと思う。
photo by Helen Suzuki
今日の書き手:やすか 瀬戸内かわいい部運営。岡山生まれ岡山そだち。かわいいカフェ、雑貨、旅がすき。
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