第1章 第1話 『暇』
こんにちは、はじめまして。
「樂」といいます。よろしくお願いします。
暇なので文章を書きたいと思います。
唐突ですが、いま私は非常にう◯こがしたい。 とても焦っています。 ですがトイレに行けない状況にいます。
なぜか?
私はいまバイト中です。年末だけ駅ナカの小さな売店でガトーショコラを売るバイトをしています。
おぉ、「暇」だ。 (仕事を紹介してくれた友人、上司の方が見ていたらすいません。でも暇なのは確かです…)
仕事はもちろんしっかりこなします。お客様が来たら笑顔で挨拶して、なるべくお客様にとって良いお店であろうとします。普通に接客が好きなのもありますが。
だがしかし!
12月30日の赤坂見附、誰もおらん。オフィスが多いこの地域、やはりみんな実家に帰るかコロナの影響で家に篭るか。それでもガトーショコラのブランドが強いのかちらほら買ってゆく人もいる。個数はだいたい5個から。誰かとシェアするんだろうか。はたまた1人で食べるのか。
いずれにせよ今の状況が暇であることには変わらない。そしてつらつらと駄文を書いています。暇って蝦と似てますよね。そんなこんなでトイレ完了。便意解決。
ふぅー、スッキリ。だけどお腹が減った。家から持ってきた昨日作っておいたリゾット食べようか。暇だなぁ。
『 暇 』
第1話である本日の議題は「暇」です。
暇という文字を辞書で引くと
・暇(ひま、いとま)は、余った時間。 することがない状態。
とでます。「目的がない状態」とも言い換えられますね。私が上の方で書いた文章。最初から最後まで暇で始まり暇で終わっています。ですがその間には便意を催したり、ガトーショコラを買いに来る人や赤坂見附という場所の考察、お腹が減ったなど、様々な「目的と考え」が含まれています。先ほども述べたように目的がない状態を暇と呼びます。
「目的がない状態」とはどういう状態でしょうか。
また辞書を引きます。
・目的(もくてき)とは、得ようとしてねらう対象。到達したい状態として意図し、行動を方向づけるもの。めあて。
とでます。そのままですね。つまり目的がなければ行動ができません。ですが最初の行動が無ければ目的は生まれません。今日私がバイトに来てなかったら暇ではありません。暇で無ければこの記事は存在しません。便意を催すのも昨日食べたクリームパスタがあるからです。
ここまで書いて何が言いたいのかと言うと、
『人に暇な状態など、ない。』
ということです。人は生まれた時点から暇な瞬間など無い。人は生きているだけで目的と行動を伴います。人間に欲求があるうちは真に暇な状態とは存在しないのです。よって、
「暇」な瞬間とは外部からもたらされるものではなく、自分自身で「暇」を選んだ。
となります。ですが決して暇とは悪いものではなく、暇があるからこそ目的と行動が生まれます。ただそれを他責により周りに要因を求めるのは間違えている。暇だと焦る人がいれば、まずはその暇は何のために存在しているのか考えることが必要だと思います。これは私の人生23年間で得た真理ですが、目的や行動は最終的に自身が決めるものです。
暇な時間を有意義なものに変えるのも自身です。
私がなかなかできない分、自分と、この記事を読んでくれた全ての人に語りかけています。ちなみに私は行動を起こすための行動としてあえて暇を選んでいます。そして今日の暇には時給が発生しているのでこれは有意義なものです。お昼ご飯でリゾットを食べたので猛烈に眠いです。本日はこれにて失礼します。
暇だなぁ
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