プッチンプリンが消えた原因を妄想する①
皆さんご存じだと思いますが、江崎グリコが大変なことになっています。
別の記事では以下のような内容が書かれてあります。
実際にこのような状況だったかどうかは分かりません。私は本件の関係者でも、SAPの専門家でもありませんが、IT業界に身をおくものとして、この記事からグリコで何が起こっているかを妄想してみようと思います。
同じデータなのに部門ごとに異なるID
同じデータなのに部署ごとに異なるIDが振られていたことが想像できます。具体的に説明すると、同じプリンという商品でも、ある部署では「P1、P2、P3・・・」、別の部署では「Pudding0001、Pudding0002、Pudding0002・・・」みたいな感じです。
これがP1=Pudding0001のように1対1の関係ならそこまで混乱しないのですが、「ある部署ではプリン1箱単位で管理してます。」みたいなことがあると[P1,P2,P3,・・・]=Pudding0001とデータ構造が複雑化していきます。
また、「部署ごとにデータの名称が異なる」なんてこともあったかもしれません。例えばグローバルな部署では英語表記、国内の部署は日本語表記といった具合です。
普通に考えれば、誰も幸せにならないこのような状況ですが、これが発生してしまう原因(妄想)を次回説明していきたいと思います。
次回以降のテーマ
・現場の部署はみんなギリギリで頑張っている
・社内で弱い立場のIT部門
・全てをシステムでカバー
・実力不足のIT部門と全てベンダー任せ
・現場を理解していない部門代表と不十分なオペレーション調査
・高性能バリデーションとしてのシステム入力担当おばちゃん
・では、どうすればよかったのか?