固形肥料から有機液体肥料を作る方法
鉢の小さな小品盆栽やミニ盆栽の肥料として使うには、化学肥料は扱いが難しく、有機系の固形肥料は大きすぎて見栄えがよくありません。
そこで入手しやすい有機系の固形肥料から液体肥料をつくります。
使用する固形肥料
使用する有機肥料は盆栽用定番肥料のバイオゴールドです。
バイオゴールドは液体肥料としても使うことができます。
バイオゴールドの説明書
液体肥料の作り方
バイオゴールドを液体肥料で使用する際の用量は水1Lにたいし2~3粒ですから、水500ccに対しバイオゴールド1個を基準とし500ccのサイズの洗浄瓶を利用します。
<500ccの洗浄瓶>
洗浄瓶のノズルは液体肥料を鉢に注ぐのにちょうどいい大きさです。
あとは『流し台のゴミ受けの紙』と『ホッチキス』があれば大丈夫です。
バイオゴールドを包つめる大きさにゴミ受けの紙をカットします。
バイオゴールドを包んだらゴミ受けの紙の周囲をホッチキスで止めます。
この作業は水で溶けない肥料分で洗浄瓶のノズルが詰まるのを防ぐために行っています。
あまり大きいと洗浄瓶に入れるのも取り出すのも大変になりますから、洗浄瓶の口のサイズよりは小さくなるよう丁寧に包んでおきます。
水を500cc入れて1日おいておくと肥料らしい色にかわります。
日が経つにつれ色が濃くなっていきます。
春から初夏にかけてこれからが施肥の季節ですが小品盆栽やミニ盆栽用の肥料を探されてる方は試されてみてはいかがでしょうか?
肥料の使い方
水やりの代わりに洗浄瓶のノズルから直接鉢の上にかけて大丈夫です。
ジョウロと違って葉や花に肥料分がかかる心配もありませんし、手で握った分しか肥料がでないためミニ盆栽への分量調整も容易です。
しかし希釈した液体の有機肥料でも盆栽の化粧苔は痛んでしまうため
SETo研究所では浸透桝を用いた施肥方法をご提案しています。
肥料を使い終わったら
液体肥料がなくなったら、容器のを洗浄する際に中に残った包み紙をピンセットで容器の中から取り出します。
さいごに
小品盆栽やミニ盆栽の肥料に使うには固形肥料は大きすぎて美観を損ねていると感じている方や、肥料焼けが心配な方にお勧めの方法です。
サポートいただけたら感謝MAXです。