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マグダ・グルールデッキ紹介

こんにちは、penguinです。
月初、Raphael Levy氏がマグダ・グルールというデッキを考案してミシック1位達成という記事を目にしました。
参考記事(https://article.hareruyamtg.com/article/50924/

Levy氏は3年ほど前にもエレクトロ・フェニックスというアーキタイプを考案していましたが、エレクトロ・フェニックスは私自身も試運転して面白いと感じました。
今回は感触の面白さを重視して、Levy氏のマグダ・グルールを試してみることにしました。

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なお、Raphael Levy氏のマグダ・グルールのリストを多少調整しました。
メインボード:
〈エシカの戦車〉1枚を〈グレートヘンジ〉に差し替え
Raphael Levy氏は引用記事にて「《絡みつく花面晶体》あるいは4枚目の《エシカの戦車》の枠に《グレートヘンジ》を入れる構成を試し始めたが、これがかなり良さそうだ。」と解説しています。
土地枚数が少ないデッキであるため、裏面が土地である〈絡みつく花面晶体〉を減らすのはためらわれました。
筆者の場合は〈エシカの戦車〉を〈グレートヘンジ〉に差し替えてみることにしました。

サイドボード:
・〈長老ガーガロス〉と〈蛇皮のヴェール〉を1枚ずつアウト
・〈エシカの戦車〉と〈レッドキャップの乱闘〉を1枚ずつ追加
これにより
1.コントロール相手に強い〈エシカの戦車〉をサイド後4枚体制にできる
2.〈レッドキャップの乱闘〉の追加はボロス・ウィノータへの耐性を期待しています。

はじめに
うわ...私のマグダ、強すぎ...?
様子見のつもりが、その日のうちにミシックまで行ってしまうという順調っぷりでした。Raphael Levy氏のデッキ構築力は非常に高いですね。

立ち回り方
高速ビートプラン:
1ターン目に〈ヤスペラの歩哨〉
2ターン目に〈厚顔の無法者、マグダ〉
3ターン目に〈黄金架のドラゴン〉

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2ターン目に〈厚顔の無法者、マグダ〉を出した状態から

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〈ヤスペラの歩哨〉の能力で〈厚顔の無法者、マグダ〉をタップ
→マナを出しつつ宝物トークンが生成される。

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〈ヤスペラの歩哨〉、〈切なる願い〉、〈エッジウォールの亭主〉
いずれかでクリーチャーを展開できます。上写真では宝物トークン消費込みで〈リムロックの騎士〉を出しました。

3ターン目は
土地3枚+(宝物トークンを使用していなければ)宝物トークン1個の状態です。
2ターン目の手順を繰り返すことで1マナと宝物トークンがさらに追加されるため最大6マナまでアクセスできます。

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3ターン目に宝物トークンが無い状態であっても
→2ターン目同様〈ヤスペラの歩哨〉の能力で〈厚顔の無法者、マグダ〉をタップ
→1マナと宝物トークン生成
→土地プレイ込みで5マナまで到達

上記のように横展開しながら〈黄金架のドラゴン〉が速攻でアタック可能です。

他に速度のある赤単や、ミッドレンジのアドベンチャー系のデッキの3ターン目の動きを比較にあげますと、
〈鍛冶で鍛えられしアナックス〉
〈恋煩いの野獣〉
どちらかが単体で出る程度なので、かなり瞬発力があると言えます。

その他突然死プラン:
〈厚顔の無法者、マグダ〉で宝物トークンを貯めて〈エンバレスの宝剣〉に繋げる動きが多いですが、相手ターンエンド時に〈黄金架のドラゴン〉や〈エシカの戦車〉をサーチしてライフを詰めるプランもあります。
〈ヤスペラの歩哨〉、〈厚顔の無法者、マグダ〉パッケージや〈黄金架のドラゴン〉だけでなく〈エシカの戦車〉でも宝物トークンを増やせるため、
〈エシカの戦車〉に〈厚顔の無法者、マグダ〉搭乗
→宝物トークン生成
→〈エシカの戦車〉アタック
→アタック誘発で宝物トークンコピー
→宝物トークンが5個(の場合)
→〈厚顔の無法者、マグダ〉起動
→〈エンバレスの宝剣〉をサーチという突然死もあり得ます。

映画 & テレビ 2021_05_07 22_26_49

土地4枚と宝物トークン1個の場(+〈ヤスペラの歩哨〉と〈厚顔の無法者、マグダ〉)から

映画 & テレビ 2021_05_07 22_29_05

〈エンバレスの宝剣〉を背負った〈黄金架のドラゴン〉が殴りかかることも
土地4枚と宝物トークン消費から〈黄金架のドラゴン〉をキャスト
→〈黄金架のドラゴン〉攻撃誘発で宝物トークン生成
→〈ヤスペラの歩哨〉で〈厚顔の無法者、マグダ〉をタップ
→1マナと宝物トークン2個目生成
→〈黄金架のドラゴン〉で宝物トークンは2マナ出る状態
→〈ヤスペラの歩哨〉から出たマナと宝物トークン2個から計5マナ
→〈エンバレスの宝剣〉
→フィニッシュ

キープ基準
初手に〈ヤスペラの歩哨〉、〈厚顔の無法者、マグダ〉の2枚があると高速ビートしやすいのでベストです。
上記2枚が無く、〈エッジウォールの亭主〉とアドベンチャーカード・パッケージも無い≒攻める手段もアドバンテージ獲得手段も無いハンドはマリガンを推奨します。

サイドボーディング
サイドボーディングおよび各アーキタイプへのプレイングに関しては、先にRaphael Levy氏の記事を参照することをお勧めします。
https://article.hareruyamtg.com/article/50924/

上記踏まえての私見:
Levy氏は対ティムール・アドベンチャー欄にて「自身の〈アクロス戦争〉には疑問」とのことでした。
〈星界の大蛇、コーマ〉を出された場合、対処手段が<アクロス戦争>以外に無いため、私は良いセレクトだと感じます。
筆者自身、(対ティムール・アドベンチャーでは無かったものの)〈星界の大蛇、コーマ〉を〈アクロス戦争〉で取り上げて勝ちを拾ったことがあります。

今後の改善点
〈グレートヘンジ〉:
当該アーキタイプに関して、筆者には有効かどうか判断ができていません。
カードパワーは高いので、しばらく様子を見たいです。

〈エンバレスの宝剣〉:
「〈黄金架のドラゴン〉と一緒にハンドに来てしまい動けない」ということもありました。
〈エンバレスの宝剣〉は1枚、別のものに変えるのも良いかもしれません。
このデッキだと宝物トークンを5個貯めるのは簡単です。
→〈厚顔の無法者、マグダ〉でサーチ可能
個人的には3枚積みでなく、2枚積みでも機能するのではないかと考えています。

備考
本記事執筆中、〈鍛冶で鍛えられしアナックス〉が誤変換され〈火事で鍛えられ死アナックス〉になりました。いや、確かに死んでるんですけどその後も家事で鍛えられてて腹筋崩壊しました。

総括
・プレイしやすい割に強いため、初心者におすすめ。
・キープ基準は初手〈ヤスペラの歩哨〉、〈厚顔の無法者、マグダ〉
・まだフレキシブルな部分が残っている。
・アイドルマスターシンデレラガールズの人気投票は矢口美羽にお願いします。ボイス投票も宜しく!


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