No.05 【配布前に先取り】自転車愛が行きすぎてる話

「世田谷十八番」のフリーペーパーのみならず、このnoteまで飛んできてくださったニッチな読者の皆様、はじめまして。
このたびご縁がありまして、世田谷十八番のメンバーになりました陰山と申します。メンバーの中では唯一、世田谷生まれ世田谷育ち、生粋のシティガールです。

ネタバレしない程度に配布前の号に触れてみたり、誌面には載せきれなかったこぼれ話を拾ってみたり、また「実は裏ではこんな活動もやっています！」というようなコッソリ話を書いてみようと思っています。

早速ですが、次号についてふわっとご紹介します。
クラフトマン、八百屋、弁当屋、こんにゃく職人と続いてきた世田谷十八番。
No.05は、世田谷通り沿いにある自転車店「サイクリングショップ　ツバサ」の店主、大野元さんのインタビューをお届けします。

東名高速の東京インターを降りると途端に目につく高級外車。世田谷の街中を走る車はとにかく外車が多いですが、それと同じくらい自転車に乗っている人も多い気がします（私だけ？）。
一方通行が多く、道幅の狭いこの世田谷を好き勝手走るには自転車はちょうど良いツールです。が、そんなふうに言うと大野さんをガッカリさせてしまうかもしれません。
「たかがチャリ」だなんて口が滑ろうもんなら、修理に出したのにそのままの姿で戻ってくるかもしれません（もちろんそんなことはありません）。

「大事にしてほしい。真剣にぶつかってきてほしい」と語る大野さんの自転車へのこだわりは凄まじいです。メーカーから送られてきた、すでに完成された自転車を全てバラし、不具合がないか確認するのは当たり前。そこに私たちユーザーが「どうしたらより快適に走れるか」と、大野さんの手によってプラスαの要素が加わり、はじめて私たちの手元に渡るのです。

サラッと大野さんのプロフェッショナル精神に触れましたが、すごくないですか？
メーカーから完成したから完成品となって送られてきたわけで、それを全てバラして大野さんの思う完成品にさせるなんて、凡人の私からしたら正気の沙汰とは思えません。

自転車への計り知れない愛と、私たちユーザーへの思いやり。「最終チェックは機械ではなく、手でやる。でもお客さんにこだわりは見せない」と語る、ちょっぴりぶっきらぼうにも見える大野さんの大きな愛は、自転車に乗ってから初めて気づけるのかもしれません。

かくいう私もほんの少しだけ自転車にこだわりがあり、前後に付いたチャイルドシートが外れてからも乗り続けたい！と、希望通りのカスタムをしてくれる自転車屋さんを探し回って見つけた、お気に入りの一台に乗っています。
世田谷区内を、前後に子供を乗せて走るちょっと変わった自転車がいたら、きっとそれは私です。

頻繁に買い替えることのない自転車だからこそ、あれこれスペックを比べたり、懐と相談したり‥。
こだわりの気持ちがあるからこそ、大野さんのインタビューを通して「次の自転車は大野さんにお願いしたい！」という気持ちが生まれています。
「君は一生の相棒だ！」と言っておきながら、早々に浮気してごめんね。

「サイクリングショップ　ツバサ」店主の大野元さんのインタビューを収録した「世田谷十八番」No.05は、11月28日（月）から配布予定です。
配布場所はこちら↓

年内の発行はNo.05で最後となります。No.06は年が明けて1月28日に発行を予定しております。

最後まで目を通していただきありがとうございました。次回もまたお付き合いいただけたら嬉しいです！