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社会人サッカーチームを作った話。


旅行の話とは打って変わりますが。
去年の6月、サッカーチームを作りました。

サッカーチームの創設、運営が想像以上に楽しかったので、興味ある人は是非チーム作ってみてほしいし、作るのはなぁ・・・って人は是非うちのチームへの加入も大歓迎です。


というわけで。
きっかけは大学時代の親友との何気ない電話。
個サル(個人参加フットサル)終わりに電話してたら、「名古屋でサッカーチームを作ることにした」という話を聞き、ほぉ面白そうだ、自分もやってみるか、と。

この名古屋の友人は大学時代は東京におり、一緒にサークルを作った経験があります。性格はめちゃくちゃ違うけど、おそらくお互い行動力とリーダーシップは備えており、いまの自分があるのは一部彼のおかげと言っていいほどの関係です。

当時まだコロナ禍が明けかけたくらいの時期で、まあ仕事も遊びも全然忙しくなくて退屈することがありました。
そんな中聞いたサッカーチーム創設&運営はあまりにも魅力的で、

・もともとサッカーは大好きだったが、なかなかやる機会がない
・とはいえ部活は未経験で技術に自信があるわけでもなく、個人参加だとレベル感について行けないことが時々あった
・自分が組織を作ったり動かすことに興味があった、何か形を残したかった

等の理由もあり、行動に移すのに時間はかかりませんでした。


この先は時系列で当時のアクション、思いをまとめて行きたいと思います。

↓これが僕たちのチームです!



2021年6月
・チームを作ることを決意し、どんな感じで作っていくかを友人と相談。
→まあノリと勢いで何とかなるっしょという結論に落ち着く。

・まずはじめに周りのサッカー好きな友人を片っ端から勧誘。
labolaというスポーツ掲示板サイトで、新しくエンジョイサッカーチームを創設することを掲載。
→ゴールまでの道筋を立てるというよりかは、とりあえず今できることを順番にやってみようと思い、まずメンバー確保から始めました。
結果友人で15~20人、labolaで15人程度興味を示してくれました。
この人数集め、そして集めた人たちをまとめるフェーズが一番大変だったかもしれない。

この時、一番大切にしたのが"チームコンセプト"です。
都内にサッカーチームなんて腐るほどあるので、その中で人を集めるためには、絶対に他のチームにはないアイデンティティが必要だと強く感じました。

そんな中、私が設定したコンセプトは、
"誰でも楽しくサッカーを"。これです。
経験年数、技術は度外視して、「とにかくサッカーやりたい!」という思いを一番重要視しました。
完全な未経験でもokという条件は社会人サッカーチームにおいてかなり珍しかったと思います。

もう一点が、
"一緒にチームを作っていこう"。というもの。
すでに完成されたチーム、人間関係の中に入るよりかは、これから作り上げていく組織に立ち上げから参加した方が心理的ハードルも低いし、組織作りに携われる楽しさも感じられる。

実際、ゼロからみんなでチームを作っていくフェーズは、他ではない楽しさやワクワク感があったし、それはオープニングに携わってくれたメンバーみんなも感じてくれていたんじゃないかって思います。

これがメンバー集めに使用したlabola。練習試合相手もここで探すことが多いです。スポーツコミュニティを探している人には絶好のサイトです。

2021年7月
・チームの開設に携われるということで、labolaで応募してくれた、顔も名前もわからない人が協力的になってくれることに感動する。

・チーム名を決める。バリバリにカッコつけた名前は嫌でユーモアが欲しいと思い、「FC最強ゴリラ」にすることに決める。が、流石にふざけ過ぎかと思い直し、寝る前にふとおりてきた「Arrows United」というチーム名にすることに決定。某アパレルブランドとは関係ありません。

2021年8月
・オープニングメンバーが決まる。元々の友人12~3名、labolaからの応募10名程度。かなり順調に集めることができた。参加してくれた人には本当に感謝。

・チーム初の活動日が決まるが、雨で流れる。

2021年9月
・満を持してチーム初の活動。同じくlabolaでエンジョイサッカーの練習試合を探し、応募。
→友人10名、初対面10名で、まとめるのがめっっっちゃ大変だった。今思えばかなりグダグダだったのに、この時きてくれた人はほぼ全員正式加入してくれた。本当にありがとうございます。

社会の活動。この時は実質個人参加みたいな感じだった。


2021年10月
・チーム2度目の活動。チームメンバーだけで集まりフットサルを行った。この頃にはlabolaからの応募の人も15人くらいおり、かなり賑わった。
逆に友人が数名、興味あって楽しそうと思ったけどやっぱりスケジュール合わせられないとのことで3~4人退団。

初めての、チーム参加者だけによる活動。
みんな本当に優しい人ばっかりで楽しかった


2021年11月
・labola勢の顔と名前も知らなかった人たちともどんどん交流を深めていき、チームとして完成し始める。
→結成当初は特に入団条件を設けていませんでしたが、自然とめちゃくちゃいい人ばっかり集まりました。みんな優しくて物腰柔らかで、協力的。labolaから入ってくれた人たちと知り合えたことが、チーム作って一番良かったことだったなと感じます。

・定期的に練習試合を行い、サッカーチームとして成り立ちつつある。

・ユニフォームデザインやチームのエンブレムを作成。

エムブレム。我ながらスタイリッシュでセンスあるなと思う。
ユニフォーム。我ながらスタイリッシュでセンスあるなと思っちゃうよね。


2021年12月
・ほぼ毎週活動。試合後ご飯とかも行って打ち解け合う。

2022年1月
・ユニフォームが完成。チーム全員集まって決起会を行い、チーム創設を決めてから約半年、ようやく本格的にチーム活動開始。

決起会。ユニフォーム完成した時はテンション上がった!


2022年3月
・カナリアリーグという、埼玉周辺でやっている私営のリーグ戦に加入。
初の公式戦を戦い、士気も上がる。
→この頃にはもう完全にチームとしては完成され、運営としてもそんなにやることは多くなくなり、ただただ楽しいだけでした。

・就職で、オープニングメンバーで初の退団者が現れる。本当に悲しかった。

初公式戦。
この時には完全にチームが完成されてた。


2022年5月
・ついに公式戦初勝利!!!この時がチーム作って一番嬉しかったかもしれない。

2022年6月
・カナリア春季リーグ終了。3勝3敗という、初年度にしてはかなり上々の成績を収める。

2022年9月
・カナリア秋季リーグ開幕。退団者、新加入者が定期的に現れ、徐々にチームメンバーも変わり始める。

2023年1月
・カナリア秋季リーグ終了。1勝1分4敗と苦しい成績に終わる。
なかなか勝てない難しさと共に、公式戦でしか味わえない緊張感に慣れてきた。

2023年3月
・初めてチーム全員で飲みに行く。さらに一歩関係性が深まった気がして、めちゃくちゃ楽しかった。

・チーム結成時からずっとチームを支えてくれた副代表、加入後参加率100%の絶対的中心の愛されキャラのトップ下、その友人で同じく参加率100%の絶対的存在のCBという、チームに一番必要な3人が揃って地方転勤で退団。

これはもう例えるなら、乃木坂から秋元真夏、齋藤飛鳥、西野七瀬が一気に辞めるくらいの衝撃。
巨人から阿部慎之助、高橋由伸、上原浩治が一気に辞めるくらいの感覚。
EUからフランス、ドイツ、スペインが一気に脱退するくらいのエグさ。
臓器から胃、大腸、肝臓が離脱するくらいのやばさ。
ジャンケンからぐー、ちょき、パーが抜けるくらいの、、、、もういいか。
とにかくそれくらい辛いし衝撃だった。
チーム作ってて一番辛かったかもしれない。

チームメンバーほぼ全員集まってフットサル大会。
からの退団者のお別れ会も兼ねた飲み会。


2023年6月
・カナリアリーグを抜け、中野区リーグに所属することに。
開幕戦は0-3の完敗。

2023年7月〜
・主力が抜けた穴を埋めるために新戦力獲得に奔走。
・2022年後半のW杯熱も冷め、かなり参加率が低くなっている状況に狼狽

で、今に至るという感じです。
作り始めの時期は大変なことも多かったけど、そこを乗り越えたら気づいたら2年経ってた、みたいな感覚です。

こう書くと順風満帆に聞こえるけど、やっぱり良かったこと、大変だったことそれぞれたくさんあったので、最後にまとめてみます。
今後チームを作ろうと考えている人の参考になればと思います。

【良かったこと】
・新しい出会い。チームを作らなければ出会えなかったたくさんの人たちに会えた

・自分のやりたいレベル、雰囲気でサッカーをプレーする環境を構築できた。

・結成、運営することで、形になるものを世の中に残せた。

・活動日を自分で決められるので、スケジュール調整が楽。

・チームメンバーからの信頼、感謝を感じる時。これが一番チーム作って良かったなって感じる瞬間かもしれない。

【大変だったこと】
・最初のメンバー集め。何十人ともやりとりするのはめちゃくちゃ大変だし、まとめるのも大変。名前や特徴も覚えないといけない。

・お金のやりくり。なかなか払ってくれない人もいるし、支出をまとめるのもなかなか大変。

・定期的に退団者に対する、定期的な新メンバー募集。全く募集していなかった時期はほとんどなかったかもしれない。

・マッチメイク。自分たちに合った練習試合を探すのは地味に大変。
公式戦になると書類等もたくさん準備する必要があり、なかなか面倒。

・チームに合わない人への対処。地味にストレスたまる。

・全く活動に参加しなくなった人への対処や、なかなかメンバーが集まらなくなった時の対処。これもかなり精神やられる。

・モチベーションの維持。実は一番これが大変かもしれない。
どうしてもモチベーションが下がる時もあるが、代表として責任を持ってチームを動かしていかなきゃいけない。


こんな感じです。
こう書いてみると大変だったことの方が圧倒的に多かったなって思います。
でもその分やりがいもあるし、楽しいことも多いし、総括するとやって良かったなって心から思えます。

最後に。
こうやってチーム作って運営できてるのも、参加してくれたチームメンバーや友人の協力があってこそだったなと心から思います。
Arrows Unitedに関わってくれた全てのみなさん、本当にありがとう。

とかいうとなんかチーム解散するみたいだけど、まだまだ活動してきます。
いずれ代表は誰かに譲って、俺がいなくなってもチームが残っていくようにしていきたいなと思ってます。

Arrows Unitedに興味ある人、社会人サークル創設に興味ある人、なんでも相談乗るし話聞くし、知り合いであればいつでもチーム参加大歓迎してるので、気軽に連絡ください!!


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