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みずほ銀行ってどんな銀行?代表やライバル、過去の出来事もわかりやすく解説!

この記事では、みずほ銀行について、その概要からグループ会社、代表者、ライバルの銀行、過去に起きた出来事まで、できるだけわかりやすく説明していきます。


みずほ銀行ってどんな銀行?

みずほ銀行は、日本を代表する大きな銀行です。メガバンクの一員で、国内外に支店があり、個人から会社まで幅広くお金のサービスを提供しています。

お金を預かる、貸す、送金や支払いなどの基本業務に加え、海外取引の支援や株・債券などのサービスも行っています。色々な金融会社が集まるみずほフィナンシャルグループの中心として、グループの力を活かし、多様なニーズに対応しています。

みずほ銀行のグループ会社は?

みずほ銀行は、「みずほフィナンシャルグループ」という大きなグループに属しています。色々な分野の会社がグループにいますが、大きく分けると、以下のようになります。

  • 銀行関係: みずほ信託銀行(しんたく業務など)、日本カストディ銀行(お金の管理など)

  • 証券関係: みずほ証券(株の売買など)

  • お金を貸す関係: みずほキャピタル(会社への投資)、オリエントコーポレーション(クレジットカードなど)

  • その他: みずほリサーチ&テクノロジーズ(調査やIT関係)、アセットマネジメントOne(資産運用)

これらの会社が協力することで、お客さまに色々なサービスを提供できるようになっています。

みずほ銀行の代表とライバルは?

加藤勝彦さんは、みずほ銀行の代表(頭取)として、銀行全体をまとめています。慶應義塾大学を卒業して、むかしの富士銀行に入り、海外の支店長や営業部長などを経験しました。2022年から今の役職についています。2023年からは、日本のすべての銀行が集まる団体のトップ(全国銀行協会会長)も務めています。

*むかしの富士銀行→現在のみずほ銀行の一部

ライバルは、同じくらいの大きさの三菱UFJ銀行や三井住友銀行といったメガバンク、個人の方向けのサービスが強いりそな銀行、各地にある地方銀行などです。

みずほ銀行の業績(数字で見るみずほ銀行)

ここで、みずほフィナンシャルグループの業績を数字で見てみましょう。(出典:みずほフィナンシャルグループ決算資料など)

  • 2024年3月期 連結純利益: 6,789億円

  • 2025年3月期 連結純利益(予想): 8,200億円 (前年比+20.8%増)

  • 2024年3月期 連結粗利益+ETF関係損益等: 1兆5,615億円

  • 年間配当金(2025年3月期予想): 1株あたり130円

これらの数字から、みずほフィナンシャルグループの業績は良いと言えます。特に、2025年3月期の利益予想は前年より20.8%増と大きく伸びる見込みです。同じメガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の業績と比較してみましょう。

この表では、2024年3月期の利益はMUFG、SMFG、みずほFGの順です。しかし、2025年3月期の伸び率はみずほFGが20.8%増と、他社を上回っています。これは、みずほFGが今後さらに伸びる可能性を示しています。ただし、これは一部の数字であり、事業内容などでも評価が変わります。

みずほ銀行やグループ会社であった出来事

みずほ銀行とグループ会社では、過去にいくつかの問題が起きています。

▼システム障害の多発
みずほ銀行では、何度も大きなシステム障害が起きています。例えば、2002年の合併直後、2011年の東日本大震災後、そして2021年にも続けて障害が発生しました。

これにより、ATMが使えなくなったり、送金ができなくなったりと、多くのお客さまに大変な迷惑をかけました。原因は、システムの設計や管理の甘さ、対応の遅れなど、色々指摘されています。みずほ銀行は「システムが弱い」というイメージを持たれてしまい、信頼を大きく損ねる結果となりました。

▼元社員による不正
みずほ信託銀行で、社員がお客のお金を不正利用する事件がありました。高齢者にウソの説明をし、お金をだまし取っていたのです。なんと、この社員はほかの支店でも同じことをしていました。

被害者は少なくとも8人、被害額は合計1億円以上です。この事件は2011年に発覚しました。銀行のチェックが甘かったのが原因です。このようなことがあると、お客はお金を預けるのが不安になります。このため、みずほ信託銀行は管理を厳しくするなどの対策をしました。

▼パワーハラスメント
みずほ銀行で、社員へのパワハラがあったとして裁判になりました。ある男性社員は約5年間も自宅待機を命じられ、何度も退職を勧められたそうです。

この男性社員は2021年9月に会社を訴えました。2023年4月、裁判所は会社の行為の一部を違法と認め、会社に330万円の支払いを命じました。裁判はその後も続いています。

まとめ

この記事では、みずほ銀行の概要、グループ会社、代表者、ライバル、業績、そして過去にあった出来事について説明しました。この記事が、みずほ銀行への理解を深める助けになれば幸いです。


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