見出し画像

優秀な人ほど迷走しやすい成長軸で考える転職時代

どうもこんにちは!セッション&カンパニー代表の谷口です!


年の瀬であり、4月入社に向けて転職活動を活発に行っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
それと同時に、年末で時間ができた故に、「自分が本当にしたいこと」「自分にできること」「自分がするべきこと」はなんなのか?「そもそも転職するべきなのか?」など迷い始める時期なのではないでしょうか?

まず、そのように自分のキャリアを見つている時点で素晴らしいファーストステップです。bb

私がキャリアカウンセリングを行う上で、最近感じるのは20代の一般的に優秀と言われる方々(例えばGMARCH・関関同立・近畿くらいの高学歴、大手総合職に入社する層で、能力や経験を加味しないモノではないとします)が優秀が故にキャリアに迷走している傾向があります。
なぜ迷いがちなのか、「成長したい!」と強く願う人はどのように今後のキャリアを自分で切り開いていくべきなのか、ぜひ参考になさってください。

こんな人におすすめ
1)キャリアに迷走している人
2)成長欲求はあるものの、何を成長させれればいいかわからない
3)ベンチャー/スタートアップに挑戦したいものの、不安がある
4)自分の市場価値がわからない

なぜ優秀な人ほどキャリアに迷走するのか?

転職希望者「谷口さん、私は割といい会社に入って安泰ですが、なんとなくこのままでいいのか、先輩を見ていてもあまりワクワクしません」

「なるほど。逆にどうなったらワクワクとお考えですか?」谷口

転職希望者「そうですねぇ。視座の高い若い組織で、どこに行っても通用するスキルが身につく環境で働くこと、ですかね。」

「つまり視座が高い若い組織で、どこに行っても通用するスキルが身に付けば、あなたはハッピーということですね?」谷口

転職希望者「そうですね。自分が携わる商材も社会性の高いものがいいですね。今の商材や営業手法には疑問を感じる部分はあります」

「では転職してはいかがですか?」谷口

転職希望者「いや、、そうなのですが、このままいけば私なら上に行けると思っていて、合理的に考えると給料も福利厚生も悪くないので、あまり無理に動くことはないなぁと思っていて、やっぱりブランドもあるし、なんとなく現状に飽きてしまったのでしょうか…」

「現状に飽きてしまったということはあると思いますね。つまり今はコンフォタブルゾーンに浸かってしまっていているということですね。入社当時と比べて、成長スピードはどう体感されていますか?」谷口

転職希望者「うーん。慣れてきたので、加速度は落ちましたね」

「先ほど言ってた、周りの視座はいかがですか?」谷口

転職希望者「いい人たちですが、仕事に対する視座はそこまで高くない気がします。むしろ飲み会に行くと仕事の愚痴が多いですね。」

「今の会社が倒産した時に、あなたにどれくらいの価値があると思いますか?1人で生きていける技術や人脈はありますか?」谷口

転職希望者「いえ、ないですね。でもやっぱりベンチャーとか外資系とか結構リスクあるじゃないですか…。」

「今外資系企業の勢いが増す中で、市場も縮小していく日本市場において、大手企業が生き残っていく可能性って昔と比べて下がっていませんか?今ご自身が所属している企業こそ、確実に明るい未来があるんですかね。あなたのように優秀な人ほど疑問を感じて、転職していませんか?」谷口

転職希望者「確かに、優秀な人ほど辞めてるし、最近の大手でも倒産寸前になる企業は多いですね。ベンチャーにも即戦力扱いしてもらえなくて就職困っている先輩も多いです」

目の前の”転職”自体は単なる変化であり、リスクにするかチャンスにするかはあなたと私たち次第です。目先の変化をリスクと変換するのはちょっと思考が偏っています。中長期的に何が一番自分のキャリアにとってリスクなのかを一緒に考えていきましょう!」谷口

上記のような会話をめちゃくちゃしてきました。
私がこのような会話を通して感じたのは、
優秀な人ほど”現在の情報で合理性を取る”と考えています。

つまりどういうことかというと、長期的な視点でのリスク/メリットを捉えきれていない、リスクにビビっちゃってるということです。
一般的に優秀、と言われる人ほどリスクテイキングをしない傾向にあるかと考えます。

今自分が働いている会社は業績は悪くないかもしれないが、将来的に廃れていく業界の可能性がないでしょうか?
本当に今後成長していく成長産業だと言えますか?
自分の職種が本当に今後市場価値が上がるものだと思いますか?

絶対やっちゃいけない中途半端転職

リスクテイキングがなかなかできないで、中途半端な転職活動をする人がいます。
今の会社にいたら成長が難しく、大きく自分を変えたい。
でも、給料下げたくないし、ベンチャーはなんとなく怖い。

・・・悩んだ末に、今とほぼ同じ規模感で、少し条件が良くて、
求人に書いてある「新規事業責任者候補」みたいなエサに食いついちゃう。

これ、なんも意味ないですよね。
ちょっと給料あげたい。
っていう理由で転職するならまぁアリかもしれませんが、
成長したくて、大きく自分を変えたいはずなのに、小さく意思決定して変わるわけがないですね…。

自分がなりたい姿とのギャップを埋めるために転職をするはずなので、それに合わない場合は、転職せずに探し続けるという選択をするべきです。

無理に転職したとしても、またネガティブに転職してしまうので、転職回数が増えていき、転職しづらくなってしまいます。

<まとめ>
・目先の利益ではなく、死ぬ時に後悔しないにはどう生きるべきか考える
・今乗っている船は10年後、沈没するのか、先陣を切るのか
・中途半端な転職はマイナスしかない
・迷走した時は、自分がなりたい姿とのギャップを埋めるためにどの企業や業界にいくべきなのか明確にする

ベンチャーへ転職する時に注意するポイント

確かに大手の官僚系出世街道を外れるのは、会社の看板も下ろすことになるし、給料や補助や福利厚生も労務も整っていない会社に行くのは勇気がいることであることは理解しています。
私も新卒で日系大手に行った時の日系大手の終身雇用前提のとても手厚い制度には感銘を受けました。
人生のライフイベントごとにひたすらお祝い金もらえるし、休職してる時も給料もらえるなんて素敵ですよね笑

ベンチャーに転職することは夢もたくさんあります。
ストックオプションの夢、早期マネジメント職に就ける期待、若くて視座の高い人と働けるという希望、そしてそんな企業で働いている自分への理想。

過去にベンチャーに向いている人は?
どんな能力やスタンスが必要なのか?
インサイドセールスが激アツな理由は?
に関しては過去のNoteを参照ください。

ベンチャーもあなたに合っているベンチャーと合ってないベンチャーがあります。

判断基準はズバリ

社長のビジョンxパーソナリティー
転職先の業界x業務内容
企業年齢x企業規模

社長のビジョンxパーソナリティー

簡単な話ですが、ベンチャー・スタートアップ企業は『企業=社長』と言っても過言ではありません。

なのでその社長が
どういう思いでその事業をやっているのか?
そもそも人に対して愛を持って接している人なのか?
金持ちになりたいと言う自分の欲だけで会社をやっているのか?
今まで事業を立ち上げては売却してきた人なのか?(どちらが良いとかありません)


ここら辺を周りの評判だったり、そこで働いている社員の方や面接の場でそれを明らかにできるような質問をしてみましょう。

転職先の業界x業務内容

転職先が非常にいい社長で、ビジョナリーな会社でそこそこ給料がよかったとします。
ただ、気をつけてください。
その業界や業務内容は今後も市場は伸びていきますか?
マクロ環境的に脅威が多すぎではありませんか?
そのサービスは絶対になくてはならないもので、不況の時に真っ先に削減されませんか?
その業務内容はAIに置き換わるような仕事ではありませんか?

そこの業界が伸びるかどうか、その業種が必要とされている業種なのか?
ちゃんと調べれば出てきますが、やはりここは転職市場をよく理解している信頼できるパートナーと一緒に考えていくのが良いです。しっかりとプロを頼りましょう。

企業年齢x企業規模

若くてイキイキした企業で働きたい。そんな風に思いませんか?
そんな時にどのような軸で判断できるかは、「企業年齢x企業規模」が参考になります。

例を挙げて考えてみましょう。
例1)労働集約型のビジネスモデルで、設立して20年経っていて、
社員数が30名、売り上げ1億円。。。


ここから読み取れるのは、
・まず一人当たりの営業生産性が低い
・労働集約型のビジネスで20年経ってるのに社員数が30名ってことは、退職率が高い可能性が高い
・IPOする気がなさそうなので、あまり入社して金銭的なリターンは望めない

例2)労働集約型のビジネスモデルで、設立3年目、社員数は20名、売り上げ8億円。

ここから読み取れるのは、
・社員を20名も抱えれるくらいの将来的な収益性が見込める。
・おそらく資金調達している
・資金調達しているということはIPOかM&Aする可能性が高いので、金銭的インセンティブを期待できる
・一人当たりの営業生産性が高い

上記のように、ベンチャー・スタートアップといっても、
将来性があるのか?
そこの社長は大丈夫なのか?
若くてイキイキとした会社なのか?
など気になりますよね。

ぜひ外部の意見を聞きながら、判断してみてください。

まとめ

転職は実は非常に奥が深くて、入念な調査や自分自信と向き合う時間が必要で、ノリで決めるようなことではありません。
そして転職はリスク・リターンが大きいです。
転職をすること自体は私は良いことだと思います。
他の企業を経験してみないと何が良くて何が悪いのか判断ができないからです。
ただ、現業務をこなしながら転職活動をするのってすごく大変ですよね。
なのでやはり転職というよりキャリアの専門家と慌てず進めていくべきです。

ある程度いきたい企業が固まっている場合は、そこで働いている人・働いていた人にOB訪問してみてください。

真っ先に人材紹介会社に登録するのではなく、我々のような中立的な立場に相談をしてみて下さい。

谷口であればいつでもキャリアの壁打ちにお付き合いいたします。

気兼ねなく、以下よりご連絡くださいね。
https://app.spirinc.com/patterns/availability-sharing/c6b8e541-38e4-4ead-adea-f4180766a049/confirm

最後まで読んでくださってありがとうございました!
この記事に対して少しでも良いと思ってくれた方は、「スキ」も押していただけると嬉しいです!

また、この記事を読んで、社会人版OB・OG訪問をしてみたい!
気になる企業の話を聞きたい!
という方は、こちらのLINEアカウントを追加の上スタンプを押してください!(スタンプがないと通知が来ないためです…泣)
追ってご連絡させて頂きます。
https://page.line.me/901kykvs

👇「社会人版OB訪問マッチングプラットフォームって何」
https://session-5e3515.webflow.io/

いいなと思ったら応援しよう!