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春の昼下がり、夏の雨上がり、秋高し、冬の明け方。
別に匂いフェチっては思ってないんですけど、季節で感じる匂いとかってあるじゃないですか、あれにめちゃめちゃ敏感ですごく好きなんです。
子供の頃に嗅いだ夏の匂いがするー!とか、すっ転んだ時にしたつーん!って鼻の奥に感じるやつ(痛みなのか匂いなのかよくわかんないやつ)とか。匂いとか感覚にくっついて出てくる思い出ってのもあって楽しくなったり嬉しくなったり悲しくなったりするんですけど。
昨日、お外を歩いていてしきりに夏の匂いする!夏夏!!ってやかましく1人で騒いで楽しくなってたんですけど、よくよくなんで毎年同じ匂いなんだ??って改めて考えてみたら、なんだか現象としては「まぁあり得るか…そうだよね…」みたいな残念な感じだったので割愛しますが…
この"一緒に出てくる記憶"ってのも面白いなって思いました。
少し前は小さな頃の思い出ばかり再生されてたんですけど、昨日改めてなにを思い出してんのかな?ってよくよく考えてみたら小さい頃のことばかりじゃなかったって気づきました(暇か)
ただ共通していることが「心が動いてる」ってこと。楽しいワクワクしてる、嬉しい、悲しい怒ってる、とかね。
そのいろんな感情の一瞬一瞬を時折フッと思い出したりする。
あーあんなこともあったなぁ、楽しかったなぁ〜めちゃめちゃ笑った(笑)
あーこんなこともあった。あの時はすごく気まずかったな…
今現在に引っ張ってきて、わざんざ引きずり直したりはしないけど、思い出して改めて今の自分もおんなじように感じるだろうか?とかすると感じるもんですね。
疲れ過ぎて心が微動だにしないって時にはこんな事を思い出す余裕もないけど、少し諦めたりしてちょびっと余裕ができて、ふと思い出す時、
「あぁ私はこんなんが好きだったわ〜」
「あんな事してヒヤヒヤしたけど、結局楽しくてやってたんだなぁ」
あれもこれも懲りないわ〜(好き!)
ってなってぶわぁ〜!!!っと溢れてくる。
当たり前だったことが当たり前じゃないって気付くめちゃめちゃ幸せな瞬間になります。
大袈裟にいうなら、そういう感情の動くことの積み重ねが今の私を作っているんだろうなーと。
そうであるならすごく色々わかりやすいはずなのに、すぐ忘れてあれやこれやとないものねだりしてしまう。
あるじゃん、全部。無くないじゃん。なにも。
忘れてるだけじゃん!ってなると「なーんだ!あるじゃーん!!」ってなって、よしよし!ってなります。
なんの説明にもなってない笑
誰しも少なからずあると思うんですよね、心が動いてワクワクしたり、スンってしたり。
その一瞬って字のごとく一瞬かもしれない。
でもそれがたくさんの場面で存在して、今の私はいろんなものを担いだりおろしたりして楽しい人生を過ごすために死ぬまで生きるんだなぁ
…ってかなりふわふわした話になってしまったけど、特別な事でもないですよね。
だってみんなそれぞれいろんな楽しい!ワクワク!とか悲しいとか傷ついた経験、体験があって、それら全てが今の自分を作ってる。
良し悪しじゃなくて。そもそも良し悪しなんてないんだし。
とことん素直に、いろんなことを感じて、選んでいきたいですね。