レコーディング体験記
どうもどうも。弟子です。
先日、機会を頂いたので音楽のレコーディングをしてきました!
↑見たことあるやつ!!
私は歌手でもなければバンドとかもやってません。主に聴く、観る、はしゃぐ専門の音楽好きでしかありません。
しかしあれですね。
誰しもかもしれませんが一瞬でも歌手になりたい!とか、スターになりたい!バンドやりたい!とか心のどこかで願ったことはあるもんで、私もその1人でした。えへへ
夢のまた夢。叶うはずなんてかけらもないと信じて疑いませんでしたが、どこかで1ミリくらいの可能性ってのも捨てずに持っているものですね。
以前、師匠に子供の頃の夢はなんだった〜?なんて聞かれて、なんだったかな?と思い返した時、言わなかったし、1番最初に思いつくことではありませんでしたが、どこかでそう言う表舞台とか華やかな世界に憧れていた自分がいた事を思い出しました。その華やかな舞台の一つが音楽でした。
私の周りにはバンドマンもちらほら居たり、音楽関係の仕事や趣味を持つ人が結構居たこともあって、なんとなーく「身近にはそんな華やかな世界があるんだな〜」程度には知っていましたが、まさかまさか今回ポロッと降って湧いたレコーディングのお手伝いのお話。
「いやぁ…私なんてさ、カラオケも別に上手いわけでもないし…」とかいろいろモゴモゴやらない理由を探していつものごとく面白そうだけど怖いからやめとこうかな…と思っていました。
しかし、むくむくと湧き上がる (面白そうだな…)(どんな感じなのかな…)というワクワクに素直になることにして「やってみたいです!!」と言ってみました。未知のことってワクワクするし、ちょっと怖い。
これから生活していてもこんな機会に巡り会うことは滅多にありません。やるでしょそりゃ。怖いけど。笑
知らないこと、未知のことはなんでもちょっぴり怖いものです。
その一歩を踏み出すのは容易なようでそうでもない。勇気がいります。よいしょ!と一歩を踏み出せば本来そんなに難しいことではありません。
そこには純粋に“やる“か“やらないか“しかありませんから。
それなら湧き上がるワクワクを取ってみてもいいんじゃないかなーと思います!
って事で、言うは易し。何事もやってみて無駄なことはありません。しかし難しいことは確かでした笑 なんなら難しすぎた笑
求められる事はそこまでハードなことではありませんでしたが私の考え(思い込み)はめちゃめちゃハード(硬かった…いやぁ〜ほんと、カチコチ)でした。
“求められる事をクリアしなきゃ!“
“間違っちゃダメだ!プロみたいに上手くやらなきゃ!“
“ちゃんとしなきゃ!“
“あんまりお手間を取らせないようにせねば!!“
求められていることがどう言うことかも把握せず突っ走り、間違う事を悪として、プロでもないのに「プロみたいに私は器用にやれるんだ」と言う妄信…(痛いにも程があるぞ…)
当日、私が抱くであろう懸念や誤解をわかってくださっていてそれを解きほぐし、改めて説明してくれたエンジニアさんありがとうございます。お手数かけました笑
いろいろな自分の中の思い込んでることと格闘して本番へと向かいます。
結果から言うと「プロってマジすごいな」ってのがわかったことでした。
歌う人の日々の練習や心構え、スキルは付け焼き刃の素人では足元にも及びませんね。怒られるレベルで勘違いしてましたね。すみません。
1ミリでも「プロのように器用にこなせるだろう」と思った自分のエベレスト級のプライドの高さと勘違いを初っ端から打ちのめされ、崩されました。
なんで昨日今日で自宅で練習して上手く歌えると思ったし!!!恥 >( ・∀・)
でもそれもこれも"あぁ私ってそんなふうに思ってたんだなぁ"と言う発見でもありました。赤面しつついろいろな事を感じました。
赤面しても事実は事実。できてないものはできません。上手くなりたい、歌手になりたいなら才能も大事ですが才能を伸ばすための練習は必須なんだなぁ。
何より自分の思い込みや思考の癖を再確認するいい機会にもなりました。
それにしてもレコーディングという非日常はきょろきょろしっぱなしでした。
なんか見たことある!!みたいなものがあったり、なんだこりゃ?ってものがあったり。
当たり前ですがカラオケとは全く違い、クリアに出力された自分の声を聞きながら歌うとか違和感でしかない。緊張でいつも無意識にやっていることができなくなって焦ったり...
レコーディングがどのように行われるのか。
どんな事をエンジニアさんは気をつけるのか(音だけじゃなく演者に対しても)。
声という音にいろんな雰囲気を乗せられたり、変えられたりする事が出来るなんて初めて知りました。
私には分からない(自覚のない)声の違いを理解しアドバイスや解説をしていただけました。
音楽のエンジニアという仕事自体、私には謎なことが多くトンチンカンな質問だったと思うのですがそれに対しても丁寧に答えていただいたり、いろいろ教えてもらいました。これから自分が聴く音楽や音それ自体の聴き方に幅が出るなぁと思います。
知らない事を知るというのは面白いものです。そして何よりそれを体験する。
なかなかない機会ならなおのことです。
なかなかない機会なら素直になってみてもいいかもしれません。得られることは必ずあります。
そこで自分が感じること、体験、知れたことはかけがえのない自分の中の財産であり貴重なものになります。(話のネタにもなるよ)
だから是非やってみたいという気持ちを大事にしてトライ&エラーでいろんなことにチャレンジしてみて人生を楽しんでほしいと心底思います!!
私はたまたまいい機会に恵まれて今回の体験ができました。モニョっとすることもありましたがその気持ちすらも嬉しいです。
今回の事で全てではありませんが音楽を作る、表現するアーティストの方々やエンジニアをはじめとする表に出ない方々の大変さや覚悟、そしてそれぞれの方々のたくさんの練習や研究の積み重ねによって産み出される作品の数々、それを発信していくことへのプロとしての意識を生意気ながらほんの少し垣間見させていただけたと思います。
他業種ではありますが、日々技術を更新し続けること、学びの連続で終わりがないことは体と心を扱う私の仕事も同じだと思っています。
続けることは時に苦しい。でも好きなんだ、楽しいんだ。というところは変わらないんだなと思いました。だからこそ”なんのために続けるんだろう?””楽しいってなんだろう?””好きってなんだろう?”という自分の中の答えみたいなものを常々意識していくことが大事なんじゃないかなと思いました。
最後に、貴重な体験をさせていただける機会を与えてくださったエンジニアの竹本ひろゆき(HiroProject23)さん、ありがとうございました!!めちゃめちゃ楽しかったです。
↑下手すぎる事に気付いて焦ってます。。。笑ってんじゃないよ!自分!
↑エンジニアの竹本ひろゆき(HiroProject23)さん。わざわざ別撮りさせて頂きました!!ありがとうございます!