
【組織開発】トップダウンでは難しい「適応課題」
こんにちは、組織開発実践コーチの「はやまこ」です。
リアルな「組織開発」活動のための「はじめ方」「活用方法」「人材育成」などをテーマに書いています。
「組織のもやもや」の扱いが難しいのは、トップダウンで指示したり、本社組織の決めたルールを適用したりするだけではスッキリと解決しないからです。
認識のずれ
トップからは、その状態がコミュケーション不足や当事者意識の欠如のように見えるかもしれません。
上司と部下のこんな会話を聞いたことはありませんか?
「ちゃんとまわりと相談して、よく考えてから進めてください!」
「はい、わかりました」
こんなやり取りだけでは、「もやもや」状況が何も変わらないのは明らかです。
むしろ「やらされ感」を育てるようなことになりかねません。
「もやもや」の根本原因は、長く続いてきた職場慣習や人間関係、一人ひとりの気持ちの問題からかもしれないのです。
技術課題と適応課題
問題解決を外部に委託できるような課題であれば、やることを決めて予算を充てることができます。
このように課題解決の方法をはっきりと決められる場合、それを「技術的に解決可能な課題(技術課題)」と呼びます。
いっぽう「組織のもやもや」のように、単純に解決方法を決められない課題を「適応を要する課題(適応課題)」と呼びます。
組織の成果をあげ続けるためには「適応課題」を放置せずに、解決方法が明確でなくても「もやもや」に対応する必要があるということなのです。
主役は実務担当者とその管理職
そして実際に課題に向き合い適応するのは、トップではなく業務の担当者とその管理職です。
トップから現場当事者の気持ちを正しく把握することはできません。
でもトップは、状況改善のためにはすばやい意思決定を行う必要があると感じるでしょう。
しかしトップダウン施策の多くは、マイナス副作用がとても大きな処方になってしまうかもしれないのです。
人の気持ちまで含めてあいまいで複雑なものを取り扱う「組織開発」は、もやもやする「適応課題」解決に役立つ計画的で合理的なアプローチ方法です。
