24年10月、帰省2日目
帰省2日目。
祖父の米寿祝いに向かう。
実家から会場の祖父母宅までは車で3時間半くらい。
弟と代わる代わる運転しながら向かう。
いつものカーシェアだが、1日で200km超の運転なので、今回は少しグレードが高い車を使った。
マツダのCXー30だ。
アクセルペダルを踏んだ時の加速が心地よい。
これは無性にペダルを踏みたくなってしまう。
はじめてヘッドアップディスプレイが装備されている車を運転した。
未来感があり、ワクワクした。
祖父母宅は上下水道が供給されていない山中にある。
散った葉っぱが雨で濡れて滑りやすい道路。
物凄い道を登ってたどり着いた。
すぐに昼ご飯がはじまった。
祖父の子供3人は全員集合しており、孫は4人のうち3人が揃った。
祖父の弟夫婦も参加していた。
この家にこれだけの人数が集まるのは何十年ぶりだろうか。
食べた刺身盛り合わせはどれも新鮮で身がプリプリしていた。
また、寿司にはきびなごがあった。
久しぶりに食べたら美味しかった。
弟と蟹を食べていたら、おばさんから本当にあなたたちは小さいときから仲良しだね、お母さんの愛情でいい子に育ったね、と言われた。
ちょっと嬉しかった。
昨年骨折した祖母、膝が痛くて高血圧な祖父。
それぞれ年を取ったが元気そうであった。
特に祖母は子供が全員そろって嬉しかったのか、よくしゃべった。
これまでに見た中で一番というくらいには口が動く。
ご飯をご馳走になり、早めに帰る。
父は祖父母宅にもう一泊するそうだ。
途中、海に面した温泉に寄った。
ナトリウム系で湯上りはポカポカ。
土曜日の夕方だったが空いており快適だった。
翌日、父から祖父母宅に上下水道の設置検討をすることを聞いた。
やはり、自分の家で過ごすことが祖父母の長生きには必要な要素だと考えたそうだ。
そのタイミングで相続についても話した。
弟が相続放棄する際の残置物処分費用を懸念していたからだ。
残置物処分費用と天秤にかけて固定資産税を支払い続けることは避けてほしい、と弟から話があった。
確かにその通りで父が問題を先送りにすると、次に相続するのは私たち兄弟になる。
一応、固定資産税を支払うくらいの賃料収入(近くの火力発電所からの送電鉄塔用地)はあるそうだが、相続時の残置物処分については父の方で確認してくれるらしい。