【雑記/ブログ】GW九州紀行2日目
お腹がいっぱいだ。
ここまで食べたのは久しぶり。
Sさんも余程食べ過ぎたらしく、ミンティアがこんなに美味しいのは初めてだとか呟いていた。
今日は、ドタバタと時間に追われる感じになってしまった。
それでも何とか無事に宿でくつろげている。
朝、博多駅近くのホテルから博多港に向かう。
博多港は立地が微妙であるため、シェアサイクルを使う。
ドコモが提供するシェアサイクルは頻繁に利用していたが、福岡ではそれとは異なるチャリチャリというサービスが大手だそう。
アプリをスマホにインストールして駐輪場に向かう。
チャリチャリでは予約ができないので、実際に自転車を確保できるかは駐輪場に行ってみないと分からない。
幸いにも自転車はあった。
自転車に張り付けられたQRコードをアプリで読み込むと自動で鍵が解錠された。
チャリチャリには、電動とノーマルの2種類の自転車があるが今回はノーマル。
博多の大通りを自転車で進む。
風が気持ちよかった。
あと、博多の道は車道と歩道の段差が大きく、信号を横断するたびに自転車はドカッと揺れた。
何とか出航まで10分もないタイミングで港に着く。
急いでシェアサイクルを返還して切符売り場に向かう。
一瞬乗船中の長蛇の列に驚く。
乗れないかと思って係員の人に聞いたら、それは対馬とかそっち方面の船であった。
私は西戸崎まで。
渡し船が市営で動いているのはレアだ。
小さめの船だがデッキが付いており、乗船するなり階段を上ってデッキに向かう。
所要時間は15分程度なので、1階にしっかりしたシートもあったがデッキで過ごすことにした。
軽やかに動き出した船は、結構な速度で動く。
時速は50kmくらいだろうか。
天気は最高で波もない。
左手に福岡ドームやタワーが見えた。
島もいくつかある。
改めて福岡市には島が複数あることを思い出す。
風が気持ちよい。
あっという間に西戸崎に着く。
博多港から距離はそこまで無いので、出港時から西戸崎は視界に入っていた。
船から地上に降りて気づいたが、船酔いしていた。
車でも飛行機でも問題ないのだが、今回は駄目だったようだ。
幸いすぐに回復したが驚いた。
西戸崎の港から徒歩で10分弱。
海の中道海浜公園に着いた。
ここは国営だった。
立川やひたちなかの公園を思い出す。
入場料は1人450円だ。
園内はとてつもなく広い。
ネモフィラがギリギリ見頃を保っており、鮮やかな青や垣間見える白が綺麗だ。
キッチンカーも多く出店しており、その上空にトンビが溜まっている。
家族連れが多い。
時折、九州の方言が聞こえてくる。
福岡市は子育てしやすいのだろうな、とか思った。
バラ園でもバラがちょうど咲いており、綺麗だった。
何年か前に家族4人でバラを見にドライブに出かけたことを思い出した。
友人のBと待ち合わせているので博多に戻る。
復路は海ノ中道駅からJRだ。
乗った車両はデンチャ。
非電化路線を電池を動力源として走る乗り物。
シートも綺麗でいかにもJR九州という感じの素晴らしい乗り物。
これならロングシートでも何ら問題はない。
香椎駅で乗り換えて博多駅に着いたのは、待ち合わせの5分前。
今回は、Sさんが東京で行ったことのある店が福岡にも出店しているというので、そこで待ち合わせ。
Bは先に到着しており、座席を確保してくれていた。
Bは酒を注文して飲んでいたが、私とSさんはコーヒーを注文した。
オスロが出元のこの店は、浅煎りで私好みの味だった。
本日のコーヒーともう1杯シングルオリジンをオーダーした。
苦みや渋みは一切なく、飲みやすい。
明るめの色の液体は、酸味もありフルーティーさも感じる。
Bとの会話も弾んだので、ゆっくり味に集中できなかったが、是非もう一度行きたい店だった。
Bは大学時代の友人で、4年前から縁もゆかりもない福岡に住んでいる。
現在は熊本出身の彼女と同棲中だそうで、今までフリーランスだったが2週間前から会社員に復帰したそうだ。
大学時代に比べると社交的になっており、メンタルも強くなったのだとか。
人間、30歳手前でも成長できるよな、と実感した。
私も凝り固まった考えやスタンスをSさんから指摘されることも多々あるが、柔軟に少しずつでも改善していくことが大切なのだと再確認した。
そうでないと、年相応の大人になれないのではないか、という気もした。
Bとは1時間程度で分かれて武雄温泉に向かう。
博多駅からは特急みどりに乗車する。
切符は事前に予約していたが、券売機での受け取りが必要で、これが大変に混雑していた。
東海道新幹線のICや東海道線グリーン車の乗車に慣れていた身からすると、まだまだ改善の余地は大いにあると思った。
せっかく福岡のアクティビティで観光客が満足に感じても、最後の最後でユーザビリティが最悪の発券があると、福岡全体の印象が悪くなる気がする。
ということもあり、ギリギリで特急に飛び乗った。
車両は787系で、九州新幹線開業前につばめによく乗っていた身からすると懐かしかった。
まだ全然働けるのだ、と感心した。
列車はタラタラと走った。
武雄温泉駅にも5分程度遅延して到着したが、その旨のアナウンスは一切なし。
詫びろとは言わないが、何分遅れで到着しました、というくらいのアナウンスは必要だと思う。
私はバスへの乗り換えがあったので、電車を降りると急いで改札口に向かった。
因みに、今回は博多から佐世保までの切符をあらかじめ購入した。
その方が博多から武雄温泉までの切符を買うよりも安いからだ。
こういった点は知らない人が損しないような運賃設計にしてほしい。
武雄温泉駅から祐徳バスで本日の宿に向かう。
宿は温泉と夕食が素晴らしく、今回は2回目の訪問だ。
相変わらず風呂は素晴らしい。
チェックインからチェックアウトまでいつでも入浴可能であり、貸切として利用できる。
露天風呂は森林に面しており、森の匂いがする。
蚊に何か所か刺されたが、それでもいい風呂だった。
そして何といっても夕食。
どでかい佐賀牛A5ランクのサーロインが登場する。
文句なしに美味しい牛肉だった。
他にも鶏肉や豆腐が美味しいし、お米は艶々だった。
食後には腹が苦しくなるほどのとんでもないボリュームなのであるが、また何年かすると食べたくなるのだろうな、とも思う。
歯磨きや寝巻は自分で用意する必要があるが、それでも1泊あたりの金額を考えると破格である。
そんな感じで腹もこなれてきたので、そろそろ2回目の風呂に行こうと思う。