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2024年分確定申告戦記

2024年分の確定申告が終了した。
厳密には還付申告なので1月に終えることができる。

今年、取り組んだ申請は以下の4つ。

  • 寄付金控除(ふるさと納税)

  • 生命保険料控除

  • 配当控除

  • 外国税額控除

まずは、それぞれのデータを「マイナポータル」に集める必要がある。

1つ目の寄付金控除。
毎年ふるさと納税は楽天で注文するのが定番である。
楽天で確定申告向けの申請すると、昨年まではxmlファイルが提供されていた記憶があるが、今年は変化があった。
「民間送達・e-Tax連携サービス」といったものを利用して、自動で「マイナポータル」までデータ連係してくれるようになった。

2つ目の生命保険料控除。
こちらも確か、保険会社からのデータが「e-私書箱」に届く設定をしておけば、そこから「マイナポータル」までデータ連係できる。
これは数年前から。

3つ目の配当控除。
これは初挑戦。
私の残念な年収だと特定口座での徴収よりも、総合課税に含めてサラリーマン年収と併せた方が配当分の税金が低くなる。
証券会社は「民間送達・e-Tax連携サービス」もしくは「e-私書箱」と紐づけておけば、取引報告書データを「マイナポータル」まで引っ張れる。

4つ目は外国税額控除。
これも3つ目と同じく「マイナポータル」まではデータを引っ張れた。

データを「マイナポータル」に集約すると、いよいよ「e-Tax」の出番。
「e-Tax」にログインして「マイナポータル」と連係すると、「マイナポータル」に揃えてきたデータが「e-Tax」に流し込まれて、いい感じに数字が自動入力される。

寄付金控除と生命保険料控除は特に確認することなく、金額が想定通りであることをサラッと見た。

配当控除は初めての試みであり時間がかかった。
譲渡益は特定口座の分離課税としてデータがあるので、配当控除は総合課税にするための入力を行った。
同じ画面で証券会社間の譲渡益を統一することができた(ある証券会社では譲渡損だったので譲渡益の証券会社と合わせることで利益削減)。
ブログ記事でこのあたりは読んだことがあったが、実際にやると理解は更に深まった。

そして問題の外国税額控除。
「その年の国外所得金額」を入力する必要があったのだが、どうやって数字を作るのか分からずに、今年はこの控除を見送った。
取引報告書で「外国所得税の額」という欄が1,900円程度だったのもある。

という感じで今年の戦いは終わった。
データ連係が強化されており、「e-Tax」にある程度値が自動入力されるのはありがたい。
一方で、認証のたびにブラウザ遷移が発生して作業がやりにくい。
また、提出前の資料をダウンロードして確認していたら、ブラウザのセッションが切れていて一からやり直しにもなった。
あと、PCだと作業がやりにくいので、スマホでやる方がおススメ。

2026年に取り組む2025年分確定申告に向けて。

  • PGとULから毎年配当は出るので、外国税額控除は勉強しておこう。

  • もし家を買ったら住宅ローン減税もある。

  • 「相続時精算課税の選択」もしくは「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」の手続きも必要になりそう。

ということで、来年はまた難易度が上がりそう。

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