タンパク質が足りないよ~は本当か?
こんにちは。
「タンパク質が足りないよ~」
これは1964年の東京オリンピックの谷啓さん
のアミノ酸飲料のコマーシャルのフレーズです。
私はその後、約10年してから生まれていますが、
何故かそれを知っています。
長年そのコマーシャルは流れていたのでしょうか?
私は管理栄養士の資格を取得する大学に通って
いましたが、そこでも卵や肉、魚から摂取する
タンパク質が最も吸収率が高く良質であり、
炭水化物を控えて出来るだけ高たんぱくな食事
を心がけるように学びました。
私は必死にその教えを遂行し続けてきましたが、
結果、不調のどん底に陥りました。
タンパク質神話
結論から先にお話しすると、一般人が
タンパク質を多くとることで、食肉・
乳製品産業が、製薬産業が潤います。
1880年に算出されたタンパク質摂取の
最初の勧告量は、単に健康的な男性が
実際に食べている量に、基づき、窒素
出納実験によって平均値を算出したもの
でした。
それがなんと男性成人一人当たり118g
という量。
Proteinは19世紀オランダの化学者
ジュラルダス・ヨハネス・マルダーが
「第一の」「最初の」を意味する
ギリシャ語から作った新語です。
タンパク質神話の誕生です!
生命にとって何より重要な物質である
というイメージを刷り込みました。
「多くとれば摂るほど良い」という
科学的根拠のない誤った考え方が広まり
タンパク質不足が以下のような不調を
もたらすと言われるほどになりました。
筋肉の低下
太りやすくなる
肩こり・腰痛になる
肌や髪の若々しさが失われる
疲れやすく集中しやすい
体調を崩しやすくなる
しかし、その後、本当に必要とする
タンパク質量を推定するが研究が進み、
米国では1980年RDAが成人男子56g
女性44gと改訂を改めています。
その後も改正されていますが、118gと
まで多くはなりません。
日本でもタンパク質摂取量、
成人男子60g、成人女性50gと
高い基準となっています。
※参考:日本人の食事摂取基準
(2020年版)|厚生労働省
過剰タンパク質だとすると?
地球上の生産物は限界に達しており、
人口増加に、もはや追いつかないと
いうお話は聞いたことはありますか?
地球はすむ生物に必要なものは全て
与えてくれているといいます。
足りないのであれば、それまでの
何か間違っていないだろうか?
と考えてみるべきです。
いくらRDAでタンパク質摂取量が
少ない量で勧告されようとも、
あれだけ肉中心の食事をしていたら、
どうしても102g(日本でも80g)
という所要量になってしまっている
ことになります。
タンパク質は脂肪や炭水化物とは
違って体の中に溜めておくことが
出来ないので過剰となれば
排出しなければいけません。
タンパク質を肝臓で尿素や尿酸に
変えたら、それを肝臓から腎臓に
まで運んで排泄することになります。
大量になれば血液は酸性になり、
中和しようと骨から大急ぎで
カルシウムを取り出そうとします。
日本本来の食事が素晴らしいと
言われるのは、玄米と豆でそれぞれ
必須アミノ酸を補い合いちょうど
いいタンパク質がとれることに
なっていることもあります。
ビーガン食でも十分タンパク質は
足りることが証明されていますね。
テレビや新聞、また学校でお金を
出して学ぶものでさえ、人を本当に
健康にしてくれないものが大変
多くなっています。
何が真実かは証明できませんが、
過去の人類の健康データや食べて
きたものを指標の一つにし、
自分自身で情報を得ていく癖を
つけていきたいですね。
「四方よしの循環システム」を
作っていきたいと
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