レベルボールカップ大会レポート
こちらの記事は後半です。前半はこちらをどうぞ。
時は2021/3/20。この日は同日に2つのポケカ特殊レギュが行われていたのです。
もう一つの特殊レギュの名前はレベルボールカップ。
ののほほさん(@nonohoho_BF)という方が行っているビルドフロンティア(通称BF)という特殊レギュデッキ構築対戦企画の一つです。
こちらのルールはいたってシンプル。
・HP90以下のポケモンしか使用できない。
いやしかし、シンプル故にこのルール、とても考察ができ、また環境が存在しているというとても面白い特殊レギュです。
さて、こちらのレギュに関しては、僕は特に頭を悩ませていません。というのも、使いたいカードがあったからです。
ハリーセン
はい。特性で相手を毒にできてさらに打点が上がります。このダメージがすごくちょうどよい数値で、ポケモンチェックに毒のダメージで相手を気絶させる為、メイやシバの7枚引きを許しません。
エネも無色のため、どのカードと組み合わせでも動けます。うーん強いぞ。
今回の開催にあたり事前情報で話題に上がっていたTier1デッキはオニドリルやココロモリでした。どちらも少ないエネで高打点を叩き出しバンバン殴っていくデッキです。殴り合いならハリーセン存分に嚙み合います。
というわけで早速組みました。
今回はエンニュートと組ませました。特殊状態なら90打点。ここもハリーセンと共用できて、キャプチャーエネで展開も容易。こちらから殴れるようにおうえんYホーンも4積みです。
レベルボールカップは絶対にサイドを6枚とる必要があるので、6体は戦えるモンスターを用意しないといけません。つりざお等でケアしながら戦う必要があるのですが、このデッキのアタッカーは計8体いるのでつりざおケアがそこまで必要でないのもありがたいです。
このデッキだと苦しいポケモンがリーリエのピッピ人形。殴らないことで安易に時間稼ぎをされてしまいます。その対策として入れたのがバルキー。ハリーセンが殴らないときはこのポケモンでダメージを稼ぎます。まあコインは表を出せばよいので。
うーん良いぞぉ。さあ早速本番だぁ!
1戦目ザキオさん
逆オリパに続き本日2度目。使用デッキは、ミカルゲルージュラニャオニクス&古代ミュウ。レベルボールカップに参加できるミュウツーはいないのでミュウにて参戦です。
この環境においてミカルゲは非常に高打点。3つダメカンが載っていれば基本的に相手をきぜつさせることができます。ニャオニクスも加わってダメージコントロール力がさらに上がりました。
しかしまあ殴り合いならこちらも負けませんが、とハリーセンを前に出して対戦スタート。相手が出してきたのはベンチバリアミュウ。んんん?
サイコパワー:ダメカン3個を、相手のポケモンに好きなように乗せる。
ダメージじゃないから毒にできねえじゃんか!!
だめーそれだめー。殴り合ってくれないと、殴り合ってくれないとこのポケモン10ダメージしか出せないの!お願いです!殴ってください!その代わりに毒にするんで!どうか!どうか!
負けました。
2戦目くりひらさん
あれ、またも同じ対戦者。今日は何度も同じ人と対戦しますね。
使用デッキはオーベムピジョン。グッズを封じるコントロールデッキ。過去のレベルボールカップでも使用されている歴史の長いデッキです。
さて、そういえばオーベムのテキストは
ミステリーノイズ:このポケモンと、ついているすべてのカードを、自分の山札にもどして切る。次の相手の番、相手は手札からグッズを出して使えない。
山札に戻ったら毒にできねえじゃんか!!
だめーそれだめー。殴ったあと場に居座って、居座ってくれないとこのポケモン10ダメージしか出せないの!お願いです!居座って下さい!ちゃんと毒にするんで!どうか!どうか!
負けました。
え、バルキーはどうしたって?
コイン裏です。
3回戦ののほほさん
ここまで2敗同士。お互い後がない。
使用デッキはいちげきれんげき混合サイトウデッキ。一撃カモネギと連撃コジョンドの両方を採用し、サイトウで一撃エネ、連撃エネ、ストーン闘をつけて場を整えるデッキ。ぶっちゃけ博打のような部分もありますが、ハマれば強い。
さーて、もうなんかいやな予感がしますね。連撃コジョンドのワザは
スピニングウィップ:相手のバトルポケモンをこんらんにする。このポケモンと、ついているすべてのカードを、自分の山札にもどして切る。
ええ、わかってましたよ。毒にできませんよこれは。
もう理解してるんで、ここはもうバルキーでわんぱくキックですよ。裏ですよ。裏しか出ませんよ。もう連続7回裏ですよ。どうしようもありませんよ。
とまあ散々でしたが、この試合はギリギリで勝ちました。向こうもサイトウが不発で主要なグッズが全てトラッシュに送られ動くに動けず、こちらもおうえんYホーンがなくなり膠着状態になってしまい、最後はひたすらバルキーのわんぱくキックでダメージを乗せるという泥仕合でした。
対戦ありがとうございました。
なお、結局オニドリルは今大会にいませんでした。
おまけ
2021/3現在、双璧のファイター環境におけるレベルボールカップ環境図を作ったので、参考までにご覧ください。
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