高橋留美子先生とアカシックレコード
アカシックレコードという言葉を聞いたことがありますか。
都市伝説好きな方は知っているかもしれませんが、アカシックレコードとは「万物の情報が記録された存在」と言われており、これにアクセスできると何でも知りたいことが分かるというものです。
筆者はこのアカシックレコードはあると思っています。
位置づけとしてはすべての世界・すべての世界線の根源で、下図のように、このアカシックレコードから万物が展開しているものだと思います。
もし、アカシックレコードがこのような存在だった場合に、マンガの世界におけるマンガ家さんに相当するのですが、有名な作品を多数生み出している高橋留美子先生を例にあげて説明したいと思います。
下図のように、高橋留美子先生というアカシックレコードから「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」「犬夜叉」などのそれぞれの世界が展開しており、これら世界に無数の世界線があります(作品として表現されているのはその世界線のうちのひとつですが)。
そして各世界にもまた無数のキャラクターが展開しています。
高橋留美子先生の作品をすべて合わせて万物(るーみっくわーるど)とすると、高橋留美子先生はその万物(るーみっくわーるど)の起点となっているアカシックレコードの立ち位置となります。
万物(るーみっくわーるど)のすべてを把握しているのは高橋留美子先生だけです。
ここで面白いのは現実世界の人間(私たち)がアカシックレコードの正体やどこにあるか、またその存在を知らないのと同じく、るーみっくわーるどの住人(ラムちゃん、音無響子さん、早乙女乱馬、犬夜叉など)も高橋留美子先生を知りません。
つまり、現実世界においてアカシックレコードにアクセスできると主張するひとは、この世界の作者を把握していて、その脳内の情報を覗けると言っていることになります。
マンガ作品において作者が作中に登場する例は稀にあると思いますが、有名なところだと鳥山明先生(ガスマスク頭部のロボットの姿)、島袋光年先生(しまぶー)くらいでしょうか。他にもありましたら教えて欲しいです。
作品のテイストがシリアスかギャグ寄りかでも変わりますが、作者自身を作中に登場させてキャラクターと会話させることができる作家さんは、無意識にアカシックレコードにアクセスしているのではないかと思ってしまいます。
以上、マンガ家さんとアカシックレコードに関するお話でした。