夢の中でもあなたは
夢を見た。
何かのパーティーで
今はもう
どうにもできない関係の人を見つける
その人は他の人と話していて気づいていない
私も友人と来ているから気づかないフリ。
その距離がどんどん近くなって、
その人は時計をチラッと見て
目線の先に左手の薬指の
指輪の光る手を上げる。
その時私は居た堪れなくなって
その人に「あっ」って何気なく会釈して
その場所を一人で離れる。
パーティーが終わった後、
ラテアートがチョコ味の
カラフルで可愛いカフェラテが有名な
ホテルの1Fのカフェに行って皆んなでお茶を濁す。
私の前にはスクリームの顔をした
赤紫のバクが描かれていたけど
その友達には確かピンクの背景に象が描かれた
カフェラテがテーブルの上で待っていた。
彼女が化粧室から戻ってくるなり、
私はこんな事があったの。と話をすると
「じゃあさ、海に足だけ浸かりにいこうよ!」
と彼女が提案した。
すると、そのホテルのロビーの目の前は
遠くの島まで浅瀬一帯の常夏の海となって
あつあつのカフェラテもそのままで
彼女が手を引っ張って私を海に連れ出した。
海へついた途端、
私はもうどうでもよくなって
忘れたくなって
彼女をふざけて突き飛ばして濡らしたり、
腿下までしかない水位の水を蹴飛ばしながら
遠くの島まで思い切り走って
(後ろから、笑いながら、ちょっとー!!と言う声が聞こえた。)
その時の私の顔は笑っていた。
しょうがないけど、人生ってこういうことあるよねって。
夢の中の私はそう思い、
でもその度に助けてくれてありがとう。
と起きた私はそう思わずにはいられなかった。
2020.7.6
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