RoamResearchを自動でバックアップする (手順動画付き)
何事にもバックアップを取っておくというのはとても重要です。それはRoamResearchでも同じです。書き溜めたノートが消失すると大変なのでバックアップを取っておきましょう。
バックアップは定期的に取るのが重要です。しかし、定期的に手動でバックアップするというのはとても面倒だし、忘れてしまうかもしれません。そこで今回は自動で定期的にRoamResearchのバックアップを取る仕組みを構築したので紹介します。GitHubを利用しますが、最後にGitHubの登録から一連の手順を録画したものを貼っておきますので、参考にしてみてください。
この方法でのバックアップは無料でできます。
GitHubへの登録
このバックアップ方法ではGitHubを利用するので、登録していない方は登録してください。github.com から登録できます。登録した際のメールアドレスに認証メールが来るので、メール中のリンクをクリックして有効化しておいてください。一番最後の手順動画には、ここの登録方法も含めています。
リポジトリを作成する
GitHub上で、Roamのバックアップの置き場を作成します。右上の `+` ボタンをクリックして、 `New repository` をクリックします。
そうすると、以下のページになると思います。`Repository name` の部分に好きな名前を入力してください。なんでも良いですが、ここでは `roambackup` としています。ここで一番重要なことですが、 `Public` , `Private` の選択肢は必ずPrivateにしてください。これを行わないとバックアップが全世界に公開されてしまうことになり、あなたのノートが公開状態になってしまいます。Privateにしたことを確認したら、一番下の `Create repository` をクリックして次に進みます。
Roamの情報の設定
バックアップする対象のRoamの情報が必要なので設定していきます。一つ前の手順で、`Create repository` をクリックすると以下の画面に遷移します。画面上部のメニューの一番右にある `Settings`をクリックしてください。
`Settings` に飛ぶと、左のメニューの下の方にある `Secrets` をクリックします。すると以下のような画面になります。ここから、Roamのメールアドレス、パスワード、バックアップしたいグラフの名前を登録していきます。まずは右の方にある、 `New repository secret` をクリックします。
`New repository secret` をクリックすると、以下のような画面に遷移します。`Name` には `R2G_EMAIL` と入力し、 `Value` にはRoamで利用しているメールアドレスを入力してください。改行は入力しないように注意してください。そして `Add secret` をクリックします。
再び、`New repository secret` をクリックしパスワードを設定します。`Name`には `R2G_PASSWORD` と入力し、`Value` にはRoamのパスワードを入力します。こちらも完了したら、 `Add secret` をクリックしてください。
最後にバックアップしたいグラフの名前を設定します。再び、`New repository secret` をクリックします。 `Name` には `R2G_GRAPH` と入力し、`Value` にはグラフの名前を入力します。グラフの名前は以下のXXXXの部分です。カンマで区切ることで複数のグラフのバックアップを取ることもできます。 例. XXXX,YYYY,ZZZZ
https://roamresearch.com/#/app/XXXX
こちらも完了したら、 `Add secret` をクリックしてください。
Secretsの画面で以下のように3つ登録されていれば大丈夫です。
自動バックアップの設定
必要な情報が設定できたので、自動バックアップの設定を行います。上の方の一番左にある `Code` をクリックします。すると以下のページに戻ってきます。`Quick setup` と書かれた水色の背景のセクションに `Get started by ~`と書かれてあります。そこの `creating a new file` というリンクをクリックしてください。
まず最初の小さい入力欄には、 `.github/workflows/main.yml` と入力します。
次に大きい入力欄にはここのリンクのコードをコピーして貼り付けしてください。
貼り付けたら、一番下の緑色の `Commit new file` というボタンをクリックします。これで設定が完了です。
基本的に毎時間バックアップが作成されるようになっています。1時間くらい経過して、以下のように `edn` `json` ディレクトリが作成されていたら正しくバックアップできています。
手順動画
GitHubの登録+上の手順をまとめた動画になります。この通りにやれば、Email, Password, Graphの設定が間違っていない限り正しく動作すると思います。参考にしていただければ幸いです。
動画は github.com にアクセスしたところから始まります。