技能検定の反省
みなさまこんばんは。
本日佐久穂町では、珍しく雪が降り積もりました
そんな中、東京まで日帰りで技能検定試験を受験してきたのですが、
黙っていられないほどの後悔の嵐なのでちょっと吐き出させてください😭
今回はダークみきでお送りします、
ダーク読む気分じゃないわ〜という方は、
遠慮なく飛ばしていただき、
次回のハッピーみきの会までお待ちくださいませ
そもそもなんの試験を受けたの?
厚生労働省が関わる国家資格である技能検定
ジュエリー関連の項目では
貴金属装身具製作、水晶彫刻研磨、宝石細工研磨がある
その中の、貴金属装身具製作の3級を受けてきました
実技試験と学科試験の2つの試験があり、
実技試験が本日、学科試験が来週というスケジュールです
実技試験の課題
事前に公開されている課題を自身の工具を持参して試験会場に行き制限時間以内に作るというもの
三級は、シルバーの地金(棒とパイプ)を使ってリングを制作します💍
練習は順調
今までそこそこいろんな種類のアイテムを作ってきたので、正直なところ課題の内容は安易に感じました
試しに試作した際、
寸法が微妙に違ってしまったのですが
それ以外は時間以内にスムーズに作り終え、
2度目に練習した際は、
なんの問題もなくサクッと作れました
最後に、
本番のリハーサルとして
同じコンディションで製作した時も指示通りに製作できて、
「こりゃあ余裕だな〜」
と正直ちょっとあぐらをかいてました
じゃあなぜ失敗してしまったのか?
失敗した理由
失敗した理由は大きく3つあります
その1. プレッシャー
ダメ元受験と違って、
周りからも「受かって当然」という空気があり、
さらに今回は職場仲間と一緒に受験したため
“落ちたら恥ずかしい“という
プレッシャーが自分の中に強く芽生えた
自分に厳しすぎるが故の自爆行為ですね
その2. 極度の緊張
プレッシャーから極度の緊張に襲われてしまったわたし
今までの人生、
高校・大学受験、資格試験、部活の大会など、
いろんな緊張をくぐり抜けてきたが
なんやかんやでキチンと成果を出すことが多く
どっちかというと本番に強いとすら思っていました
なぜ、今回はダメだったのか、
それは精密な作業を行う上で最も起こってはいけない現象、
そう、”手の震え”が恐ろしいほど襲ってきたのである
リラックスした状態でしか
作業をしたことがないわたしにとって、
もはやその震えは地震レベル
最初は震度1くらいなのに、
想定外の小さなミスが起きるたび
マグニチュード7.5級のの直下型地震が
容赦無く両手を襲ってくるのである
その3. 慣れない工具は使うべからず
作業開始まで工具を並べたりする時間が30分もある
前述のとおり職場の仲間と行ったので、
準備しているときに忘れ物がないか話に花が咲く
みんな持ってくる工具は違うので
見比べているうちに、
自分が持ってきていない工具をみんなが持ってきていると、
急に不安になるのである
わたしにとってのそれは
「粗めの平ヤスリ」であった
幸い仲間が余分に持ってきていて、
快く貸してくれたのだが、
それが逆に不運を呼ぶことに
通常、やすりがけの工程では
やすりの削れ具合にあわせて
力加減を調節したり、こまめに削った後を確認したりする
初めて使うヤスリで削れ具合も確かめないまま
勢いよく力を入れて削ったもんだから
削りすぎてしまったのである
寸法が細かく設定されているので
削りすぎるともう取り返しがつかない
また勢いよく側面を削ったために
リングの角が鋭利に研ぎ澄まされていて
そこで指をパックリ負傷するという2重苦
それに地震という名の震えがくるから
もう製作どころではなくなっていた
まだまだ話せばキリがないので
製作面での反省点はこのへんで
とりあえずパニック厳禁、少しづつ地道に確実に行う必要がありますね
また工具は職人によって使い方使うものが違う、
ぶっつけ本番で使い慣れないものを使うのはリスクを伴いますね
落ちついて考えればわかることだけど
肝心の仕上がりは?
採点方式は、完成させてからの減点方式で、
完成しないと採点すらされずアウトとなる
とりあえず完成させることを目標に
いろいろリカバリー作業に従事した結果
なんとか完成はさせた
完成”は”させた
ダークみきの自己評価は
練習の40%ほどの仕上がり
採点の基準を詳しくはわからないけど
完全に落第だろうな〜という気持ちです
むしろ受かっていたら
技能検定の質が問うてやる
とダークみきはどこまでもダークなこの頃です
わたしの技術に不安を覚える方へ
そんなわたしが
この春、ジュエリーの工房を作ろうとしている
「三級すらまともに作れないやつ、やばいんじゃね?」
そんな声がどこからともなく聞こえてくるのですが
(自己嫌悪から、かなりの弱気)
ご安心ください!
本番に弱いだけでちゃんと作れるんです!たぶん、、、
(でもやっぱり、弱気、本日はダークみきなもんで)
技能検定は持っていると、
ジュエリー職人として箔がつくものの
職人として生計を立てるのに必須なわけではない
そういうわけで、資格に一切興味を持たず
受験していない腕のある職人さんたちはゴロゴロしています
そうやって、言い訳並べながらこのまま過ごすのか、
どうにかメンタル面を克服しこれからも実技試験に挑戦しつづけるのか・・・
とりあえず判断は結果次第ということで🤞
(まだ一縷の望みを捨てていない)
来週は学科試験
気持ちを切り替えて挑もうと思います!