なんでも凍る極寒の地
みなさん、こんばんは
佐久穂町に引っ越して来て約2ヶ月、
段々と冬の厳しい寒さになれたかなと思いつつ
まだまだ思考がついていかないと感じるこの頃です
こちらに引っ越して凍えたのは私たち人間だけでなく
以前ご紹介したレーザー溶接機がいましたね
本日は、今回新たに仲間入りした薬剤までも結晶化したので
そのご紹介をします
ビックリングコンバウンド ディクセル
彫金をする上で必須作業である「酸洗い」で必要な薬剤です
【酸洗い】ロウ付けを行った際に表面に成長した酸化膜と、固まったフラックスを酸性の液体につけて除去する作業のこと
【ろう付け】接合する部材(母材)よりも融点の低い合金(ろう)を溶かして、母材自体を溶融させずに複数の部材を接合させこと
前の工房では濃硫酸を仕入れて、希硫酸にして使用していました
ただ、濃硫酸の入手は劇物であるが故に困難なので
まだ事業登録していないGURURITOではちょっとハードルが高い
そういうわけで、
今回は硫酸を原料にした扱いのしやすい薬剤を導入してみました
それがこちらビックリングコンパウンド ディクセルです!
白い粉を分量通りのぬるま湯に溶かして溶液を作って使います
ディクセル溶解液の結晶化
肝心の効果と使い勝手に関してですが、
すぐるくん曰く、希硫酸と比べても遜色なく使えるとのこと。
ただびっくりすることに
翌朝になると、一部結晶化し沈澱しておりました
恐るべし、寒冷地🥶
ぬるま湯を足して溶かし直して使えば問題はなさそうです
硫酸の凍結(凝固点)について
ちょっと気になって硫酸の凍結(凝固点)を調べてみました
硫酸は高濃度のときと20%程度に希釈したときに融点が高く、
その中間は低くなるという性質があるそうです
つまり、濃度次第で凝固点が上下する性質があり、
化学式で導くにはかなり複雑だということ・・・
高校で化学をすっぱり諦めた身としては
難解すぎて理解できなかったのですが
わかったことはただ一つ、
工房内の気温でも凍結する可能性も少なからずあり、危険!
だということ
恐ろしすぎて硫酸の入手は諦めました🤦♀️
安全第一です。
そういうわけで、GURURITOでは当面ディクセルを使っていきます