#チームで生徒が創る授業
本日いよいよ始業式!
昨年度1年間を通して個人で実践してきた#生徒が創る授業も、
今年度はチームで実施してきました。
そのチームを組む先生と良い感じの打ち合わせができたので
今日は3学期のプランを紹介します!
▼チームで#生徒が創る授業 とは?
まず最初に全体像の共有を。
僕の高校では、3つのコースがあり、
そのうちの1つのコースは僕だけしかもっていない授業があり
そこでは生徒と好きなようにできるので、
「教育のパラダイムを変えよう!」
と生徒たちと画策し産まれたのが#生徒が創る授業です。
https://note.com/seritch_room/n/n6339410926c2
もう1つ関わっている進学コースでは4人で5クラス(1クラス約40人)を3つの科目に分けてうけもっています。
3つの科目とは
・コミュニケーション英語A
・英語表現
・コミュニケーション英語B
の3つ。
このうち僕ともう一人の先生で「コミュニケーション英語B」を担当しています。
僕の学校の面白いところは、
とことん担当者色を出すことを大切に考えていて、
担当者によって、
そのときそのときの生徒たちに1番必要なことを考えて科目をデザインしていきます。
(といっても、基本は学習指導要領に沿いますが)
そんな中、
別のコースで昨年1年間を通して#生徒が創る授業を実践し、
とても素敵な時間を味わった僕は、
この#生徒が創る授業をどう一般化できるかを考えていました。
そのための大きな条件が「複数担当者で」実践することだなと考えていたので、
ちょうどこの「コミュ英B」の授業で#生徒が創る授業をできないか?と思い、
チームの先生たちに相談。
「それおもろい!」となり、
チームでの、進学コースでの、#生徒が創る授業が始まったのでした。
どんなことをやってきたか、詳細はまた年度末にまとめますが、
順番に表すと、
⓪生徒がグループになり、
①良い授業とは?について対話し、
②良い授業のルーブリック評価を作成し、
③指導案を書き、
④書いた指導案を元に授業を実施し、
⑤自分達でつくったルーブリック評価で授業を相互評価し、
⑥振り返りをレポートでまとめる
といったことをおこなってきました。
これまで2学期間実施し、
生徒の英語学習に対する考え方や、
授業に対する考え方が変容していたり、
英語を話したい欲求が高まっていたりして、
すでに「やってほんとよかったですね!」とチームで共有しております。
ただですね…
「このまま3学期も同じ流れでいきましょう!」
とは言えないのが現実で…
なぜかというと、
目の前に
「3学期、授業数が少なすぎてこれまでと同じことできない問題」
が浮上しているからなのです。
これまでは、
定期テストをせずに1学期間分の授業数をまるまる使えたので、
多いクラスだと1回20分を10回ほどかけて先ほどの①〜③のプロセスを、
そして残り7回ほどかけて各グループが授業実践(④と⑤)を行うということができていたのですが、
3学期はそれができない。
ん〜どうしよう。
困ったな。
▼さあ3学期どうする?!
ということで、
これまでの流れを無視せず、
時間内におさめながら、
今の生徒にとってもっとも最適なプランはどのようなものなのか、
考える必要があったんです。
もやもや〜
とこの冬休みを過ごして良い解決策がでないまま、
先日の初出勤。
「良いアイデアないな〜どうしようかな〜」
となっていた矢先、
チームを組んでいる先生もご出勤され、
自然とミーティングが始まりました。
雑談の中で、
「そういえばどうする?3学期」
と尋ねられ
「いやぁ〜全く思いついてなくて」
と話す僕。
まず授業時間数がこれまで15くらいで考えてやってきたけど
最小で5しかないクラスがある。
「どう思われますか…??」
と尋ねたところ、
「実はやりたいことがあって」
とその先生。
お!
と思い、
「なんですか?聞かせてください!」
と僕。
「これまでの取組の影響もあって生徒たちが英語が話したい欲求がとても高まっているから、
3学期は話すことをメインにしつつ、休みも多いから授業じゃないところで英語を触れられる機会も作りたいんですよ。スピーチとか…」
と、その先生。
スピーチはめっちゃナイスアイデア。
暗唱であれば生の英語に触れられるし、
最近ではスクリプト付きで簡単に動画も観れるので、
「見方(学び方)」を知れば、自分で英語を学ぶ術を身につけることができる。
結果、vtube で生徒に5分以内の動画を見つけてもらい、
暗唱したものを2分だけ発表でスピーチのテストをしていくことで成績も決めていくことに。
ただ、このままではこちらで内容も全て決めてしまっていて、
せっかくこれまでやってきた
#生徒が創る授業
のコンセプトからズレてしまいます。
そこで閃いたのが、
「評価基準は生徒が創るままでいきませんか?」
というもの。
事前に
「良いスピーチとは?」を生徒に考えてもらい、
要素を生徒たちが抽出。
それをもとに生徒たちにルーブリックをまとめてもらい、
自分たちの目標としての評価基準をつくってもらう。
こうすれば
#生徒が創るルーブリック評価
ということで、
これまでやってきたクリエイティブな部分を繋げます。
そして最後は、レポート課題。
自分のスピーチに対する目標、準備としての学び方、そして結果と課題。
さらには、この1年間を通して創ってきた英語授業をふまえた来年度の目標。
これで3学期を締めようと思います。
学期初めに総括的評価をどのようにおこなうか、
テストの内容をどうするか、
内容も素材も決めることで、
学期中は余裕を持って進めやすくなります。
もちろん生徒の実態に応じてミクロな修正は必要ですし、
生徒が創るものをもとに進めていくので臨機応変さは求められますが、
このアジャイル型バックワードデザインで3学期も楽しんでいきたいと思います!
今日はチームで#生徒が創る授業の話と、
3学期どうしていくかの話をさせていただきました。
できることから少しずつ教育パラダイムの転換をはかっていきましょう!
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