はじめまして!セリスタ(略)です。
はじめまして!YouTubeチャンネル『セリエAのスタッツが楽しく読めるようになっちゃいます!』(略してセリスタ)の公式noteです。
突然ですが、まずはゴールキーパーのスタッツを座標に置いたこのインフォグラフィックを見てください。(画像引用:ASRomaData)
これを見て即座に「ふむふむ」「なるほど、そういうことか」とはなかなかならないですよね?
でもいいんです。
これを見て「なんだこりゃ?」と思うけど、同時に「ドンナルンマ?ハンダノヴィッチ?なんか応援してるチームのキーパーの名前あるし、どういう内容なのか知りたいなぁ…」という好奇心を持たれた方!ぼくたち『セリエAのスタッツが楽しく読めるようになっちゃいます!』と一緒に新しいサッカーの観戦方法を学びませんか?
難しいことなんてなにもないです。逆に一度スタッツを読むために必要なことを覚えたら、あとは実際に試合をたくさん観れば観るほどスタッツやデータと試合観戦が紐づくはずです。
サッカーはこれから何がどれだけ進化しても、ファンレベルで感じる『直感的な興奮』は変わりません。ぼくたちは好きなチームが得点したら真夜中でも叫んでお母さんに怒られたり、近隣住人に壁ドンされるし、負けた試合の直後に電車に飛び乗って憂鬱に出かけなければならない。ですが、セリエAのチームレベルでは、ウインガーとサイドバックがウイングバックと同義になることで、3マンディフェンスが台頭するなど、より戦術、戦略性が増しています。そして、その論拠として統計を用いるようになりました。
統計(statistics)つまり、ぼくたちのチャンネル名でもあるスタッツのことです。これが読めたらもっとチームの意図を汲みながら観戦できると思いませんか?
80%のボールポゼッションで、なおかつシュートを多く蹴っているチームがなぜ負けたのか?ボールを持っているのか、相手チームによって持たせられているのか。センターフォワードはシュートを打たないのか、打てないのか。直感でも、戦術でも読めない領域をスタッツは教えてくれます。
それら試合の統計(スタッツ)の集積がデータとして提示されます。
再度先程ののインフォグラフィックを見てください(*スマホの方は拡大してご覧いただけます)
横軸のPSxGは、シュート後失点期待値と言って、枠内に打たれたシュートがネットを揺らす確率を数値化したもの。右に行くほど枠内にシュートを打たれているという指標となり、縦軸PSxG+/-はそれに対しての実失点数を表しています。これが読めるだけで、この表は驚きの分析結果を指し示します。
セリエAで、昨年11月7日以降一度も勝利していないエウゼビオ・ディフランチェスコ監督率いるカリアリは22節現在、降格圏内の18位という危険な位置にいます。しかし、そんな低迷するクラブの守護神として全試合に出場しているAlessio Cragno(表の赤丸の選手)は、チームがこれまで40本以上の枠内シュートを許すネガティヴな数値(PSxG)に対して、ユヴェントスのシュチェスニーをはじめとした錚々たるGKたちを上回るポジティヴな防御を見せている事が解るのです。
スタッツは勝ち負け、得点、失点に新たな『質』という価値を与えてくれます。ぼくたちは試合観戦+スタッツ分析から新しいサッカーの読み解き方を研究していきます。一緒にスタッツを読んで、スタジアムとは異なるもうひとつの面白いカルチョを発見しませんか?
※初回配信は2021年3月14日を予定しています。
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