若者たちへ 投票先はサイコロを投げて決めたらええ! ~投票に行ってくれ! 金なら払う! その5~
選挙権が18歳までに引き下げられたのは平成28年。えっ、もうそんなに経ちます? と3〇歳はちょっと震えている。最近寒いしね!
高校生が投票所にいるのを見ると、少しだけ未来が明るいような気がする。
さて、しかし彼ら彼女ら、どういう風に投票先を決めているんだろう。
皆さんどうなの?
高校生の甥姪に「誰に投票するか、どうやって決めるの?」と聞かれたらなんて答える?
いい大人だから、ちゃんとしたところを見せなくちゃいけないから、相手は子供だから。一生懸命、真面目な答えを返す人が多いと思う。
「公報をよく読んで」
「街頭演説を見かけたら立ち止まってよく聞いて」
「いろいろな観点から候補者をよく比較して」
「人の意見に流されず自分で考えて」
選びましょう ??
できるか、そんなもん。
あんた、そこまでやってんのか。すごいな。
いや、できる子はやったらええ。若さ由来のエネルギーで「社会をよりよくするために自分にできることを!」と考えることのできる子はぜひそうして欲しい。でもそうじゃない多くの子たち。
私が言いたいのは、真面目にやるなんてダサい、選挙に行ったってどうせ無意味と考えている子たちに、「誰に投票するか、どうやって決めるの?」と聞かれたらなんて答えるかということだ。
サイコロの出目で一番でかいとこに投票せえ。
私ならこう答える。
「誰に投票するか、どうやって決めるの?」と聞いてくる程度の真面目な甥姪だ。肩の力をもっと抜かせてやって欲しい。
そんなんアカンやろと言って来たら別の話をしよう。
例えば、一番若い候補者。
例えば、女性候補者。
例えば、今、地元の議会で一番議席の少ないところ。
例えば、得票数二番になりそうな候補者。
たまたま街頭演説を見かけて、握手しにきた人でもいい(コロナで握手はないのかな?)。
消去法でもいい。
世襲議員には入れない。
堂々と嘘をついている政党には入れない。
地元・国政の第一党のときに、公約を実現していないところには入れない。
真面目に取り組みたいなら興味のある分野だけ調べてもいい。
あなたの目指している職業はなにか?
その業界に対して、非道な仕打ちをしている政党はないか?
この国で生きていくために絶対に何とかして欲しいことを「議論する」で放置しようとしている政党はないか?
いろいろ考えてもいい。考えて結論を出してもいい。
でも考えてる途中で、あーーっわからん!! ってなったら。
いや、なると思う。
ちょっとダメ、ダメ、すごくダメ、まじでダメ、の中から「ちょっとダメ」を選ばなきゃいけないんだ。白票で出したくなる気持ちもわかる。めんどい。
ただ、白票は与党への信任票であるということだけは理解しておいて欲しい。
マークシートの試験だと思って! ここは、何か書いて欲しい!
だから、私のおすすめは、サイコロ。
サイコロを振って一番デカイ目を出したところに入れていい。
それくらいの気持ちで投票に行っていい。
行くだけでエライ。
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