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ひとんちのお子と気の合う私

子供がいる友達二人と、その子ども二人と、五人で遊んできた。私だけ子無し。

私は、子どもが大好きではあるが、今は欲しくないと思っている。理由は、我儘な私らしく、たくさんある。


一番は、下世話ですが、セックスを我慢しないといけないこと、ですね。
妊娠中に旦那とのセックスが出来ないなんて耐えられない。まだまだたくさん、激しいエッチがしたい。

それから、妊娠中にカフェラテが飲めないことやお酒が飲めないこと、運動を控えないといけないことも我慢ならないし、旅行に行けないのもイヤ。

子どもができたら、自分に投資しているお金を子どものためにセーブしなきゃいけないことも、まだ耐えられなそう。三十歳目前にして、せっかく、やっと、お洋服への興味が沸いたのに、養育費のためにオシャレを諦めなきゃいけないなんて。全国の母はえらすぎやしないですか。

子どもができたら、自分の時間も無くなるんでしょ。カフェで読書する時間、手帳を書く時間がこの世で一番好きなのに、削りたくない。


とまぁ、こんな私なので、先日、生理が遅れて「もしや」と思ったときは、気が気じゃなかった。
上に書いたことを全部、イヤ!と言わずに飲み込んで、受け止めなければならないなんて。まだ私には、自分の欲望を削って、子どもに与える余裕なんてない、って思った。
同時に、みんなどうやって、いつのまに、母になることを受け止めるんだろう、と思った。
歳をとったら、三十歳くらいになったら、自然とお母さんになる気持ちが出てくると思っていたけど、私はむしろ、年々、自分の欲求が強まっていきます。子どもは好きなんだけど、自分も大好きなんだもの。


だけど、今日のお子様二人との時間がとにかく楽しかった。

二歳のきょうちゃんは、とにかくお喋りで、私たちが喋ったことを一人でずっと真似してた。歌も歌ってたし、この歳にしてたくさん笑いをと
ってた。ちゃんと私たちが笑うのを見届けて、ドヤ顔で嬉しそうにしていた。
まだ0歳のしゅうちゃんは、まだ言葉も喋れないけど、とにかく顔が可愛かった。美形だった。彼が微笑むだけで私もニヤつくのを止められなかった。
二歳児が0歳児に何か教えてたり、0歳児より二歳児が喋れるのを見て、子どもの一年での成長は、大人の十年に筆頭すると感銘を受けた。

子どもは見ていて飽きないと思った。


何より、子どもと遊ぶのは楽しかった。

だって私、なぜか子どもの気持ちがよくわかるのだ。

子どもが何にテンションが上がり、どう夢中になり、どうやって気持ちを交換し合うか、なんか、わかるのだ。あえて子どもに合わせた喋り方とかしないでも、このまんま、仲良くなれるのだ。

私も夢中で積み木をやって、二歳の子どもに披露したりした。ママの友達二人にも「りさねって、子どもの面倒見るのうまいよね。」なんて言われた。

違う違う、一緒に遊んでるの。

そう思ったとき、この精神年齢の低い、自分の欲もまだ捨てれない私も、子育てを楽しめるのかもしれない、なんて思った。まだまだ自分の欲求に溺れてる私だけど、こんなに一緒に楽しく遊べるなら、意外と子どもをもつ段階に来ているのかもしれない。


でも、夜。
家に帰って、旦那に「おかえり」とぎゅーっと抱きしめられたら、いつも通り「んにゃー!」と甘えた声を出していた。頭をポンポンされて、「だっこ〜」とか言って、旦那のふわふわのパジャマに頬擦りしていた。

そうか、今日、異様に子どもと気が合うな、なんでこんなに子どもの気持ちがわかるんだろう、と思ったら、私が赤ちゃん体質なのか。

まだまだ、旦那に一番に甘やかされたいから、子どもを考えるのは先にします。


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