気合いでまくった4000字
おはようございます。ちょっと鼻だけが調子悪いです。拗らせて鼻風邪と呼べるものにアップグレードさせないように試みていくよ。今日は昨日とメインイベント的には変わらずの内容、つまり9時〜13時でアルバイト、その後徒歩飯をはさみ電車で1時間半ほど移動、16時から新バイトの研修があります。もちろん細々とした変更点はあります。例えば昨日は父が泊まり勤務明け、母は平常通り6時半くらいに家を出るパターンだったので、朝の家事は大方僕がこなす必要がありました。この場合、泊まり明けで疲れている上に素でデリケートな父にできる限り事務を残したくありません。その代わり、ご飯は確実に作ってくれるのでそちらは心配要りません。朝にやるべき家事が集約されてるイメージですね。大して今日は、なんでしたっけ。想像しながら書きますね。時計を見て6:37、7時過ぎまでは確実に書いてて平気なのでまあ1000字ちょっとをかなりゆったりめのペースとして目安に設定するかーみたいなことを思っていたら、本題どっかにいきました。これはあるあるです。僕あるある。どれだけ話の本筋が重厚感のある内容で、脇目に見えたものが取るに足らなさそうであっても(たとえそれがリアルタイムで目に入っているわけではなく、会話に出てきた言葉やフィーリングから「これ、あの時の」と派生して、笑いに限らない思い出し笑いのように連想され、意識を引っ張られるような形だとしても)、至ってフェアに後追いのものが僕の操縦桿を奪取し、それ以外の全てをたちまち過去にしてしまいます。そうして出来上がった過去は、一応順序立てて並べられた枯れ葉に自然の摂理を思い出させるみたいに、若くて荒々しい風に吹き飛ばされて、再び不秩序という彼らの巣に還っていきます。そんなふうに定期的に、その場の本題を吹き飛ばされてしまうような頭の作りになっているもんですから、口頭の会話だけで自分の考えを成立させようとすれば大変です。文章を書き始める前は、どれだけ多くを考えようが、ある一定の周期の中で堂々巡りを繰り返しているような感覚が常にありました。だからと言って、いわゆる「要所」を端的にまとめる、ビジネスライク(無職から見るとそう感じるだけかもしれません)なメモや企画書、あるいは話すことを脚本のようにまとめようと試みると、また別種の虚しさに苛まれることになります。それは単に見栄えを気にするために、見る側の人間を想定すべく我を薄めていくだけではなく、後追いに脳が占拠される僕の頭の構造からして、「俺は元々こういうものだ」と隅々まで洗脳する感覚に近いです。僕にとって我を忘れることは、頭の中で同時多発的に勃発し続ける紛争の中で死線をくぐり抜け、あるいは逃げ出すための道標とすべきものであると共に、生き延びる使命感を根底から揺るがしかねない強い枠組み、ファシズムのような危うさを秘めているとさえ言えそうな代物なのです。ざっくり申し上げて厄介な人生ですが、後から自分自身で見返しても新鮮に感じられそうな文章を書けるかもしれないという点を考慮すれば、(あくまで)悪くはないのかもしれません。いずれ良いと言えるといいです。それまではとにかく生きて時間を体内に蓄え、必要に応じて刺激を加えながら、書くことで言えば練習を続けていくことにしています。
バイトやら終えて帰ってきて、家事やら終えてようやく落ち着いたわけですが、もう20:50です。さすがにあと6枚強を1時間弱で書くのは無茶かもしれないな。よし、やめよう。こういうときはノルマ関係ない日に頭を切り替えちゃいます。とはいえここ二週間ほど、馬鹿正直に10枚ノルマをこなし続けてきたんですから水準が上がってきています。これもまた書くことにおいての上達具合を測る一つの指標になりそうです。明日からまた始まる日課が、馬鹿正直原稿10枚連続書き上げ記録をさらに高く打ち立ててくれるんでしょうか。にわかには信じられません。ちょっくら前回はどこスタートなのかと見て参りましたら、5月5日の『引用、ありがとう』からでした。てっきりその二日前、『自由が丘でケチる』かと思いきや、その翌日もノルマはこなせていなかったようです。基本的に鮮度の高い感情を描写しようとすると、前日の体験をもとに(具体的なエピソードを交える形で展開していくかは別として)書くことになりやすいので、自由が丘でケチった次の日にあまり筆が進まなかったのはあまりに妥当と言えるかもしれません。では自由が丘でケチった日の前日は何をしていたか思い出そうとしたのですが、『ミドルボンボン』の日ですか。なるほどわからん。でもこの日は結構怒りベースで書いていると思うので、次の日にエネルギーは残せてなさそう。加えて自由が丘当日は書く時間の方もうまいこと確保できなかったから、ここも腹を括って待ち合わせ中に打ち切ったんでしょうね。偉い。ここで切れないと、せっかくのお出かけがネタ探しの様相を多少なりとも帯びてしまいますからね。だがそれで(が)いいという層の方も、特に文章を書く方には多いことと思われますが、僕としては本意ではないです。多分。なんというか、やっぱり直接目に、網膜に焼き付けたいというのが月並みな表現を避けなければ第一に出てきます。僕の語彙や、各技術の稚拙さからきている部分もあるかもしれませんが、その場で言葉にしちゃうだけ損みたいな感覚を強めに持っています。つまり、僕が心地いいのは現地でなるべく多くの空気を吸って、なるべく考えることをせずに、ただ体の赴くままに気を散らし、そうやってiPhoneの指紋認証を登録するみたいに、手当たり次第に感覚器官に刻み込んでおきたいんです。その後の作業も、また途方もないくらい未熟なのですが。それを一つの指紋として、ぼんやりと不気味に描くのがいいのか、一つ一つ分岐に目をやって、とにかくそのまんま模写する方がいいのか、ここでの「いい」とはつまり僕の気の持ちようを中心に据えた場合のものですが、だとしても答えは出ていません。好きなものはなんですか?こだわりはなんですか?と聞かれたら対照的にも見える両者について、喋りやすいように掻い摘みながら答えていく姿がありありと想像できます。基本はぼんやりした、存在の不明瞭なものを、不気味な空気感を保とうと試みながら書くのが好きだけど、細かくというか、めんどくさく、気が滅入るような言葉を書き連ねるのも好きみたいなことを言うと思います。これだけだと夜勤明けに味噌汁でも作るんですかと言わんばかりのザク切りなので、この文自体が前半部分にウエイトのかかった書き方をしていることになりますが。別にそうと言うことはないか、どちらも均等に好きだという話ではないのだから。まあなんにせよ、今日はもう22時を回ってしまったので潔くお開きにしましょうかね。ただいまちょうど7枚ほど。上出来上出来。明日は午前にゆとりのある1日なので、新たな継続のスタートダッシュは決まってくれそうです。まあこれもまた、決まらなかったところでどうということはなさそうですが。ここ数日、書くことで何を生み出そうとしているのか、というところになめらかな変化を感じる、ような気がします。しかしそれを言葉にできるまではもう少し、たとえばまた二週間くらい愚直に書き続けた先に、書く以外の道筋の中で出会ったきっかけから刺激を受けて、くらいの距離感がありそうです。何を言っているのかわからないようで、何かを形作っているような感覚だけはあるような。それこそ先ほど挙げたiPhoneの指紋認証のイメージが、やたらと頻繁に頭の中に登場するのです。それがヒントになってることも分かる。でもまだ形にしなくてもよさそうだな。みたいな感じです。適当な言葉を探すために頭を捻ってしまうのは、僕の肌には合わないんだと思います。網膜に投影しておいて、器官を信頼して、ただ僕は体験の機会を広げていく。ひとまずいわゆるネタ探しの段階では、そういう方法をとっていくことに正しさを感じます。だいぶ気が楽だし、足取りも軽やかになってきたし、2ヶ月前ならどん詰まりだった状況がそれで信じられないくらい、現れては解決しています。なんだかすごく興味深いです。信頼、適当、感覚だけ。この辺のワードが、僕を活き活きさせるために重要な役割をになっていることは間違いなさそうです。なんだかんだで虎視眈々とノルマ達成だって狙っています。適当です。その場その場で気持ちのいい方に進むのは簡単なことじゃないですが、他の何を押し切ってでも貫き通す価値があると思います。だって、嘘だろうと一度こびりついた否定は、綱手直伝の医療忍術による毒抜きみたいに簡単には浮かび上がって、排出されてはくれませんから。ましてここは木の葉隠れの里でも忍連合軍でもないわけなので、医療班が圧倒的に不足しています。だからまずは、毒を飲み込まないことを心がける必要があります。それからワクチンみたいに、少量の(あれは毒とは言わないか)ウイルスを取り込んで、病への耐性をつけるという手もありますね。毒が嘘なら、ここでいうウイルスは建前ですかね。実のところ僕は、嘘と建前の違いについて長々書きたくて仕方ないのですが、なかなか機会が巡ってきませんし、文脈が成立するほどの蘊蓄も集まっていません。でも長々書きたいというパッションだけは猛烈に訴え続けているので、こうやってどさくさに紛れて書くしかないんです。こうやって紛れ続けているうちに、紛れのスペシャリストになるもよし、単に雪だるま式に泥を纏っていくもよし。どちらにせよ収穫はありそうですが、僕は後者が好きかな。何かと勝手に集まって欲しいというか、気づいたら役者が揃っているみたいな展開が少年漫画的に好きなので。ということでちょうど4000字です。無職が語れる数少ない定時的ボーダーは大切にしようと思います。いやあ、これに関しては勝手にではなく、気合いで達したノルマですね。それも嫌いじゃないです、少年漫画的な展開として。
2023年5月22日 明日起きたらさっぱり消えそうな眠さ(なお鼻炎)