読みたい本が多い⑥
どっちっていうと書きたい。bread&rosesに行ってきた。本は3冊買えた。それを写真に収めて、できれば3冊一緒に、写真を載せてから楽しみだなーってことを書こうと思っていたのだが、今はどれも読む気にならない。今読み始めたらあんまり読み進められなくなってしまいそうだ、そういうときは読まない。じゃあこの帰り道は書くしかない。汗もかいて、気を紛らわせないといけない。ホームと違って冷房が効いているから読書もできそうな場所にいるが、今日の本たちは家に帰ってから開いたほうが大事に読めそうだ。
鳥の会議、手づくりのアジール、すべての、白いものたちの。3冊買った。灰谷健次郎の兎の目と、十五少年漂流記は買わなかったが小学生の時夢中で読んでいたことを思い出した。幸せな気分だった。
鳥の会議は山下澄人、手づくりのアジールは青木真兵、すべての白いものたちのはハン・ガンさんが書いた。ハンガンときたらさんだ。鳥の会議は古本だったらしく、本棚で見つけたときもおお!山下澄人あるし、これは渋いんじゃないか!?と興奮したが、趣味のいいお客さんがいたようだ。ハンガンさんは別れを告げない、をこのまえ坂口さんが買っていたけどあげちゃったからまた買っていて、ほなめちゃくちゃいい本ってことだ…とセンサーに引っかかっていたので、まずは別れを告げない、が目に入って、しかし僕はすでに3000円くらいの映画館の本と、青木真兵さんの本が欲しかったので、あと最近俺、文庫本にハマってんだよなとも思い、この本を手に取り、戻すときにみた表紙がめちゃくちゃ良く、めちゃくちゃいいな…と口ずさみ、オーバーヒートで読んだめちゃくちゃいいなと思った。ってフレーズを思い出し、しばらくこうなんだろうなと思った。
話題になっているらしい本の著者の別の本を買えば、いい本に決まってるし誰かの後追いになりすぎないし、モチベーションの管理術としてこれは優れているのでは?そもそも僕そういう買い方が好きだったんじゃなかったか、と1.5倍速で過ぎ去る帰り道の、最後に思った。ロータリーであることは駅名の印字されたピンク色の看板をみればわかるが、信じられなかった。地図をみれどもみれども近づかない、長ーいまっすぐな道を歩いてきたはずなのだ。このセーユーだって、もっとむこう側にあった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?