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無題

おつかれさまです!今日は絵からスタート。といってももうこれを描いてから2時間以上経っている。今何をしているかというと、ちょうど小走りを終えたところ。横断歩道をなんとか渡り切った。11時を集合時間の目安にしたのだが、ちょっと間に合いそうにない。あんまり慌てていってもそれはそれで心配されるし、なによりこれをまったく書き進められていなかったのでながら書きをしている。今は歩きながら。小走りの最中はとてもかけたものでなかった。

いい天気だ。ダイチャリを借りてちょっとしたサイクリングを計画している。カフェとか小洒落た飯屋があるエリアとダイチャリの駐輪場があるエリアがうまいこと重ならなかったので、お店でゆっくりしている時間もじりじり貸出時間が伸びていってしまう。とはいえ2時間くらい借りていれば十分だということで、600円は交通費としてみれば安くはないが、そういう、宿についているレンタサイクルのオプションだったり激安レンタカーだと思えばまあアリかなと、なによりこれより優先すべき選択肢をそうそう思いつきそうになかったのでそうした。とりあえずダイチャリの駐輪場に向かう。なんとなく、駐輪場というより停留所とか駅とかいったほうがしっくりくるのはなんでだろうか。語感的な組み合わせによってなのか、そもそもダイチャリが乗り捨てを前提として使うものだからなのか。あとは駐輪場って俺のチャリを停めるとこやんな。

さて、いま600字を超えたところだが、少なくとも1000字はいっときたい。最低ライン。もともとは家を出る前にそこにのせておいて、歩いてむこうへ向かいながら2500〜2800字あたりまでもっていけたらもう完璧だなと見積もっていた。ベッドに寝っ転がりながら今日の段取りを決め、集合時間から逆算して今から準備してギリギリ間に合うくらいだとわかったときにすでにこれもわかっていたはずのことではある。家を出る前に書く時間なんてとれっこない。しかし僕には想像がついていた、先に準備を済ませ、凛としていつものデスクでのんびり、15分だろうがのんびりした思いで執筆に臨む僕の姿が。だから信じるに値した、時刻がどうとかより、僕がそれを想像できるかどうかが重要だった、なぜならそれは実現しなくてもガッカリしないことだったからだ。実現させたいこと、というかやりたいことはなるべく具体的に、技術的に、シニカルにというのはこの前綿野さんの逆張りの研究を読んだからか千葉さんの文章で読んだのか出てきた言葉だが、まあそんなふうに淡々と取り組んでいきたい。ぼくがやるならまあそうすべきだと思う。

着いた、駐輪場。レミちゃんがいない。こういうときはなかなか連絡が繋がらないから、しめた、とでも思って書けばいい。というか僕は遅刻してきているのだもともと。集合場所を彼女が勘違いしている可能性があるが、もう少しだけ書かせて欲しい。そうだな、2000字は欲張りすぎだけど1500、1700くらいまでは書かせてほしい。そのうちにちょうどよくなりそう。

お疲れ様です、20:53。書き終わる。今日は書き終わるに違いない。

使えるもんを総動員して文を進めていく。鼻が詰まっている。眠くはない。後続の電車が遅れている?とかで出発が遅れている。ずっとドアが全開になっていて寒い。電車のドアだから全開か閉まっているかに決まっているのだが寒さからしてこれは全開だという感じ。店の空気がこもるから、とか換気を目的としてあけてこの冷気が入ってくる分には健康的な時間を過ごしているように思えるのだろう。

閉まった。次は船橋か。これから東京を駆け抜けて、埼玉のほうへいく。レミちゃんちに今日は帰るのだ。明日は朝からまた千葉側の東京に戻ってくる。距離でいえばアルバイト先のコーヒー屋は僕の家から向かうのと大差ないが、交通費が半額以下になる。千葉から東京に向かうには高いお金がかかる。

鼻詰まりがどうにもよくならない。このまま風呂に入るまではズルズルいっていそうだからそのうち鼻をかみたい。こういうのはさっさとかんでしまうとよい。あっさり、一発目で良くなることはまれだが二度目で劇的にすっきりする。でも今めんどくさいなあ。

書き終わる、書き終わるのか。あと15分くらいは書いていられるだろうけど、そこでまず2500字くらいにのせておこう、と言葉にしておこう。ここから4000字まで今日中に書けとそれだけ言われたら、なるべく早く書き上げたいという気持ちだけがはやって、僕のからだはそんなエゴに毛頭付き合う気はないだろうしゆったりゆったり動いて、だからあちこちに体をぶつけることになる。そして調子が悪いのだと思い込む。なんちゅーアホな展開か、じりじり、じりじりやっていけ。淡々と、はまだ難しいな僕には。あるいはそもそもそういう動き方がしっくりくるように育ってきていないだけかもしれない。やっていこう。

なんとかなっている。今日も細切れだが掌編小説集を書いているつもりはない。そんな余裕はない、ということは例のあれか、小説は心に余裕のあるときしか読めない、みたいなことを僕は思おうとしているのか。どうなんだろう。もともと小説が読めない人間だと僕は僕のことを思ってきたしなあ。俺本読めないんですよ、で国語がむっちゃできるのが最高にかっこいいのだと思ってたから。言葉はぜんぶ漫画で覚えました、いやでも漫画はいっぱい読んでましたね、何回言ったかわからない。数えてみたら10回やそこらだろうけど。書き切れるな今日。2259字現在、厳密には2253字を書いていたあたりで、これ寝る前にもう一回時間をとれれば、そうだな20分もらえれば確実に書き切れるな、と安心。確信というより、それよりほっとすることの方が大事。確信ができないから僕は焦って動きを起こすことができる。ここからの動作を僕の体に求めることができて、あんまりに無理をさせなければ僕の体はちゃんと応えてくれるから、まず書き出せる。それを信じる、というか体は知っているから僕が教わる。体は初動の師匠だ、仙人だ。面倒くさいことを終わらせるために、まず面倒くさいことに取り掛かる術を知っている。その間耐え凌ぐ筋力とバランス感覚をもっている。あとは終始フラフラしている僕の心がどう動くかだ。体の方へ体の方へ、それでいいんじゃないか。

さあもう少しいっとこうか。2600字を過ぎた、ここで終わってもまあもう一発22:30過ぎ、23字過ぎあたりにレミちゃんが風呂に入っている間、髪を乾かしている間にもっともらしい顔をして控えめに指を動かし続けていれば、なんとかならないことはない。明日バイトは何時からだろう、多分8時から。16時までだったら嬉しいけどどうだろう。半々だなまさに。まったく判断がつかない。8時から16時までのシフトがいくつかあったのは覚えている、なんなら先月収支計算をしたとき5時間勤務の日をのぞいて5日間あったよな。ほんで昨日はフルタイムで働いた、残りの勤務は7日間。さすがに、いやこんなに割合だけで語れない推論もそうないが、8時から16時までの気がするな。ただ16時までだから、油断ならない。15時退勤ならどう転んでも俺まだ働けますよ!ってタイミングで終わるんだけど、16時退勤はピンキリ。仕事にがっつり慣れてきたいま極端に疲弊した状態でゴールテープを切ることは少なくなったが、どうしても、土曜日のとんでもなく忙しい時間のあとでもないのにトイレに入ってまずしんどすぎる!!と声を出して俺の存在をいま一度確かめたくなるほどしんどかった日の記憶とかが蘇ってきて、まあ不安である。さっさと書ききればいい話なのだが。だからこうして頑張って前へ進んでいるのではないか、俺が前に進んでいるという感覚は当たり前だがない。いやそれにしても、ただ手を動かして、音が鳴る設定でもないからちょっとした摩擦音が起こっては消えていくだけ。何もしていないように、ぼく以外の人間にはみえている。わけでもないのか。たとえば俺のお父さんお母さんとか、いま一緒に結婚式の余興を作ってる大学の友人とか、一緒にものを書いてくれているマキさんとか今日フォローしてみたなにさんだったかな、鳥羽さんがTwitterで文章に感銘を受けて紹介していたから覗いてみたらどうにも惹かれる口調でものを書いていて、しかもどっこいフォロワー0人なんでなんということだ、バカしかいねえじゃねえかといやでもひとりめかあ、売名かあ、まあ俺作家じゃねえしなとこんなに一方通行のロールプレイング的選択の連続としてではなく同時多発的な逡巡が砂埃を起こしてぼくはそれに浮かされてフォローした。なんの話だったっけとよりによって比喩を広げている途中で乗り換えをはさんだのでなおさらよく確認して、えーそういう人たちはもしかしすると、俺のことは見えてないけど俺は何かをいまこの瞬間もやってるんだと思ってくれているかもしれないってことを言おうとしていた。

シャッフル再生って最初のものを信じた方がいいよね、とエスカレーターを上りながらレミちゃんにいった。


いかんいかん書く。22:58は計画通りといってもいいか。なんとかなった。なんとかなったをこのまま1年分、20年分100年分積み重ねていったら僕の動きはどう変わるんだろうか。早くなるんだろうか、もっとゆっくり動いていいようになるんだろうか。体というのはそれはそれで衰えてしまうらしいのでややこしくなっていくのだろう、俺の人生これから下り坂だと勘違いするポイントがこの先いくつあるのだろう。考えるだけでめんどくさいなそんなの。とりあえず、今日の分をやる。今日書きたい分のうち今書いときたい分、1000字のせといて2500のせといて3000のせてあとはサクッと仕上げる。はいおつかれさん。

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